大根おろしや煮物に大活躍!大根について-意外と豊富な品種-

夏は大根おろしに冬はおでんなど煮物に、一年を通して大活躍してくれる大根。
しかし大根の品種によって、適している用途は異なります。

ここでは、様々な大根の品種について紹介します。
求める用途に適した大根を選んで、よりおいしく大根を味わいましょう。

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大根のいろいろな品種

スーパーに並んでいる大根は、ほとんどが青首大根1種類となっています。
地域によっては、特産のもの(京野菜の聖護院大根や加賀野菜の源助大根など)も一緒に
並んでいることもあります。
ラディッシュがサラダコーナーに置いてあることもありますし、
意外と大根は品種が豊富な野菜なのです。

青首大根

大根といえば通常この青首大根のことを指します。
というのも、現在流通している大根の割合のほとんどを占めているからです。
そのため、あえて「青首大根」とは表記していないこともあります。

何故「青首」なのかといいますと、
クビの部分(葉っぱがついている方)が青くなっているからです。
青くなっている理由としては、
その部分が日光に晒されることによって、光合成を行うために葉緑体が発達するためです。
かつては、クビが青くない「白首大根」も流通していましたが、
今では青首大根に取って代わられてしまいました。

この青首大根ですが、クビとサキ(クビとは逆端の方)では性質が異なっています。
クビは甘みが強いのですが、サキの方は辛味があり水分もあまり出ません。
ですからクビは生サラダに、サキは大根おろしなどの薬味に適しています。

聖護院大根(丸大根)

聖護院大根は、京野菜の1つとして有名となっています。
また、丸くて大きな形をしていることから「丸大根」とも呼ばれています。
京都産以外でも、丸くて大きい大根は「丸大根」と総称することがあります。

煮崩れしにくく、甘みがあるため煮物に最適です。
一方、水分が多いため大根おろしなど薬味には適していません。

辛味大根

こちらも聖護院大根と同じく、京野菜の1つです。
また、小ぶりで辛味が強い大根を総称する名称ともなっています。
ですから、辛味大根=京都産とは限りません(これも聖護院大根と一緒です)

この辛味大根は、名前が示すように非常に辛味が強い大根です。
ですから、大根おろしとしてよく使われています。
特にそばの薬味にすると、辛味大根の良さを最大限に引き出すことができます。

辛味が強すぎるため、煮物には向いていません。
この点は聖護院大根とは真逆ですね。

ミニ大根

とても小さなミニサイズの大根です。
ネット上での取り扱いもほとんどない、超レア品となっています。

ラディッシュ(二十日大根)

種をまいてから約20日ほどで収穫できるから、二十日大根とも呼ばれているラディッシュ。
色は赤色が基本ですが白色のものもあり
白色のものはまるで見た目はミニ大根のようになっています。
どちらかというとやはり赤色の方が可愛らしく、ラディッシュ!という感じがしますね。

主にサラダもしくは酢の物として食されています。

紅芯大根(青皮紅心大根)

こちらはなんと、中国から伝来した品種となっています。
見た目は小さな青首大根のようですが、中は鮮やかな紅色となっているのが特徴です。
この色合いを生かして、飾り切りにも使われています。
バラの形に美しく切られた姿は、芸術品です!

味は辛味が少なく、ほんのりとした甘みを感じられます。
水分も少なく、また歯ごたえに特徴があります。
そのため、煮物や薬味としてよりも、サラダや浅漬け・甘酢漬けとして食べられています。

黒大根

この黒大根は、ヨーロッパでなじみ深い食材となっています。
フランス料理などに使用されているので、知っている人もいるかもしれませんね。
日本ではまだまだ認知されていない、珍しい品種となります。

外側は真っ黒ですが、中は一般的な大根と同じ白色をしています。
水分が少なめで辛味があるので、おろして薬味として使ってもよいでしょう。
不思議なことに加熱すると、辛味は弱まるのです。
辛味が苦手な方は、加熱調理してお召し上がりになってください。

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以下に、上記の品種をまとめてみました。
聖護院大根・辛味大根はぱっと見同じように見えますね笑
ラディッシュ・紅芯大根・黒大根は色のインパクトがすごい!!
大根=白という概念を覆す、ファニーフェイスです。

この中で、スーパーに並んでいるのはせいぜいラディッシュくらいで、
あとの大根は地域にもよりますが、ほぼ見かけることはありません。
ちょっといつもと違うアクセントをつけたいときは、以下の個性的な大根も使ってみてはいかがでしょうか。

 

主な産地・鮮度チェック方法

主な産地

大根は全国各地、様々な場所で生産されています。
ですから、特定の地域のみで生産が盛ん、というわけではありません。
大根の生産量の1位~5位までを挙げると、
多い順から北海道・千葉・青森・鹿児島・宮崎となっています。
※ここでの大根は青首大根を指しています。

鮮度チェック方法

見た目で腐っている、溶けているということはよほどのことがない限りありません。
ですから、なかなかパッと見で判断するのは難しいです。

ではどう鮮度をチェックするのかというと、手に持った時の触感です。
言葉で表すのはなかなか難しいのですが、新鮮なものはピンと張っている感覚がします。
鮮度が落ちたものは、ふにゃっとした感じになります。
慣れると、1本触っただけですぐに判別することができますよ。
よくわからないという方は売場の大根を数本、触って比べてみて下さい。
全部同じにしか感じないということでしたら、恐らくその店の品は鮮度がいいです、たぶん。

以上は丸売り(1本売り)の場合の話になり、カットされたものはまた違ってきます。
カットされたものは、断面図を見て判断します。
カット直後はみずみずしかった断面も、時間が経つとパリパリに割れてくるのです。
ですが個人的にはそのパリパリ具合がわかりずらく、
未だにカット大根は鮮度の判別が難しいです。
なのでできればカットされたものより丸1本を買って、ご家庭でカットする方がいいかなと思います。


日ごろ、家庭料理に登場することも多い大根。
しかしこれほどに様々な品種が存在するとは知らなかったのではないでしょうか。
この機会に、今まで使ったことのない品種を使ってみては?

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