メロンには、青・赤・白の3色が存在する?!-品種によって違う-

皆さんは、メロンの果肉の色が3色もあることをご存知でしょうか?
「メロンは緑色じゃないの?」と思われた方もいるかもしれませんね。

実は果肉が緑色のメロンは青肉メロンと呼ばれており、その他赤肉メロン・白肉メロンも存在しているのです。

各色の代表的なメロンを知って、3色食べ比べしてみませんか?

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メロンは本来は野菜

夏の高級果実といったイメージが強いメロンですが、本来はウリ科キュウリ属のれっきとした野菜なのです。
しかし、今では果物として取り扱われています。
メロンが野菜と言われても、ピンときませんよね笑

メロンの歴史は古く、紀元前より栽培が行われるようになりました。
当時のメロンは今のように甘みのあるものではなく、せいぜいキュウリよりは甘い程度でしかありませんでした。
今のような甘いメロンは、様々な品種改良を経て作られるようになったのです。

メロンの品種は、果肉の色と網目の有無で分けられる

そして現代では、多くの種類のメロンが存在しています。
品種ごとに特徴も違い、まず表面に網目(ネット)があるかどうかで大別されています。

それから果肉の色も、青肉・赤肉・白肉と3種類に分かれており、網目の有無や果肉の色で品種をある程度絞り込むことができます。

以下に、代表的と思われる品種を選んで表にしてみました。

メロンの品種いろいろ

上記の表に書かれている7つの品種について、詳しく見ていきましょう。

ハネジューメロン

ハネジューメロンは、果肉の色が青・赤・白と3種類存在している珍しいメロンです。
しかし、外側から中の果肉の色はわかりません
経験上、青肉のものがほとんどで、まれに赤肉も入る…といったところでしょうか。
残念ながら白肉のものは、うちの店では見たことがありません。

果皮は白っぽい黄色のものや、場合によっては緑色のものもあります。
網目がないので、すべすべとした手触りとなっています。

そんなハネジューメロンですが、「ハネデュー」「ハニーデュー」などと呼ばれることもあります。
もともとハネジューは外国産メロンであり、名称も「Honey dew(はちみつのしずく)」となっています。
これは”はちみつのように甘く、果汁がしたたる”という意味を込めて、付けられた名称なのです。
Honey dewをカナ読みすると…確かにハネジュー・ハネデュー・ハニーデュー、いずれとも読めますね。

その名の通り、甘くジューシーなメロンとなっています。
ただし、他のメロンに比べると果肉が硬めとなっているのでご留意ください。

ホームランメロン

こちらのホームランメロンは、果皮も果肉も白い珍しいメロンです。
なぜホームランという名前なのかといいますと、開発当時に野球が人気であったことに由来するのだとか…。

ちなみに親がハネジューメロン(青肉×白肉)であるため、ハネジューメロンの特徴(網目がなく、甘い)を受け継いでいます。
その甘さは、完熟するとさらに増し、とろけるような食感になります。

プリンスメロン

”プリンス”だなんて、なんだか高級そうなメロンだと思いますよね。
ところが高級どころか、安価なことからむしろ庶民派メロンの代表品種となっています。

このプリンスメロンが登場するまで、メロンといえばアールスメロン(≠マスクメロン)で、庶民には手の届かない超高級品でした。
リンスメロンの登場によって、メロンの存在は庶民にとっても身近なものになったのです。

しかし近年では「安価でありながらおいしい」という特権を、後発のアンデスメロンやクインシーメロンに取って代わられてしまいました。
そのため、売場でのシェアは昔ほど大きくありませんが、それでも根強い人気を保っているメロンです。
特に年配の方から「やっぱりプリンスメロンが一番」という意見が聞かれます。

プリンスメロンの特徴は、他のメロンより小ぶりの手のひらサイズとなっているところでしょうか。
あっ、小さくても甘さはしっかりありますよ!

果皮は白っぽい緑色で、網目はありません
果肉は皮に近い部分が緑、種の付近はオレンジとなんと2色になっています。
なので青肉メロンなのか赤肉メロンなのか、微妙なところですが分類上は青肉メロンなのです。

クインシーメロン

ここからは網目のあるメロンたちを紹介していきます。

クインシーという言葉は「クイーン(女王)」と「ヘルシー(健康的)」を掛け合わせた造語となっています。
何故クイーンとヘルシーが出てくるのか、気になりますよね。

クイーンは赤肉であることから(赤=女性というイメージ)、ヘルシーはカロテンが豊富に含まれていることが(健康によい)、名前の由来となっています。

果皮は暗めの緑色に網目が入っており、果肉は赤色で甘くジューシーな味わいが楽しめます。

そして、お手頃な価格であることから赤肉メロンの代表的品種となっています。
個人的には、アンデスメロンと対になっているような感じがします。

アンデスメロン

名前の由来は「安心ですメロン」を略したところから。
何が安心なのかといいますと、”売って安心””買って安心””作って安心”ということを指すのだそうです。
尚、全く持ってアンデス山脈は関係ありません笑

上記プリンスメロンの項でも述べましたが、アンデスメロンは現在、クインシーメロンとともに大衆メロンの代表的な品種となっています。
何故、アンデスメロンはプリンスメロンを押しのけて(?)、庶民の心をつかんだのか…。

というのも、アンデスメロンは見た目も味もあの高級メロン・アールスメロン(≠マスクメロン)にそっくり似ているからなのです!
まるで高級メロンのような見た目と味を持ちながらも、価格はお手頃ということで、急速に人気が広まったというわけです。

そんなアンデスメロンの果皮はクインシー同様、暗めの緑色に網目が入っています。
この網目なのですが、よくよく見るとやはりアールスメロンほど繊細ではありません。
ぱっと見はそんなに感じないのですがね~。

果肉は青肉で、味ももちろん美味しいですよ!
味音痴な私は、アールスとアンデスの味の違いがほぼわかりません…笑

夕張メロン

赤肉メロンの最高峰・夕張メロン
品種名は「夕張キングメロン」ですが、一般的には夕張メロンと呼ばれています。

夕張市の特産品としても有名であり、その品質は折り紙付きとなっています。
厳しい検査をクリアした個体のみが、夕張メロンの名を冠することができるのです。

果皮は暗い緑色に網目が入っていますが、熟すと黄色味を帯びた色に変化します。
残念ながらあまり日持ちはしません
そのためか、当初は北海道内のみでの流通しか行われていなかったのですよ。

庶民派メロンの代表ががクインシーとアンデスなら、高級メロンの代表は夕張とアールスだと私は思います。

アールスメロン(マスクメロン)

ついに来ました、最高級メロンであるアールスメロン!(シャレではないですよ)

このアールスメロンは、マスクメロンと称されることが多々あります。
しかし、厳密に言えばアールスメロン=マスクメロンではないのです!

では、マスクメロンとはいったい何なのか?ということになりますよね。
マスクメロンとは「じゃ香(musk)」のような香りがするメロンという意味合いがあり、特定の品種を指す言葉ではないのです。

そのため、アールスメロン以外にもマスクメロンと称されるメロンがあります。
しかし一般的にマスクメロンと呼ばれるメロンの中で、最も有名なのがこのアールスメロンなので、アールスメロン=マスクメロンと捉えられることが多いのです。

そんなアールスメロンの特徴は、なんといっても温室栽培で1つの株から1玉しか作られていないということです。
もし1株に複数の玉がなってしまった場合は、1玉だけ残して他は切り取ってしまいます。
そうすることによって、養分が残された1玉に集中して、とても美味しいメロンに仕上がるというわけなのです。

このようにとても手間暇をかけて育てられているがゆえに、高級メロンとなっているのです。

もちろん見た目の美しさも味も最高レベルです。
特に果皮の網目は、他の大衆メロンでは見られない程細かく、まさに手塩にかけて育てた証にもなっています。

静岡のクラウンメロンが有名なブランド品となっています。

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以上のようにメロンには様々な品種がありますが、中でもホームランメロン・アールスメロン・夕張メロンはスーパーでは入手困難です。

主な産地・鮮度チェック方法

主な産地

メロン全体でみると、茨城・北海道・熊本が主な産地となっており、特別地域差は感じられません。

品種ごとに見ても、

ホームランメロン・プリンスメロン:熊本
アンデスメロン・クインシーメロン:茨城
夕張メロン:北海道
アールスメロン:静岡

以上のように、アールスメロンの静岡以外はやはり茨城・北海道・熊本の3TOPとなりました。

ちなみにハネジューメロンは輸入メロンであり、メキシコとアメリカが主な産地となっています。

鮮度チェック方法

メロンの鮮度チェックは、見た目(カビなど傷みがないか)と柔らかさをチェックします。

ちなみにカビが生えているということは、よほど長期間放置しない限りありえません笑

肝心なのは柔らかさなのですが、正直メロンもバナナなどと同じで、熟している柔らかいものの方がいい!という方も多いので、
柔らかいからといって鮮度が悪い、ということでもないのです。
ただ柔らかい果肉だと、カットした際に形が崩れやすいので、飾り切りなど見た目を重視する場合にはおすすめしません

柔らかくなったメロンは、「今日が食べごろ」などといったシールを貼ってアピールすることが多くなっています。


ここまで様々なメロンを紹介してきましたが、簡単にまとめると…

お手頃価格の大衆的メロン…クインシー(赤肉)・アンデス(青肉)・プリンス(青肉)
高級メロン…夕張(赤肉)・アールス(青肉)
あまり見かけない?珍しいメロン…ホームラン(白肉)
輸入メロン…ハネジュー(青肉・赤肉・白肉)

となります。

普段はクインシーやアンデスを、たまに奮発して夕張やアールスを食べてみる…なんていうのもいいかもしれませんね。
価格最重視なら、ハネジューを選べばOKです。

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