混乱する!いんげん豆とえんどう豆-きぬさや・砂糖・スナップ-

春野菜と言えば山菜たちが目立っていますが、その傍らで豆類も見逃せません。

きぬさやえんどうやグリーンピースは彩りをよくするためによく用いられていますが、その他にも砂糖えんどうやスナップえんどう、さやいんげんといった品種もあります。

これだけたくさんあると、一体どれがどれだか混乱してしまいますよね。

今回はそれらの品種が含まれているいんげん豆とえんどう豆、この2種類の豆類について詳しくみていきます。

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実だけを食べるのか、さやも食べれるのか

今回紹介していく豆類は、いんげん豆とえんどう豆の2種になります。

そしてこの2種類はさらに「さやいんげん」「さやえんどう」というカテゴリーが存在し、さやえんどうの中には「きぬさやえんどう」「砂糖えんどう」「スナップえんどう」が含まれています。

以下の図を見てもらえれば、わかりやすいかもしれませんね。

今回はこれらの豆類について、1種類ずつ詳しくみていきます。

いんげん豆

いんげん豆はマメ科の一年草です。

 金時豆などもこの仲間 で、主に煮豆や甘納豆に使用されています。

原産地はメキシコなど南米地域とされ、日本へ伝来したのは江戸時代に入ってからになります。

現在では成熟する前に若取りしたものをさやごと食べるのが一般的で、これはいわゆるさやいんげんのことを指します。

さやいんげん

 さやいんげんは、いんげん豆の若いさやのこと です。

 ほのかな甘みがあり、食感良好 です。
筋がありますが取らずとも調理に支障はありませんが、気になる方は取りましょう。

主にバター炒めなどの炒め物、胡麻和えなどの和え物に用いられています。

また、普通のさやいんげんとは別に、さやが平らなモロッコいんげんという品種のものもあります。

えんどう豆

えんどう豆は、マメ科の一・二年草です。

原産地は地中海地方だといわれ、日本へは10世紀ごろには伝来していたようです。

いんげん豆同様に中の実だけを食べるものと、さやごと食べるものとがあります。

 中の実だけを食べるのは実えんどう(グリーンピース) となり、さやから実を抜いた状態で流通しています。
 さやごと食べるのはきぬさやえんどう・砂糖えんどう・スナップえんどうの3種類 となります。

ここではまず実えんどう(グリーンピース)について解説していきます。

実えんどう(グリーンピース)

 実えんどうとはわかりやすくいえばグリーンピースのこと で、その名のとおり、えんどう豆の実の部分を指しています。

さやは硬いため、この実の部分だけを食べます。

主にかつ丼やシュウマイなどの彩りとして使われることが多いのですが、豆ごはんなどメインの食材としても使われます。

この実えんどうですが、ほとんどが缶詰や冷凍など加工品となっており、生の実部分は旬である春先~初夏の時期にしか流通していません。

新鮮な生のグリーンピースは缶詰や冷凍品とは違った風味が感じられるため、見かけたら是非一度食べてみて下さい。

さやえんどう

上述していますが、 さやごと食べられるえんどう豆の品種を称してさやえんどう と呼びます。

ですから、さやえんどうの中にきぬさやえんどう・砂糖えんどう・スナップえんどうといった品種が存在しているということになります。

それでは3品種について詳しくみていきましょう。

きぬさやえんどう

さやえんどうの1種であり、代表的な存在でもあるきぬさやえんどう。

えんどう豆が大きくなる前に収穫した未熟なさやなので、 中の実も小さく、さやもペラペラの薄さ です。
さやが薄くとも 食感はよく、またほのかな甘みがあります 

色合いが鮮やかなので、ちらし寿司などの彩りのアクセントや卵とじなどの煮物に用いられます。

砂糖えんどう

こちらもさやえんどうの1種で、きぬさやの品種改良で生まれた品種です。

きぬさやに比べて さやが厚めでふくらみがあり、豆も少し大きく なっています。

 特徴はその甘さ で、なんと糖度10度以上になることもあるのだとか。
まさに”砂糖”のようなえんどうですね。

スナップえんどう

さやえんどうの1種でありますが、なんとアメリカから輸入された品種となります。

砂糖えんどうがきぬさやえんどうの品種改良で生まれたのに対して、こちらは実えんどうを品種改良したものとなっています。
実えんどうではさやは食べられませんでしたが、品種改良によってさやも食べられるようになりました。

 さやは分厚いですが柔らかく、中の豆はかなり大きめ です。
その味は 甘みが強くまた、ポリポリとした食感 があります。

この特徴的な食感が「スナック菓子を食べているようだ」として、スナックえんどうという呼び名もありますが、正式名称は”スナップ”えんどうです。

付け合わせやサラダ、炒め物にどうぞ。

主な産地

 いんげん豆では北海道や福島といった寒冷地で、えんどう豆では和歌山や鹿児島といった温暖地 で多く生産されています。

特に鹿児島は、いんげん豆・えんどう豆どちらの生産量ともにトップクラスで、豆類全般の生産が盛んな地域だといえるでしょう。

鮮度チェック方法

これら豆類の鮮度チェックは、かなり簡単です。
なぜなら、傷んだものはさまざまな変化が出るので、わかりやすいからです。

まず グリーンピースの場合、鮮度が落ちてくると実から芽が出てきます 
しかしじゃがいもとは違って芽に毒はないので、芽を取れば食べられます。

綺麗な円形ではなく 押しつぶされたような形になっているものや、黄色っぽく変色しているものも劣化しています 

その他の えんどう豆やいんげん豆は、傷んでくると一部分から白カビが生えたり、茶色く変色 してきます。

これらの傷みはパック物の場合、重なり合って見えない部分にも表れていることがありますから、ぱっと見がきれいでも中を開けるまでわかりませんので要注意です。

その他の劣化サインとして、 色が鮮やかな緑色ではなく、くすんだ色に変色すること があげられます。
これは新鮮なものと見比べるとすぐにわかります。

ここまで、いんげん豆とえんどう豆の品種について紹介してきました。

たくさん種類がありましたが、一番なじみ深いのはグリーンピース(実えんどう)なのではないでしょうか。
きぬさやえんどうも、ちらし寿司などで食べたことがあるかと思います。

これらはそれぞれボリューム感も異なっているので、料理に合わせて使い分けをするといいですよ。

例えば、彩りにはきぬさやえんどうやグリーンピース、つけあわせにはさやいんげんやスナップえんどう…といった具合です。

上手く使いわけができるようになれば、立派な豆類マスター(?)です!

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