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さつまいも、あなたはほくほく派?しっとり派?-その違いと品種を紹介-

さつまいも

さつまいもは一年を通して、さまざまな料理に用いられている定番野菜です。

焼き芋はもちろん天ぷらに大学芋、スイートポテト、それからふかし芋など、さつまいも料理はレパートリーが多いですよね。

そこでみなさんはさつまいも料理を調理するさい、さつまいもの品種はちゃんとチェックしていますでしょうか。

さつまいもの品種は数多いのですが、それぞれ、ほくほく系かしっとり系かのいずれかに区分けすることができます。

そして、さつまいもはほくほく系としっとり系、どちらなのかによって特性がまったく異なっているのです。

「この料理には絶対こっち!」というわけでもないのですが、よりおいしい調理をするためには、特性を知って適したものを用いることがポイントになってきます。

そもそも、ほくほく系としっとり系の違いがよくわからない、という方もいるかもしれません。

ここでは、さつまいもの基本的なデータや双方の特性について紹介します。


さつまいもの食感、ほくほくVSしっとり

さつまいもは原産を中南米とするヒルガオ科サツマイモ属の植物で、食用とされるのは根の部分になります。

日本には17世紀頃、沖縄へと伝来してきたのが始まりとされています。

そして沖縄から九州の薩摩(現在の鹿児島)へ広がり、最終的には全国へとその存在が知られることとなりました。

お気づきの方もいるかと思いますが、 さつまいものさつまとは薩摩藩(現在の鹿児島県)を意味 しています。

鹿児島県はさつまいもの主な産地となっており、まさに鹿児島を象徴する野菜だといっても過言ではありません。

その他、茨城県や千葉県といった関東地方も主な産地に挙げられ、このことからさつまいもは関東以南の幅広い地域で生産されていることがわかります。

それでは、遅くなりましたがさつまいもの基本的なデータを紹介します。

レア度 ★☆☆☆☆
主な産地 鹿児島県・茨城県・千葉県
主な品種 紅あずま・紅はるか・鳴門金時・安納芋など
主な調理法 焼き芋・天ぷら・スイートポテトなど
旬の時期 10月~12月ごろ

さつまいもは焼く・揚げる・蒸す・干すなどとさまざまな調理が行なえる、万能野菜です。

スイートポテトや干し芋など甘味としてもよく用いられていることから、さつまいも好きな女性が多いのは有名な話ですね。

毎年旬の時期である10月ごろになると、秋~冬の風物詩・石焼き芋も始まりますが、あの屋台を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか?

このようにいろいろな味わい方があるさつまいもですが、それぞれの調理に適した品種を用いることで、より一層おいしさが引き立ちます。

例をあげるなら、天ぷらはほくほく系、スイートポテトはしっとり系の品種ですね。

ここでほくほく系としっとり系の簡単な説明をば。

ほくほく系 しっとり系

昔ながらの素朴な味わいのさつまいも

 食感がほくほくとしていて、あっさり している
言い換えればパサパサしている感じ

焼き芋や天ぷらが主な調理法だが、それ以外にも万能に使用できる
芋けんぴや大学芋にしても○

 主な品種は紅あずま・鳴門金時 

近年、人気が急増しているさつまいも

 口当たりがまろやかでしっとり としている
しかし、ねっとりとした食感でもあり好き嫌いが分かれる

甘みが強いため、スイートポテトなどのスイーツに最適!
そのほか焼き芋や干し芋として味わうのもおすすめ

 主な品種は紅はるか・安納芋・シルクスイート 
 ほくほく系としっとり系の大きな違いは、ずばり食感 といえますね。

しっとり系のさつまいもは濃厚な味わいなのですが、人によってはしつこい感じで苦手だという人もいるかもしれません。

このようにひとえにさつまいもといっても、ほくほく系としっとり系では別物といっていいほどの差があるのです。

そのため、さつまいもを購入するさいは品種を確認し、ほくほく系のものであるのかしっとり系のものであるかを判断することが重要となります。

ちなみに、 ほくほく系は天ぷらや大学芋などのおかずとして、しっとり系は焼き芋やスイートポテトなどスイーツとしての調理に向いている といえるでしょう。

このようにさつまいもは品種が重要視されるため、店頭においても品種名を記載しているところがほとんどです。

しかし一部の店では「さつまいも」としか記されておらず、品種が不明であることも…。

もしも品種がわからないようであれば、従業員に尋ねてみるといいでしょう。

さつまいもの鮮度チェック方法

さつまいもの鮮度チェックで見るべき部分は、表面と先端の部分となります。

まず 表面に芽が出てきているようであれば、かなりの時間が経過している と判断できます。

ご存知でない方もいるかもしれませんが、さつまいもはじゃがいも同様に芽が生える植物なんですよ。

芽を取れば食べることはできますが、一度芽が出たものは栄養分が取られてしまっているので、なるべく避けるようにしてください。

そして次に 先端の部分が、黒ずんでいたりカビが生えているものは傷んでいます 

新鮮なものは白く綺麗で汚れがないので、その差は一目瞭然です。

以上2点のチェックでは問題なかったとしても、 触ったときの感触がぶよぶよしていたら劣化しています ので、要注意ですよ。

最後にどんな青果物にも言えることですが、中を切ってみたら腐っていたということもありえますのでご了承ください。


さつまいもは旬である秋から冬にかけて、店頭にさまざまな品種が並ぶようになります。

ほくほく系としっとり系の品種、それぞれが取り揃えられていることが多いので、ご自身の用途や好みに合わせて選ぶことができます。

代表的な品種はほくほく系ですと紅あずまや鳴門金時、しっとり系ですと紅はるかや安納芋となります。

どちらかというと、しっとり系のほうが人気が高く、ほくほく系は少し押され気味な感じがしますね。

しっとり系は甘みが強いため、天ぷらなどごはんのおかずとして食べるよりも、焼き芋やスイートポテトなど甘味として食べるほうが適しているのです。

また、ほくほく系としっとり系ではその名のとおり、口当たりがまったく異なっています。

そのため焼き芋ひとつにしても、同じさつまいもとは思えないほどの違いを感じることになります。

これからさつまいもを購入するさいは、ぜひ品種をチェックするようにしてみてくださいね。

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