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鮮魚部門、生臭くなる理由&対処法は?-早くにおいを洗い流す-

焦る女性

鮮魚部門で働いている方の悩みとして、衣類や身体が生臭くなってしまうということがよくあげられます。

また、鮮魚部門で働きたいけれどにおいがつくのがイヤだと、ためらっている人も少なくないようです。

確かにそのにおいは強烈で、隣にいるだけでもにおいが移ってしまいそうなほど。

なぜ鮮魚部門で働くと生臭くなってしまうのか、その理由と対処法について考えてみたいと思います。


鮮魚部門特有の生臭さを構成する要因

そもそも、あれほどの生臭さの要因はなにかを突き止める必要があります。

なぜならにおいの要因を突き止めて、においが発生させないようにすれば、問題解決になるからです。

鮮魚部門特有の生臭さの要因として、考えられる点は3点あります。

  • 生魚自体がの生臭さ
  • 生魚を捌いたときに出る血のにおい
  • 寿司に使用する酢飯のにおい

上記のそれぞれの点について、さらに詳しくみていきましょう。

生魚自体の生臭さ

ずばり 鮮魚部門の商品として欠かせない生魚自体が、においを発生させる要因 となっています。

新鮮なお魚さん時間が経つとすぐににおってくる

このにおいを発生させないようにするには、生魚が店に届いてからできるかぎり早く調理をしてしまうしかありません。

時間が経てば経つほど、そのにおいは強烈になっていきますからね。

ただ、店に到着するまでにどれだけ時間が経っているかもわかりませんし、店に到着した時点ですでににおいを放っていてもおかしくないのです。

生魚をさばいたときに出る血のにおい

 生魚をさばくときに出る血も、においの要因となります 

ただし身体や服に付着しても、すぐに洗い流せばにおいは残りません。

問題なのは、血が付着してから時間が経ってしまった場合です。

血液は時間が経つにつれてにおいが強くなりますが、仕事中にすぐ衣服を洗うことはできませんから、必然的に血のにおいが衣類に残ってしまうことになります。

寿司に使用する酢飯のにおい

鮮魚部門ではお寿司の製造も行われているため、 寿司に使用されている酢飯の臭いも臭いの要因となっています 

あたたかい酢飯たまにならいいにおいだけど、毎日となると…

さすがに生魚に比べるとマシな臭いではありますが、それでも強烈な臭いであることには変わりません。

特にあたたかい酢飯だと酢の臭いが強く出ます。

冷めた酢飯であれば全然臭いが気にならなくなりますが、基本的には炊きたての酢飯を使うので、どうしようもありませんね。

衣類や身体が生臭くなる理由

鮮魚部門におけるにおいの要因がわかったところで、今度はそのにおいが衣類や身体に付着してしまう理由をみていきます。

それはずばり、 バックヤードが密室でにおいがこもりやすい環境となっているから です。

そのためバックヤードで長時間作業していると、どうしても全身ににおいが付着してしまうのです。

 ただでさえ強烈なにおいが混ざり合って充満するのですから、たまったものじゃありません 

なんとそのにおいの強さは、本人がその場にいなくても残り香でわかるほどにもなります。

衣類や身体に付着した臭いへの対処法

どうしてもバックヤードという密室での作業となる以上、衣類や身体ににおいが付着してしまうのは仕方のないことなのです。

鮮魚部門の女性従業員バックヤードどころか、売場も生臭くなる

では、衣類や身体に付着したにおいへの対処法はあるのか?という部分が気になりますよね。

正直、 完全ににおいを消すのは難しい といってもいいでしょう。

これは一種の職業病ともいえ、生魚に関わる仕事をしている人たちは、少なからず生臭さが残ってしまうのです。

ただ、そのにおいを限りなく薄くすることはできます。

そのためにはまず 仕事が終わったら、においが付着した作業着や衣類は別の袋に入れて持ち帰り、帰宅したらすぐに洗濯しましょう 

特に魚の血がついてしまった場合は、早く洗濯すればするほど、キレイに血の汚れを落とすことができます。

 もちろん衣類だけでなく、自分の身体も早めにシャワーで洗い流すことで残り香を防ぐことができます 

また店にもよりますが、福利厚生の一環として作業着のクリーニングを行っているところもありますから、そちらを利用するのもいいでしょう。

やはり素人が洗うよりも、プロのクリーニングに任せたほうが、においや汚れを落としてくれることに違いありませんからね。


どうやら鮮魚部門は仕事をするうえで、どうしても生臭いにおいが衣類や身体についてしまうようです。

においの発生源が商品にあるため、においを発生させないようにもできませんから、こればかりは仕方ありません。

絶対においがつくのがイヤなのであれば、鮮魚部門での仕事はやめておきましょう。