多くの人が、バイト先のトイレ掃除に苦手意識を持っています。
スーパーでバイトを考えているそこのあなたも、トイレ掃除をしたくないと考えていることでしょう。
しかし残念なことに、スーパーでは基本的にトイレ掃除も仕事のひとつとされています。
ただし必ずというわけではなく、トイレ掃除のないスーパーもあります。
そこで今回は、スーパーのトイレ掃除をなぜバイトがしなければならないのか、またバイトがトイレ掃除をしなくてもいいスーパーはどんなところかについて紹介します。
中小スーパーは従業員にトイレ掃除をやらせる
個人経営あるいは中小規模のスーパーでは清掃員を雇わず、従業員が手分けしてトイレ掃除を行うことがほとんど です。 従業員がわざわざトイレ掃除をしなければならない理由は、ずばり経費削減のため です。人件費は支出の中でも大きな割合を占めますから、できるかぎり節約したいのが会社側の本音となっています。
たしかにトイレ掃除くらい従業員がみずから行えば、余計な人件費を使わずにすみますものね。
さてトイレ掃除は正社員もバイトも関係ないため、バイトもトイレ掃除を行わなければなりません。
しかし、男性はトイレ掃除を免除されていることも多く、その場合は女性が男性用トイレも掃除をすることになります。
女性からすると不公平を感じますが、男性の掃除の仕方に不満を持つ女性も多いですから、理にかなってるのかもしれません。
従業員によるトイレ掃除は、勤務時間内?
しかし従業員がトイレも掃除を行ううえで、ある問題が生じます。
その問題とは、トイレ掃除はいつ行えばいいのかということになります。
もちろん トイレ掃除もれっきとした仕事ですから、当然勤務時間内に行えばいい のです。
しかし 店によっては勤務時間内のトイレ掃除を禁止していたり、暗黙の了解で勤務時間外にトイレ掃除を行っていることもしばしばあります 。
勤務時間内に終わらせたいのはやまやまですが、それだと手抜きせざるをえませんし、かといって勤務時間外にまで労働したくはないですよね。
つまり 勤務時間内に行うけれど手抜き掃除をするか、勤務時間外にしっかり掃除を行うか 、どちらかになります。
ちなみに手抜きするのは諸刃の剣で「本当に掃除した?」なんてつつかれる可能性もありますから、その点は覚悟しておきましょう。
大手スーパーは清掃員がトイレ掃除をする
いっぽう 大手スーパーは清掃員を雇うことが多く、従業員にトイレ掃除をさせることはほぼありません 。
やはり会社の規模が大きいと、必要なところにちゃんと費用をかけてくれるわけなんですよ。
人件費をかけて清掃員にトイレ掃除をさせる理由は、 従業員にトイレ掃除をさせると衛生上の問題が生じる からとなっています。
専門の清掃員にしてもらうとすみずみまでキレイ従業員がトイレ掃除をするときは、基本的に勤務時間内に行うため、制服を着用したまま行います。
そしてトイレ掃除をしたあと、つまり制服や素肌に菌が付着したまま、また食品に触れるということを繰り返しているわけです。
これでは、とても衛生管理をしっかりしているとは言えませんよね。
その点 清掃員にトイレ掃除をしてもらえば、従業員が作業場に菌を持ち込むリスクを減らすことにつながります 。
そして、 従業員がトイレ掃除という余計な作業から悩まされることもなくなります 。
以上のことから衛生面はもちろん労働面からみても、やはりトイレ掃除は専門の清掃業者にお願いするのが、従業員とお客さまの双方にとってメリットがあるといえるでしょう。
経営が厳しい中小スーパーでは、従業員にトイレ掃除をさせているわけなんですね。
しかしトイレ掃除がバイトの仕事に含まれるなんて、なんだか納得いかないという人もいるでしょう。
ところが従業員がトイレ掃除をしなければならないのは、スーパーにかぎったことではありません。
おもに飲食店・コンビニ・ドラッグストア・100円ショップといった、飲食や小売の現場ではスーパー同様に従業員がトイレ掃除をすることになっています。
意外なところではオフィスワークをしている事務員ですらも、トイレ掃除を任されていることがあるのです。
極端な話、働く店や事務所にトイレがある場合は、従業員がトイレ掃除をしなければならないと思っておきましょう。
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