
「レジってずっと立ちっぱなしで疲れそう」「お金を扱うから大変そう」
…皆さんはレジのバイトに対して、そう思っていませんか?
また、「レジだけは絶対にしたくない!」との意見も目にします。
実際のところ、レジで大変な点はどんなところなのでしょうか。
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目次
体力的な負担は、意外と重くない
やはり 立ちっぱなしなので、足に負担 はかかります。
特に立ち仕事の経験がない人にとっては、今までに感じたことのない倦怠感を感じると思います。
しかし 慣れれば、痛みを感じる頻度も減少 していきます。
立ちっぱなしといっても1日中ずっと、ということはなくだいたい4時間ないし5時間ほどです。
その間にも、レジと売場を行き来したりなど、動き回ることもあります。
ですから、工場での作業のような「定位置で突っ立っているだけ」ということはありません。
ちょっと暇になったら品出しを任せられたりなど、他の仕事をさせられることもありますし、 案外、体力的な負担は感じない のです。
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体力的な負担よりも、精神的負担が大きい
体力よりもむしろ、精神的な強さを求められる のがレジ部門です。精神的な負担が他の部門に比べて高くなる理由として、いくつかの要因が挙げられます。
精神的負担となる要因その1:お客様への応対
レジは、お客様が最後に通過するいわば「お店の顔」なのです。
いくら他の店員の感じが良くても、最後に通ったレジの店員の印象が悪ければ、その店への評価は悪くなってしまいます。
ですから、 まず第一に愛想の良さが求められます 。
常に笑顔をふりまくのは、想像以上に疲れます。
自分では笑っているつもりでも、お客様から見たら引きつった顔に見えているかもしれません。
さらにお客様は、「わからないことは、とりあえずレジの店員に聞けばいいや」と思っている節があるため、様々な質問をレジの店員にぶつけてきます。
「あの商品の場所はどこ」だとか、「この商品は美味しいのか」などなど例を挙げればきりがありません。
特に やっかいなのは、クレームを言ってきたお客様への対応 です。
主に「買った商品が傷んでた」「割引されていなかった」といった内容が多く、「商品の扱い方が乱暴」「愛想が悪い」といった内容であることもあります。
もちろんこちらに過失がある内容については、誠心誠意謝るのですが、それでも気が収まらないお客様がいます。
酷い場合だと「お前人の話聞いてるのか?舐めた態度してんじゃねぇぞ!」と、かなり高圧的な態度になられるのです。
そして同じような文句を、気が済むまでずっと一方的に言い続けます。
こうなると、こちらはもうひたすら頭を下げ続けるしかありません。
学生バイトの女の子だと泣いてしまう子もいて、その後接客がトラウマとなってしまうケースもあります。
このように 理不尽な物言いをされても、耐え続けられる鉄のハートがなければレジは務まりません 。
精神的負担となる要因その2:忙しい時と暇な時の差が激しい
忙しい時と暇な時の差が激しいというのは、小売・サービス業ならどこでも起こりうる状況だと思われます。
特にスーパーの場合はタイムセールがあるため、セールの時間にどっとお客様が来て忙しくなり、終わったら一気に暇になるのです。
忙しさが続くのも疲れますし、暇すぎるのも疲れます 。そんな時は、「お客さんが分散して、どの時間も一定数になればいいのにな」なんて思ってましたね、私は笑
精神的負担となる要因その3:覚える操作が多い
収納代行やクレジット決済など、客側とすれば便利な機能がたくさんありますが、その機能を一つ一つ覚えなければなりません。
機械に弱い中高年の方は特に苦戦しており、 いくら教えてもらっても覚えられない自分に嫌気がさして、ストレスが溜まっていってしまう のです。
しかも一度覚えたら終わり。というわけにはいかず、 新しい機能が付加される都度、また覚える必要 があります。
例えば普通のレジから自動釣銭機付きのレジに切り替わるならば、釣銭機という新しい機械の操作を覚えなければなりませんし、手動でお釣りを出すよりも手間暇が増えます。
レジに限った話ではありませんが、 新しい物事は覚えてしまうまでが大変 なのです。
レジの仕事は簡単そうにみえますが、いざやってみると、その負担の大きさに驚くことと思います。
バイト生の中には、メンタル面が傷つき辞めてしまう人もいます。
私も、何度か罵声を浴びせられたことがあり、その都度「なんで?私は悪くないのに…やっぱりレジって最悪!辞めたい」と思っていました。
(実際は生活がかかっていたため、簡単に辞めることが出来なかったのですが)
しかし悪い事ばかりではなく、どちらかというと個人プレー的な作業になるので、多数との共同作業が苦手な方にはレジ部門、おすすめですよ。
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