びわとさくらんぼ、実は意外な共通点が…!-姿形は違うのに、同じバラ科-

初夏を彩る果物として、びわとさくらんぼはほぼ同時期に店頭に並びます。
それぞれ旬は短いのですが根強いファンがいるため、仕入れない年はありません。

そんなびわとさくらんぼ、一見すると全く関係がなさそうですが、実は共通点があるのです。
その共通点とは一体何なのかについて、見ていきましょう。

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びわ

まずはびわについての紹介からいきましょう。
若者にはあまりなじみのない果物となった昨今では、生産量が年々減少の一過を辿っているようです…。

名前の由来は、楽器の琵琶に形が似ていることにちなんでいます。
漢字で表記すると枇杷となるのですが、なんとなく漢字も似ていますよね。

そんなびわはバラ科に属しており、中国が原産の果物です。
日本では江戸時代に、中国から伝わっていた品種を栽培するようになりました。

中の種が大きく見た目のわりに可食部が少ないのですが、近年は大玉の品種や、種自体をなくした品種も登場してきています。
種のないびわは「希房(きぼう)」という品種で、まだ生産数が少ないため、残念ながら売場に並ぶことはほとんどありません。

さくらんぼ

桜の木になる実をさくらんぼといい、びわと同じバラ科に属しています。
名前の由来は「桜の子」→「桜の坊」→「桜ん坊」→「さくらんぼ」というように、少しずつ変化していって現在ではさくらんぼと呼んでいるのです。

ただし、観賞用の桜(ソメイヨシノなど)からさくらんぼが採られているわけではありません
道端に植えてある桜を見ていると、春に花びらが散った後は青葉になって枯れていきますよね。
実はさくらんぼとして実をつけるのは、日本では主に「セイヨウミザクラ」という品種の桜となっているのです。

さくらんぼは古代から食されている果実でありますが、日本で栽培されるようになったのは明治時代に入ってからなので、意外と最近のことなんですよ。

そしてさくらんぼには夏のイメージが強くあるかと思いますが、近年は温室栽培も進んできたため、正月の贈答用として1月初旬に出荷されることもあるのです。
この時期に出荷されたさくらんぼは、非常に高値で取引されています。

有名な品種は「佐藤錦」

さくらんぼで最も有名かつ生産が多い品種は、佐藤錦となっています。
甘みと酸味のバランスがよく王道のさくらんぼで、まさに日本を代表するさくらんぼといえるでしょう。

しかし現在でこそ佐藤錦は人気品種となっていますが、その裏には開発に非常に長い年月と苦労がかけられているのです。

さくらんぼの栽培が行われるようになった当初は、日持ちが悪く品質的にも問題があるものばかりでした。
とある佐藤さんという方がこの問題を解決しようと、様々な品種を掛け合わせる実験を行い、その結果として佐藤錦が誕生したのです。

ちなみに、さくらんぼが他の果物に比べて割高な値段になっているのも、育成するのに手間暇がものすごくかかっているからなんですよ。

黄色のさくらんぼ?!「月山錦」

さくらんぼには佐藤錦以外にも様々な品種が存在していますが、変わり種の品種として月山錦(がっさんにしき)という黄色のさくらんぼがあります。

もともとは中国の品種ではあるのですが、日本でもごく少量ながら生産が行われています。
その希少価値もさながら、黄色く大粒でとても甘くおいしいということが相まって、高級さくらんぼとして扱われています。
そのため一般的なスーパーでは取り扱いしておらず、百貨店など一部の店でしか入手不可能となっています。


そんな超レアさくらんぼ月山錦を、画像で見てみましょう。
確かに黄色くむしろ黄金色といった方がしっくりきますね。
さすが高級品とうたわれるだけありますね。

さらに、美しい黄金の輝きを放つ月山錦と、さくらんぼの頂点を極めた佐藤錦がセットで味わえるとしたら、これ以上の贅沢はないでしょう。
そんな贅沢な組み合わせが…あるんです!
その宝石のような美しさを持つさくらんぼのセットは、是非大切な人に贈りたい一品ともいえますね。

 

アメリカンチェリー

さくらんぼには国産品以外にも、外国産であるアメリカンチェリーも存在します。

アメリカンチェリーは主にアメリカ産のさくらんぼのことをいい、日本のさくらんぼと同じ「セイヨウミザクラ」からなる実を使用しています。
国産品と比べると色が濃く、実が締まっているため傷みにくいのが特徴となっています。
甘みが強い点も、国産品とは異なっている点の1つとなっています。

日本人はやはり、国産品のさくらんぼをどちらかというと好んで食べているようです。
アメリカンチェリーも売れていますが、何せ価格が安いので買いやすいからという理由が大きいかと思われます。

主な産地・鮮度チェック方法

主な産地

びわは全体の1/3を長崎で生産されており、その他千葉や香川など、温暖な地域が主な産地となっています。

さくらんぼはびわと真逆で、寒冷地が主な産地となっており、山形が名産地として知られています。
青森や山梨、最近では北海道でも生産が行われています。

鮮度チェック方法

びわは劣化サインとして、表面の綺麗なオレンジ色がだんだん黒ずんできます。
色を見てなんかおかしいと思ったら、鮮度が劣化している可能性があります。

さくらんぼも色が黒っぽく、または鮮やかな色合いが失われてきた場合は要注意です(アメリカンチェリーの場合は元々色が濃いものが多いので、色の変化がわかりにくいです)
ここからはアメリカンチェリーにも通ずるのですが、触るとぶよぶよしているもの、果肉が割れているものも避けた方がいいでしょう。
カビが生えているものはもちろん論外です。


いや~、まさかびわもさくらんぼも同じバラ科だっただなんて、思いもしませんでしたよね!
さくらんぼ、つまり桜がバラ科だということも驚きなのですが、びわの姿形からバラはちょっと想像できませんね笑

バラ科にはその他にも桃、梅、いちご、りんごや梨も含まれており、バラと果物の関係がとても蜜になっていることがわかります。
今後バラを見かけるたびに、いちごやさくらんぼを思い出してしまいそうですね笑

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