スーパーの詰め放題の裏側…-野菜や袋が小さい?!-

スーパーの風物詩でもある詰め放題、どれだけ入れても一袋いくらでとてもお得に感じますよね。

しかし、物事には必ず裏側が存在しています。

なかなかお客様目線では知ることのできない、スーパーの詰め放題の裏側を今回は紹介していきます。

この記事を読むと、詰め放題への見方が変わってしまうかもしれませんよ…。

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利益は度外視!詰め放題は客寄せイベント!

袋いっぱいに詰めても、そうでなくとも金額は一回いくらと決まっている詰め放題。

お客様の多くが限界ギリギリまで商品を詰め込んでいますが、これで利益が取れるのか?といいますと、もちろん取れません。

たとえば野菜詰め放題なんかですと、品物にもよりますが 売価が原価を割ってしまっていることも しばしばあります。

原価より安いということは当然、利益が取れずマイナスになるわけです。

では、利益も取れないようなことをわざわざする必要性がどこにあるのかといいますと…。

 最初から詰め放題は利益度外視で行う客寄せイベントとして考えられており 、詰め放題目当てで来店したお客様に、定番品―――つまり通常価格の商品を買ってもらうことが一番の目的となっています。

定番品は粗利が取れるような価格設定となっていますから、 たくさん定番品をついでに買ってもらえれば、ちゃんと店は利益を取れる ということになります。

このような手法は何も詰め放題に限ったことではなく、特売品で集客し定番品を購入してもらうという形で通常の営業スタイルにも表れています。

野菜は通常よりも小さいサイズ?!

詰め放題で使用されている商品は利益度外視での仕入れをしている、ということは上述しました。

そうして仕入れられてきた商品ですが、実はこの商品自体にもちょっとしたからくりがしかけられています。

そのからくりが最もわかりやすいのは野菜で、 普段バラ売りもしくは袋詰めで売られているものよりも、サイズが小さいものを詰め放題用として用意していたりする のです。

普段売場に出ている商品はだいたいがMサイズ時によってはLサイズであるのですが、詰め放題にはそれよりも小さなSサイズを用意する、というわけなんですね。

この大きさの違いは普段から買い物をしている人なら、すぐにわかってしまうでしょうね。

小さいサイズは大きなサイズのものよりも使いにくく、どちらかといえばあまり需要がありません。

ですが詰め放題で 商品が小さい分多く袋に詰めることができると得をしたような気分に なります。

しかしよくよく考えてみれば、わざわざ小さなサイズの野菜をたくさん買うよりも、大きなサイズの野菜を必要なだけ買う方が効率はいいですよね。

お得に感じる詰め放題ですが、買ったあとに使い切れないなどと後悔しないように、通常のバラ売りや袋詰めのものを買うのとどちらが自分にとって都合がいいのか、よく考えましょう。

ただし、 店によっては通常のバラや袋売りと同様のサイズのものを提供していることも ありますから、自分の行く店はどうなのか一度チェックしてみるといいかもしれません。

袋のサイズも重要!必ずしも得とは限らない?!

そして商品だけではなく商品を詰める袋にも、からくりが隠されています。

というのも 詰め放題の企画は、「ある袋に対して商品がどれくらいの量・価格分入るのか?」という点をも考慮して構成されている のです。

いくら利益度外視とはいえ、正直なところできる限り赤字は最小限ですませたいのが会社側の本音です。

商品の原価や売価そして詰め放題の設定価格をもとに、これくらいの量なら提供しても大丈夫だろうというラインを探っていきます。

ちなみにスーパーの詰め放題の価格は、ものにもよりますがほとんどワンコイン以下と比較的安価に設定されています。

たとえば原価38円売価が50円(粗利率25%)のジュースがあるとして、ある袋には5個しか入らないけれど別の袋には20個も入ってしまったとします。

もし1回500円の詰め放題だとしたら、最大5個しか入らないのではお客様にとってあきらかに損ですし、かといって最大20個も入れられたら店側の損益が大きくなってしまいます。

ではここで、お客様も納得できて店側もできるだけ最小の損益でおさえられそうなラインは何個なのかといいますと…最大15個になります。

50円×15個=750円ですから、500円の参加費を払ってもお客様は250円分得をしますし、店側としても原価38円×15個=570円で、若干ではありますが利益を出すことができます。

なので、商品を15個前後詰められるような袋を使用すればいいことになります。

(実際の計算はこんな単純明快ではありません)

さて、問題はここからです。

 良心的な店だと上記のようにお客様がちゃんと得をするように考えるのですが、逆に損をするように考えるところも あります。

そう、商品を詰められる量が少ない袋をあえて使っていくわけなんですね。

詰め放題に参加するときには、とてもそんな部分までお客様は計算しませんしできませんから、一見するとまさか損をするだなんて思いもしないわけですよ。

ところが家に帰ってみると、普通にバラ売りで買う方が得だったということに気づくわけなんです。

再び上記のジュースを例に出しますが、袋が小さく10個未満しか詰められなかった場合、500円の参加費を払うよりも、バラで買う方が特になってしまいます。

一見するとお得にみえる詰め放題ですが、 袋にいくつ詰められるのかという部分もチェックしなければ、損をする可能性がある というわけなんです。

お客様の立場からするととっても楽しい詰め放題ですが、その裏側はこんなにも計算しつくされているだなんて、驚きではないでしょうか。

まさか商品や袋にまで店の思惑が及んでいるとは、とても考えられませんよね。

詰め放題は自分で袋に商品を詰めていくというイベント性が重視されています。

そのため損得は抜きにして参加すること自体が楽しめるという方でなければ、詰め放題には参加しない方がいいかもしれません。

袋に限界まですきまなく、どれだけ多く詰められるかを競う一種のパズルゲームだと思えば、損得関係なく楽しいかもしれませんね。

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