アスパラはメインとして使われる機会が少ない食材ではありますが、独特の風味と食感が人気の野菜です。
緑の野菜なので、ちょっと彩りを加えたいときにも重宝されています。
しかしアスパラは緑色だけではなく、白色のホワイトアスパラも存在していることを、みなさんご存知でしょうか?
スーパーではなかなか生のものは出てきませんが、缶詰のホワイトアスパラなら見たことがある人もいるかもしれません。
とはいえ、ホワイトアスパラってどう使えばいいのか…いまいちよくわからないですよね。
そもそも、グリーンアスパラとホワイトアスパラは何が違うのかという点からして、知っている人は少ないかと思います。
「一度くらいは、ホワイトアスパラを使ってみたい」そんなあなたのために、今回はアスパラのグリーンとホワイトについて紹介します。
またなぜ白色をしているのか?という点についても、紐解いていくことにします。
グリーンアスパラは春を感じる野菜
グリーンアスパラは、ふだんは単にアスパラと呼ばれています 。ホワイトアスパラと比較するさいには、グリーンアスパラと呼称されることもあります。
この記事でも、グリーンアスパラのことはアスパラと表記させていただきます。
さてアスパラガスはキジカクシ科の植物で、私たちがふだん口にしているのは茎の部分です。
そのなかでも頭頂部は「はかま」と呼ばれ、この部分が葉となっています。
そんなアスパラの原産は地中海東部(南ヨーロッパ辺り)とされ、日本へは江戸時代に観賞用が伝来し、その後明治時代になると食用のものが導入されました。
さらに大正時代になると本格的に栽培が始まりましたが、当初はホワイトアスパラが主流となっていました。
そんなアスパラですが、いつしかホワイトアスパラと立場が逆転し、アスパラ=グリーンアスパラとの認識になっています。
いっぽう、ホワイトアスパラは多少販売されているものの、なかなか見かけることのない珍しい存在へと移っていったのです。
それでは、アスパラの基本データを見ていただきましょう。
レア度 | ★☆☆☆☆ |
---|---|
主な産地 | 北海道・千葉県・徳島県 |
主な輸入元 | メキシコ・オーストリア |
主な調理法 | 肉巻きアスパラ・サラダなど |
旬の時期 | 3月~5月(国産) |
アスパラは時期によって、国産ものか輸入ものかが分かれます。
国産ものが採れない時期には、輸入ものを入れてカバーしている感じですね。
アスパラといえば春のイメージがある人も多いかと思いますが、まさに国産ものの旬は3月~5月と、春野菜のひとつでもあります。
春野菜としても有名な アスパラの特徴は歯ごたえのよさ、そして独特の甘みと風味 です。
少し青臭みを感じることもあります から、アスパラが苦手だという人もいるようです。そんな人には、青臭さが少ないホワイトアスパラをぜひ試してみてもらいたいですね。
調理法としては、ベーコンや豚肉などを使った肉巻きアスパラや、ゆでたアスパラをサラダの具とするのが一般的ですね。
春キャベツやベーコンと一緒にパスタにするのも、春の味覚を思う存分味わえるのでおすすめです。
生のホワイトアスパラは希少!
ホワイトアスパラはアスパラに比べると流通量が少なく、その存在すら知らないという人も少なくありません。
店頭には缶詰のものしか置いていないことがほとんどで、生のホワイトアスパラはとても珍しいものとなります。
ただ主な産地である北海道では、旬である5月頃になると店頭で見かける機会も多いようです。
しかし一般的なスーパーですと入荷すること自体ほとんどないので、やはりレア度が高い野菜だといえるでしょう。
そもそも、ふつうのアスパラとは何が違うのか?なぜ白いのか?と疑問も多いホワイトアスパラ。
実際のところ、アスパラとホワイトアスパラの品種は同じものなんです。
ではいったい何が違うのかといいますと、栽培方法が違っているんですね。
ホワイトアスパラの場合、土寄せして日光を遮断する「軟白栽培」という方法が用いられています 。グリーンアスパラは日光にさらすことによって、光合成により緑色になるのですが、ホワイトアスパラは日光にあたらないために、色づかず白いまま成長します。
一言で表すなら、 ホワイトアスパラは軟白栽培されたから白い ということが言えますね。
この軟白栽培はアスパラの他にも、うどなど他の野菜でも一部で行われていることでも知られています。
見た目の違いがわかったところで、今度は中身の違いについてみていきましょう。
まず アスパラよりもホワイトアスパラのほうが、一般的に柔らかい食感だと言われています 。
この食感の柔らかさが嫌いで、ホワイトアスパラは好きになれないという人も多くみられます。
ただし柔らかいのは缶詰のものにかぎり、生のホワイトアスパラは固くアスパラと大差ありません。
ちなみにホワイトアスパラが好きな人からは、「絶対生のほうがおいしい、やっぱり缶詰のものとは違う!」という意見が多くあがっています。
どうせホワイトアスパラを食べるなら、新鮮な生のものをいただきたいですね。
味に関しては 青臭みが少なく食べやすい ので、アスパラが苦手な人でも、このホワイトアスパラなら食べられるのではないかなと思います。
ではここで、ホワイトアスパラについて簡単にまとめたデータをご覧ください。
レア度 | ★★★★☆ |
---|---|
主な産地 | 北海道 |
主な調理法 | オランデーズソースがけ・料理の付け合わせ・サラダ |
旬の時期 | 5月(国産) |
ホワイトアスパラは、付け合わせやサラダといった添え物として用いられることがほとんどです。
白いアスパラが映える、2色のアスパラ茹でしかし、唯一ホワイトアスパラがメインとなる料理があります。
それは、ホワイトアスパラのオランデーズソースがけです。
ゆでたホワイトアスパラにオランデーズソースをかけただけという、非常にシンプルな料理ですが、ホワイトアスパラの代表的な料理として有名です。
オランデーズソースとはフランスのソースで、バターやレモン果汁が使用されています。
ただし市販品はほとんど存在しないため、自作する必要があります。
そこまでするのが面倒であれば、たんにマヨネーズをかけるだけでもおいしく味わうことができますよ。
アスパラの鮮度チェック方法
アスパラの鮮度チェックのさいには、はかま(頭頂部)・茎本体・底部の3点を確認しましょう。
まず はかまの部分が潰れている・溶けている・形が崩れている・カビているものは劣化しています 。
形の崩れは見た目上の問題なので、気にしない人もいるかもしれませんね。
次に 茎の部分が折れている・割れている・しなびている・黄色に変色しているものは鮮度が悪い とみなします。
折れていたり割れているものは新鮮なものであっても、扱いが悪いと起こりえる状態なのですが、これはれっきとした不良品ですね。
最後に 劣化したアスパラだと茎の底が溶けていることがある ので、その点もしっかりチェックをするようにしてください。
アスパラとホワイトアスパラの違いは、ずばり栽培方法です。
品種は同じなのに、日光に当てて育ったアスパラと土の中で育ったホワイトアスパラでは、その価値が大きく異なっているのですから不思議ですよね。
ちなみにホワイトアスパラは軟白栽培で手間暇がかかっており、希少な存在のため、お値段もちょっとお高めとなっています。
しかし栄養の面でいうならば、太陽の光を浴びたアスパラのほうが、多くの栄養素がつまっているんですよ。
そうなると、ホワイトアスパラは高いうえに栄養面でも劣っているということで、必要性が感じられない気もしますね。
とはいえ、ホワイトアスパラは白くて美しい姿に価値がある、といっても過言ではないでしょう。
みなさん、白色ってなんだか高級感が出るような気がしませんか?
いつものアスパラをホワイトアスパラに変えてみると、やっぱりホワイトアスパラの白色は美しいと実感するはずです。
ホワイトアスパラはアスパラよりも青臭みが少ないので、アスパラが苦手だという人にこそ、一度食べてみてほしいですね。
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