なしと洋なし…どう違うの?-見た目や味が大きく異なる-

梨には「和なし」と「洋なし」の2種類あります。
和なしは幸水や豊水、洋なしはラ フランスが代表的な品種となっています。

これらは見た目や用途が違っているのですが、果たしてどう違うのでしょうか。

それぞれの代表的品種の紹介とともにみていきましょう。

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和なしについて

まず、和なしは一般的な梨のことであり、「赤梨系」「青梨系」という2つの系統に分けられます。

赤梨系とは、皮が黄褐色である品種を指します。
主に幸水、豊水、新高、新興、南水などがこちらに該当します。
青梨系は、二十世紀、新世紀など。
“青梨”というだけあって、表皮の色が緑色となっています。
スーパーでの品揃えとしては、ほとんどが赤梨系の品種で占められています。

個々の品種についてみていきましょう。
上記で挙げた品種からさらにいくつかに絞って紹介します。

幸水

生産量No.1を誇り、梨と言えば幸水という人もいるほどです。
糖度が高く、果肉が柔らかいのでとても食べやすいですよ。
果汁もたっぷり、持てあますところなく味わうことができる梨となっています。

豊水

生産量No.2というだけあって、幸水と甲乙つけがたいほどの人気と知名度があります。
甘さの中に酸味もあり、バランスがいいのが特徴です。
保存性がいいのも嬉しいポイント。

二十世紀

鳥取名産として有名で、生産量は幸水と豊水に次ぐNo.3となっています。
すっきりとした味わいで、果汁は多め。
最大の特徴ともいえる緑っぽい表面は、一見すると梨というより青りんごのよう。

新高

「にいたか」と呼ぶこの梨は、新潟の品種と高知の品種から生まれたことから「新高」と名づけられました。
特徴は他の品種より格段に大きく、その大きさはソフトボールと大差がないほど。
果肉は柔らかく、上品な甘さで食べやすい梨と言えるでしょう。

新興

こちらは「しんこう」と呼びます。
シャキシャキの食感で、とても果汁が多い梨となっています。
貯蔵性が高いのも特徴の一つです。

これらの梨の産地は、二十世紀以外はほとんどが千葉や茨城などの東日本となります。

洋なしについて

では次に洋なしについてです。
スーパーでの洋なしの扱いは、和なしに比べるとあまり選択肢がありません。
地域にもよりますが、最旬期でも1~2種類あるかどうかというところだと思います。

主な品種は、以下のものが挙げられます。

ラ・フランス

誰でも一度はこの名を聞いたことがあるのではないでしょうか。
日本での洋梨生産量No.1となっています。

とろけるような口当たりが特徴です。
難点は追熟したかどうか、見分けがつきにくいところでしょうか…。

バートレット

あまりなじみのない名前ですが、洋梨の中では生産量No.2を誇ります。
甘みと酸味のバランスがよく、甘い洋梨の中ではメリハリがきいた味となっています。
熟すと表皮が黄色に変色するので、わかりやすいです。

ル レクチェ

ラ フランスとともに、なじみがある洋梨ではないでしょうか。
意外にも生産量はNo.3となっています。

甘く香りも強い洋梨で、傷む直前が最も美味しくなります。
こちらも、熟すと黄色に変色します。

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和なしと洋なしの違い

洋なしと和なしの大きな違いとして、洋なしは追熟させる必要があります。
売場で売られているものは、基本的に追熟されていないので、購入後自分で追熟させましょう。
※売場で長期にわたって置かれていた場合は、追熟状態になっています。色や触り心地で判断してください。


最後に、画像でそれぞれの違いを確認してみましょう。
上から順に、和なし(赤梨系)・和なし(青梨系)・洋なしとなります。

赤梨といっても、実際は赤というよりも茶といった感じの色ですよね。
青梨も、青というより緑ですね笑
そんな青梨に色が似ている洋なしですが、形が楕円形になっており、和なしとの違いは一目瞭然です。

 

和なし・洋なしおすすめの食べ方

和なしの特徴と言えば、シャキシャキの食感といっても過言ではありません。
ですから、その食感を楽しめる生食で味わうのがおすすめです。
対して、洋なしはとろっとした濃厚な味わいとなっているので、コンポートやジャムに用いるとよりおいしく感じることができますよ。

ちなみに海外では日本とは逆に、梨といえば洋なしという認識となっています。
そのため外国人にとって、和なしのシャキシャキ食感が苦手だという方が多いのです。

主な産地

和なしの場合は、主に千葉・茨城・福島といった関東周辺で生産が盛んとなっています。
西日本地域では、二十世紀梨で有名な鳥取が主な産地として有名です。

洋なしは山形が断トツのシェアとなっており、その次に青森や長野など主に東北地方が主な産地となっています。

和なし洋なしどちらにしても、寒冷地での生産がメインとなっています。

鮮度チェック方法

最後に、鮮度チェック方法についてです。
和なしも洋なしも、基本的に見た目・触り心地で判断します。

見た目は爪などによる傷がついていないかどうか、触り心地は硬くハリがあるかどうかをチェックしてください。
傷んできたものは、そのうちやわらかくなり、放っておくとドロドロに溶けて汁が出てきます。
売場にある品物がここまでなることはめったにありませんが汗

洋なしの場合は、色が緑→黄に変色しているかどうかも重要なチェックポイントになります。
黄色に変色していれば、追熟されていて食べごろです。
また、甘い香りも漂うようになってきます。
ですから、洋なしに限っては色・匂いでまず判断するとよいでしょう。
ラ・フランスは変色しにくく、わかりにくいので要注意です。


こうしてみてみると、なしと洋なしでは結構違いがありますよね。
日本人好みのさっぱりとした甘さのなしと、西洋由来の濃厚な甘さの洋なし、どちらもそれぞれの良さがあります。
ちなみに、私は大の甘党なので洋なしの方が好きです笑

もし洋なしを食べたことがないという方は、是非一度食べてみて下さい!
甘くとろける口当たりに、やみつきになること間違いなしですよ。

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