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ほうれん草と小松菜、違いや見分け方は?-アクの有無と葉の形-

ほうれん草と小松菜はいろいろな用途に使えて価格もお手頃なため、主婦の強い味方となっています。

そんなほうれん草と小松菜、包装を外すとどっちがどっちかわからない!という方も多いのではないでしょうか。

この2つの見分け方として一体どこを見ればいいのか、また、この2つの特性はどう違うのかについてみていきましょう。

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ほうれん草

ほうれん草はヒユ科ホウレンソウ属の野菜です。

原産地は諸説あり、西アジアやペルシャ地方が有力だとされています。

日本へは江戸時代ごろにまず「東洋種」という品種のものが伝来し、明治時代には「西洋種」という別の品種が導入されました。

その後大正時代~昭和にかけて、この両種を掛け合わせた交配種が誕生し、現在の主流品種となっています。

特徴は 寒さに強くむしろ冷気にさらすことによって、甘みが増す という点です。

そのため、収穫前にわざと冷気にさらす「寒締め」処理を行うこともあります。
 寒締め栽培されたほうれん草は、ちぢみほうれん草 (後述します)となります。

注意点として、 ほうれん草にはアクがあるため生では食べないように しましょう。
アク抜きが面倒な方は、後述するサラダほうれん草を利用すると便利です。

ちぢみほうれん草

上記で述べたように、このちぢみほうれん草は寒締め栽培されたほうれん草となります。
(寒締め栽培とは、露地栽培で寒い冬の時期にわざと冷気にさらす栽培方法です)

特徴は 寒さによって縮れた葉で、普通のほうれん草と全く見た目が異なっています 
その理由は、このちぢみほうれん草の葉は上ではなく横に広がって育つからです。

さらに、 普通のほうれん草に比べると葉に厚みがあり、甘みも強く なっています。
その甘さは、なんと糖度10度以上になることもあるのだとか…。
人も野菜も、見た目じゃないんですねぇ。

サラダほうれん草

 ほうれん草特有のアクを減らし、生でも食べられるように品種改良された ほうれん草です。

 普通のほうれん草よりも甘みが強いことに加え、茎が細く葉の色が薄いなど外見上でも違いが みられます。

余談ですが私は普通のほうれん草より高くても、あえてサラダほうれん草を買っています。
何故なら、アク抜きしなくてもいいのでとっても楽だからです。
切ってすぐ使えるので時短にもなり、面倒くさがり屋さんには超おすすめですよ。

アク抜き不要!時短で便利

小松菜

小松菜は白菜やキャベツなどと同じアブラナ科の野菜で、 その花は菜の花 となります。

江戸時代に茎立菜(くきたちな)という菜っ葉を品種改良して生まれ、栽培されていた場所が東京の小松川付近であったことに由来して、小松菜と命名されました。

そのこともあって、江戸の人たちにとって欠かすことのできない存在であった小松菜は、現在でも主に関東地方で生産されています。

 ほうれん草同様に寒さに強く、また冷気によって甘みが増しておいしく なります。
味はほうれん草に比べてクセがなく多彩な用途に使うことができるため、様々な葉物類の中でも、とても食べやすい野菜と言えるでしょう。

また超マイナーな存在ではありますが、サラダ小松菜・ちぢみ小松菜というものもあったりします。
…もともと小松菜ってほうれん草に比べて食べやすい野菜ですから、あまり流通していないのかもしれません。

違いと見分け方

上記ではほうれん草と小松菜、それぞれの特性を紹介しました。
そのことからわかる違いといえば、 アクがあるかどうか ということです。

ほうれん草はアクがあるため、アク抜きをしなければいけません(サラダほうれん草はアク抜き不要です)
一方小松菜は、アク抜きする必要はありません。

ささいなことですが、このひと手間が面倒だという方は少なくありません。

そして見分け方ですが、 葉の形を注視 してみてください。

小松菜は葉が丸っこいのに対して、ほうれん草はちょっといびつになっているのですよ。
ん~いびつというか、なんというか、しいて言うならダイヤというかひし形のような…。
下手くそな図ですが、これでわかってください…。

こんな感じで葉の形が微妙に違っているので、じっくり見て形を覚えれば一瞬で判別可能になります。
私も最初どっちがどっちだか全くわかりませんでしたが、見ていくうちに何となく覚えることができましたので、みなさんも大丈夫ですよ。

主な産地

 小松菜とほうれん草の主な産地は、ともに千葉や埼玉などの関東地方 となっています。

両方とも全国的に生産はされているのですが、そんななかでも関東地方の生産で大部分が占められているのですから驚きですよね。

特筆すべきは、東京が小松菜の生産で全国第2位となっていることです。

数ある青果物の中でも、東京がトップクラスになっているものは数えるほどしかありませんから、いかに小松菜の存在が大きいかがわかりますね。

鮮度チェック方法

両方に共通することとして、葉の状態を確認しましょう。

 葉が黄色くなっている・葉や茎が溶けている・葉がふにゃふにゃになっているのは劣化しているサイン です。

ぱっと見でこれらの状態が確認できたものは、まず避けましょう。
 ふにゃふにゃなものは、持った時も重量を感じず軽い ので、怪しいと思ったらそちらの点からもチェックしてみて下さい。

注意しておきたいのは、 袋を開けて中身を確認するまではわからない ということです。

ぱっと見が綺麗なものを選んでも、家で開けてみたところ中の方は傷んでいた…という可能性もありえます。
本当にまれなことですが、芋虫ちゃんがこんにちは~することもあります。

やはり農作物ですから、多少の傷みは仕方のないことだと思ってください。
ドロドロに溶けていた場合、あるいは虫食いだらけで使い物にならないという場合は店の方まで一報してくださいね。

小松菜とほうれん草の見分けが必要なシーンは、そう多くないかもしれません。
ある人物を除いては…。

そのある人物とは……そう、スーパーで働く従業員です!
特にレジ担当は見分けられる能力が必須となります。

小松菜とほうれん草では、価格が異なっていることも珍しくありません。
お客様が安い方を選んだのに、高い方で間違って通してしまったら、当然クレームの原因となります。

いつも包装されていてバーコードをスキャンするだけで済むのなら問題ないのですが、安売りで大量に陳列するときなんかは裸で売場に出ていることもありますから、レジに立つなら小松菜とほうれん草を見分けられるようになっておきましょう。

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