プレミアムフライデー、スーパー側の本音と現状-大した変化なし-

2017年2月度から開始された、プレミアムフライデー。
スーパーの従業員は当然早く帰れるはずもなく…期待するのは売上と客数の増加です。

果たして、売上と客数はUPしたのか?
また、プレミアムフライデーに対して実際のところどう思っているのか、本音をさらけ出しちゃいます。

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導入が決定してから、会社が取った対応は…

プレミアムフライデーを実施することが決定してから、会社側もいろいろ対応に追われました。

まず、広告の品の選定・方向性を変えることになったのです。
今までは均一セールの日として、お買い得品をひたすら前面に出していたのですが、それが一転して”ちょっと贅沢”感が出せるような品物に変わりました。
プレミアムフライデーの狙いは”ちょっと豊かな週末を過ごしてもらう”ことですから、売り出す商品も、それ相応のものにする必要があったのです。

例えば、あるとちょっと豪華に見えるカットフルーツや、自宅で居酒屋気分を味わる焼き鳥などの惣菜です。
その他にも、刺身の盛り合わせやステーキ肉などの「食卓に出すと喜ばれるごちそう」をメインにした商品選定になりました。

それから、販促用のポップの準備も行いました。
そこで、プレミアムフライデーのロゴ(黄色いニコちゃんマークみたいなやつ)を入れることにしたのですが、勝手に使用してはいけないことが判明したのです。
なんと公式ホームページからロゴの使用申請を行い、許可が下りなければ使用できないのです。
まるでくまモンみたいですね…。

うちの会社では営業企画の方が販促用として申請して、無事に許可が下りました。
こんな小さな会社が申請しても大丈夫なのか?と思いましたが、どうやら会社の規模等は関係ないようです。

実際のところ、売上と客数に変化はほとんどなし

上記のような準備を整え、いざプレミアムフライデーを迎えたわけですが…。
正直、売上も客数に大した変化は今のところ見られていません

プレミアムフライデーの日の夕市商品は、お客様の増加を見据えて平常時よりも多めに用意していますが、結局通常通りの客数で、多くが売れ残ってしまっているのです。

働いている側からすれば、手間暇をかけているのにも関わらず売上と言う見返りがないので、正直面倒くさいだけです。
ま、それは別にプレミアムフライデーだから、というわけでもないですけどね笑

変化がないのは、早く帰る人自体が少ないから

売上しいては客数が挙がらない理由は、そもそもプレミアムフライデーを実施している企業が少ないからです。
お客様となる一般企業の方々が政策通りに早く帰ってくれないことには、サービス業の売上が上がるはずもありません。

ちなみに、飲食業界ではプレミアムフライデーが導入されて以降、ディナータイムや開店時間を早めているようです。
ところが、やはりお客様の来店がほとんどない状況であるところが多いのだそう。

午後3時、東京都新宿区。普段より2時間早くディナー営業を始めた居酒屋に、客の姿はなかった。

店員らが待機するなか、午後4時半ごろになってIT企業のグループ5人が来店。プレミアムフライデーに早帰りできる会社の制度を利用したという。ビールを注文した男性(56)は「他社で導入しているところはあまり聞かない。有給をとりやすくする方がいいのでは」。店長の男性(32)は「初回の2月からやっているが、来るのは近隣の住民ぐらい。アルバイトも確保しなければならないし、正直、早く開けるメリットはない」と嘆く。「この状態が続くようなら考えなきゃいけない」

東京都中央区の居酒屋も午後3時からディナーを開始したが、1時間近くたっても客はゼロ。これまでの3回も同様だといい、30代の男性店長は「来月はやめちゃおうか、と考えている」と話した。
引用元:http://www.asahi.com/articles/ASK5V5GTYK5VUTIL02R.html

飲食と小売では若干の違いはありますが共通していることは、お客様が来なければ人件費をかけても商品を仕入れても、無駄になるということです。
お客様に来てもらうためには、プレミアムフライデーを実施する企業が増えることを祈るばかりですが…そもそも月末は翌月にむけて忙しい企業が多いので、なかなか難しいようですね。

このままでは飲食や小売などサービス業の従業員ばかりが、過酷な負担を強いられることになってしまいます。
ですから私たちの本音は、”プレミアムフライデーなんていらない”です。


政府が打ち出す政策は、基本的にサービス業の人間を無視したようなものばかりで、嫌気がさしてしまいます。
ゴールデンウィーク・シルバーウィークや、今後実施予定のキッズウィークといった大型連休も、私たちにとっては無縁の話なのです。

サービスを受ける側はいいのでしょうけど、提供する側は全く報われることはないのだなぁと思ってしまいます。
最近では、サービス業も定休日を取り入れ始めてきていますので、近い将来は定休日が当たり前の時代に戻るかもしれません。

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