みかんだけじゃない!冬~春が旬の柑橘類-しらぬい、せとか、はっさく、日向夏など-

冬の風物詩と言えば、みかんですよね。
みかんも美味しいのですが、いつも食べていると飽きてきますよね。
たまには変わったものを食べてみたいな…と思いませんか?
そんなあなたに、今回は冬~春に旬を迎える、みかん以外の柑橘類を紹介します!

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みかん以外の柑橘類たち~これもあれもみかん?!

以下に挙げる果物は、”みかん科みかん属”という分類に属しています。
つまり、これらもみかんの仲間となるのです。
そもそも、みかんと私たちが普段呼んでいるものは、正式には「温州みかん」という名前になります。
みかんの括りの中に、温州みかんやしらぬい、せとかなどが存在しているのです。

まだまだたくさん、みかんの仲間たちは存在していますが、
このページでは代表的品種に絞って紹介します。

しらぬい

しらぬいの特徴は、なんといっても頭の部分のでっばりではないでしょうか。
このでっぱり部分は、デコと呼ばれています。
個体によっては、このデコの大きさにばらつきがありますが、味には何ら関係ありません

そうそう、デコといえばデコポンですよね!
デコポンについては、後述しますのでそちらを読んでくださいね。

さて、しらぬい(漢字表記:不知火)は熊本県の不知火町という場所で栽培が始められました。
その町の名にちなんで、しらぬいという名前がつけられたのです。

このしらぬい、皮は厚いのですが意外と剝きやすく、
さらに中の袋の膜も薄く種もないため、非常に食べやすくなっています。
糖度も高めで、平成時代に入ってから栽培面積が増加している人気の品種です。
しかも生食でも加工でも使えるのでまさに、万能みかんといえるでしょう!

しらぬいとデコポンは違う?

ところで、しらぬいとデコポンは同じなのではないかと皆さん思っていませんか?
私も、昔はそう思っていましたが、この2つは決してイコールではないのです!

というのも、デコポンというのはそもそもしらぬいの中でも、
特定の基準を満たした特別な個体だけが名乗ることを許されているからです。
その特定の基準というのは、糖度13度以上・酸度1%以下と定められています。
さらに、デコポンという名前は登録商標となっているので、勝手に使用することはできません。

このように、しらぬいの中でも特別に認められたものだけがデコポンと呼ばれ、
一種のブランドとなっているのです。
つまり、デコポン≒しらぬいではありますが、しらぬい≠デコポンというわけです。

いよかん

いよかんは、“いい予感”にかけて受験シーズンになると、ゲン担ぎに食べられることもあります。
さらに、いよかんは温州みかんに次いで、
柑橘類の中では日本で2番目に多く生産されている果物となっています。
しかし、近年は生産量が減少傾向になってきています。
その分しらぬいやせとかの人気が高まってきているので、もしかしたら関係があるのかもしれません。

そんないよかんの”いよ”というのは、現在の愛媛県の旧国名”伊予”にちなんでつけられました。
いよかんの産地の9割以上が愛媛産となっていることもあり、愛媛を代表する名産品ともいえるでしょう。

皮はやや厚めですが、手で剥くこともできます。
厚めの皮とは裏腹に果肉は柔らかく、ジューシーな味わいとなっています。

はっさく

はっさく(八朔)とは、陰暦の8月1日を指す言葉です。
昔この八朔のころから食べられていた果実に、はっさくの名前がつけられました。
陰暦と新暦は、約1か月の差がありますから、陰暦の8月は新暦の9月を指します。
なので、実際に八朔の頃にはっさくを食べようと思うと、まだ実が小さすぎて食べるのには適しません。

このはっさくですが、皮もじょうのう膜も厚いため、ちゃんと剥く必要があります。
味も苦み・酸味があり、独特の味わいとなっています。
特に収穫直後は酸味が強いため、しばらく貯蔵してから出荷されています。
加工すると、熱を加える過程で苦みが増してしまうため、もっぱら生食用となっています。

こうしてみると、はっさくっておいしくなさそう、食べにくそう…とマイナスイメージですかね汗
しかし、最近人気の柑橘はみな甘くて食べやすいものばかりなので、
柑橘本来の酸味や苦みもしっかり味わって食べたい、という人からは人気を得ています。
食べる人を選ぶ品種かと思いますが、柑橘好きの方は是非一度味わってみて下さい!

せとか

せとかの名前は、長崎と熊本の間に流れる海峡・早崎瀬戸にちなんでいます。
つまり”せと”の部分は”瀬戸”ということなんですね。
その他瀬戸内地方での栽培に期待を込めてという説、あるいは香りがいいことも由来として言われています。
そのためごく一部では、せとかのことを漢字表記「瀬戸香」としているところもあります。

そんなせとかは、今注目の品種となっています。
というのも市場からの評価が高く、巷では「みかんの大トロ」と呼ばれているほどです。

というのも、甘くておいしい、さらに食べやすい…といいとこどりだからです!
その甘さは驚異の糖度13~14度となっており、いかに甘いかわかってもらえるかと思います。
(温州みかんなどのみかん類は糖度11度~が高糖度・高品質ブランドとして認定されることが多いです)

ただ、唯一の難点として、果皮が薄いため傷つきやすいということが挙げられます。
この果皮の薄さが食べやすさにもつながっているだけに、いい面悪い面相反している気がします。
そのため、傷がないものは贈答用として高価になる傾向があります。

余談ですが、このせとかのつるつるの皮の手触りはやみつきになりそうです笑
皆さんも是非一度触ってみてください、これ本当にみかん?!ってくらいつるんつるんです。

日向夏

こちらは”ひゅうがなつ”と読みます。
他にも生産地によっては「小夏」「ニューサマーオレンジ」と呼ばれることもあります。

日向夏の最大の特徴は、まるでレモンのような黄色の表皮です!
みかん=橙色と思いがちですが、黄色の皮のこちらも、立派なみかん科みかん属の果物なんですよ。

果皮は厚みがあり、果肉は酸味が感じられさっぱりとした味わいとなっています。
見た目だけではなく、味の方もレモンやグレープフルーツを感じさせる一品です。
しかも、ただ酸っぱいだけではありません。
外皮と果肉の間にある白い部分には甘みがあるので、剥かずに一緒に食べましょう!

ジャムなどに加工してもおいしいですよ。

清見(清見オレンジ)

清見という名は、育成地である静岡県の清見潟にちなんでいます。
清見オレンジと呼んでいるところもありますが、こちらもちゃんとした「みかん」です笑

何故オレンジがつくのかといいますと、この清見はみかんとオレンジを交配させて作られた品種だからです。
そのため香りはオレンジ、味はみかんと、2種の特徴を足して割ったような品種です。
その他、皮はやや剥きにくいのですが、果肉は柔らかく果汁は多くなっています。

この清見は、様々な品種の親元となっていることでも有名です。
例えば今回紹介している品種の中でも、せとかとデコポンは清見を親に持っています。

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上記でいろいろな品種を紹介しましたが、その中でも特におすすめはデコポンとせとかです。
この2つは贈答用として用意されることもあるのですよ。
デコポンもせとかも甘くて食べやすいですから、どんな方に贈っても喜ばれるでしょう。

主な産地・鮮度チェック方法

主な産地

それぞれの品種によって、若干産地は異なるものの、
共通しているのは九州や四国といった西日本地方に固まっているということです。

例えば、主な産地としてしらぬいは熊本、いよかんは愛媛、はっさくは和歌山、せとかは愛媛、日向夏は宮崎、清見は愛媛となっています。
もちろん、上記以外の産地のものも存在はしていますが、割合的に多いのは上記の産地となっています。
こうして書いてみると愛媛が断トツ多いですね~。
愛媛は温州みかんでも有名ですし、まさに柑橘王国にふさわしいですね!

鮮度チェック方法

基本的にはみかんと同じです。
具体的には表面の皮にカビが生えていないか、柔らかくなっていないか、破れていないか…
この3点に気を付けてみればOKです。
中身の傷みは切ってみるまでわかりませんが、
もし傷んだものを買われてしまった方は店側にお申し付けください。


色も形も似ているものが多い、柑橘類。
しかし1つ1つ見ていくと、色・大きさ・味のどれをとっても個性があることがわかりますね。

甘いのが好きならせとか・デコポンを、さっぱり酸味がするのが好きならはっさく・日向夏を個人的におすすめします。

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