一年中大活躍!キャベツとその仲間たち-紫キャベツに芽キャベツも-

キャベツは1年を通して、食卓に欠かすことのできない食材となっています。

普通のキャベツ以外にも、葉が紫色のものや一口サイズの小さな芽キャベツといったものも、キャベツの仲間として知られています。

これらは普通のキャベツとどう違うのか、「春キャベツ」と「冬キャベツの」違いについてなど、それぞれの特性をみていきましょう。

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冬のキャベツと春のキャベツは違う?!

キャベツはアブラナ科アブラナ属の野菜です。
ちなみに、ブロッコリーやカリフラワーなども同じアブラナ科に属しています。

古代から存在している野菜の1つで、古代ギリシャや古代ローマでは薬草として用いられており、その頃から栽培も行われていたそうです。

しかし日本へ伝来したのは江戸時代に入ってからと、他の主要な野菜に比べると遅く伝来してきた野菜なんですよ。

その後明治時代になると栽培も始まり、本格的に普及していったのは戦後になってからで、これには食文化が西洋化していったことも関係しています。

そんなキャベツですが、 収穫時期によって春キャベツ・夏キャベツ・冬キャベツの3種類にわかれています 
それぞれ特性も異なっていますが、 一般的にキャベツというと冬キャベツのことを指し、春キャベツとは区別される ことが多くなっています。

夏キャベツはあえて表記することがあまりありませんので、春キャベツと冬キャベツの2種類の特徴をつかんでいればいいでしょう。

春キャベツ

「春玉」「新キャベツ」と呼ばれることもあり、その名のとおり春(3~5月頃)に多く流通するキャベツです。

 丸っこい形で、葉の巻き(葉と葉の間の隙間)がゆるくなっている ことが特徴です。
巻きというのがよくわからないという方は、カットして断面を見てみてください。
葉と葉の間に、隙間が多く開いているはずです。

 葉は柔らかいうえに甘みが強く、また水分が多い ため、サラダで食べるとおいしいですよ。
もちろん、蒸したり焼いたりしてもOKです。

冬キャベツ

「冬玉」「寒玉」とも呼ばれる、冬(1~3月頃)に流通するキャベツです。

一般的に通常キャベツというと、この冬キャベツを指します。
そのため「冬キャベツ」と呼ぶときは、春キャベツと対比するときが多いです。

春キャベツとは様々な点が異なっており、 丸っこい形の春キャベツに対して、冬キャベツの形は楕円状 となっています。
 葉の巻きもぎっちりしており、葉のかたさもややかため となっています。

煮物や炒め物に最適です。

キャベツの仲間たち

ちょっと一味違ったキャベツを味わいたいのなら、以下のキャベツたちをご賞味あれ!

売場に並ぶことはめったにありませんから、気になったら即買いですよ~。

グリーンボール

「丸玉」と呼ばれることもある、まさにボールのような形をしたキャベツです。
店頭には主に春に並びます。

冬キャベツよりも小ぶり、春キャベツよりも丸く、 一番の特徴は葉につやがある という点でしょうか。
遠くから見てつやつや輝いているので、すぐにわかるかと思います。

グリーンボールの性質は 葉が厚く、巻きがきつい という点で冬キャベツに似ています。
 甘みがあり、厚い葉のわりにやわらかい のでサラダやスープにおすすめです。

普通のキャベツよりもこちらのほうが好き!という方もいますから、一度使ったらやみつきになっちゃうかもしれませんよ?笑

紫キャベツ

「赤キャベツ」「レッドキャベツ」とも呼ばれる、赤色(というより紫色)の小さめなキャベツです。

 葉は紫色ですが中の葉肉はきれいな白色 をしており、コントラストが美しいキャベツです。
その色合いを生かして、サラダに用いられることが多くなっています。
※加熱調理すると、紫色の色素が溶けだしてしまうので要注意です。

 巻きはしっかりとしていて、少しかためで厚みもあります 

芽キャベツ

キャベツと同じアブラナ属に属する野菜ですが、キャベツと同じ種類ではありません。
キャベツの仲間であるということには変わりありませんけどね。

原産はベルギーで、日本には明治時代に伝来した外来種です。

この芽キャベツは、成長しても大きくなることはなく、葉の付け根にある「わき芽」が丸くなったものです。
1株から50~60個ほど採取することができます。

 大きさは3~4cmほどと1口サイズ で、ミニチュア版キャベツといった感じです。

 中の巻きがきついうえに葉は硬く、さらにアクがある ため、通常下茹でをしてから使用します。
シチューやポトフなどの煮込み料理に使うとおすすめです。

また冷凍野菜としても重宝するため、生の芽キャベツが時期的にないときでも、冷凍食品コーナーを探せば売っていることもあります。

ルーツはケールにあり!ブロッコリーや葉ボタンも

ここまで紹介してきたキャベツたちは、みな 「ケール」という野菜がルーツ となっています。
このケールが品種改良されて、今のキャベツが存在しているのです。

そのケールからは、キャベツ以外にもブロッコリーやカリフラワーが生まれています。
キャベツもブロッコリーも、親元はケールということなんですね。

他に、葉ボタンもケールから生まれた仲間の1つです。
白や紫が鮮やかな葉ボタン、おいしそうですがもちろん食べられません笑

主な産地・鮮度チェック方法

キャベツ全体での主な産地は、群馬・愛知・千葉・茨城となっています。

さらに詳しくみてみると、春キャベツは千葉・神奈川・茨城、冬キャベツは愛知が主な産地となっています。
芽キャベツは静岡の特産になっており、国産の芽キャベツはほぼ静岡産です。

このことから、 北関東と東海地方がキャベツの名産地 だということがわかりますね。
西日本地域でも生産されていますが、出荷量としてはそんなに多くありません。

鮮度チェック方法

まずは外観上のチェックですが、 葉の色が黄色く変色しているもの、葉の質感がへなへなにしなびているものは鮮度が悪く なっています。
 溶けたり、虫食いがあるものもやめておきましょう 

ただしいくら見た目が綺麗でも、中を切ってみたら虫がいた…溶けていた…ということもありえますのでこれなら大丈夫とは言い切れません。
ですが毎日キャベツのカットをしている私が見る限り、虫がいる、溶けていたことは極まれです。

そのため、過剰に気にする必要はありません。
気になる方は、工場でカットされたカットキャベツを購入するといいですよ。
これならすでにざく切りや千切りになっており使いやすく、また異物が混入していることはほぼありえません。

ここまではカットされていない丸の状態のものについてのポイントをお伝えしました。

では1/2や1/4にされたカットキャベツにおけるチェックポイントにうつります。

 カットキャベツの鮮度を見るうえで重要なポイントは、切り口の色 です。
切り口の色が黒ずんでいるものは、かなり鮮度か劣化しているので使わない方が無難です。
(黒ずんでいる表面だけを削れば、綺麗にはなりますが…)

キャベツに限らず、 青果物は一度刃を入れると劣化スピードが速くなってしまう ので、鮮度にこだわる方は丸のものを買って、自分でカットされることをおすすめします。

今までキャベツに、春物と冬物があるということ自体知らなかった方もいるのではないでしょうか。
まるで春服と冬服みたいなものですね(ちょっと違う?)

また、隠れファンの多いグリーンボールに彩りに最適な紫キャベツ、西洋料理でアクセントになる芽キャベツといった、変わり種キャベツの存在も今回は紹介いたしました。

なかなか入手する機会はないかもしれませんが、見かけた際には、ぜひ手に取ってみてください。

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