白菜は、生でも食べられるって本当?-オレンジや紫の白菜がおすすめ-

冬の野菜として、大活躍の白菜。

煮物にはもちろん、炒めたり、漬物にしたりしてもおいしくいただけますよね。

しかし、「白菜は生で食べることはできないの?」という疑問を持った人もいるのではないでしょうか?

たしかに、白菜を生で食べる人ってふだん見かけませんし、そもそもサラダの具としても使われていませんよね。

このような既成事実として、「白菜は生では食べられない」という認識が広まっているのでしょう。

とはいえ、実際のところ白菜は生食が可能な野菜なんですよ。

ふつうの白菜でもかまいませんが、せっかく生で白菜を食べるのであれば、オレンジや紫の白菜をおすすめします。

今回はふつうの白菜についてはもちろんですが、オレンジ白菜と紫白菜についても紹介します。

「オレンジや紫の白菜?なにそれ?」と驚いた方は、ぜひこの記事を読んでみてください。


白菜は生で食べるイメージがないけれど?

白菜はキャベツや大根などと同じ、アブラナ科アブラナ属の野菜です。

そのルーツは7世紀にまでさかのぼり、中国で品種改良を重ね現在の白菜が誕生しました。

中国で誕生した野菜だけあって、八宝菜など中華系の炒めものによく使われています。

ただ白菜は中華料理だけではなく、シチューといった洋風料理や、漬物などの和風料理でも重宝されています。

きっとクセがない白菜だからこそ、どんな料理にも合うのでしょう。

困ったときにはとりあえず白菜があれば、メインの料理が作れるといっても過言ではありません。

そして、実は あまり知られていないことなんですが、白菜は生で食べても問題ありません 

加熱して食べるイメージが強いだけで、生食してはいけないということではないのですよ。

ただし 生で食べるなら、よりおいしく味わうことができるオレンジ白菜をおすすめします 

それでは、白菜についての基本的なデータを紹介します。

レア度 ★☆☆☆☆
主な産地 茨城県・長野県
主な品種 円筒型・砲弾型
主な調理法 すき焼き・漬物・八宝菜など
旬の時期 11月~2月

白菜は年中、店頭に並んではいますが、本当は冬が旬の野菜なんです。

たしかに、冬の定番料理のすき焼きやシチューといった煮込み料理には、欠かせない存在ですよね。

主な品種として、円筒型と砲弾型の2種類があります。

両者の違いは葉が頭部で重なっているか(結球)しているかどうかで、ふだん調理するぶんには、気にしなくても大丈夫です。

甘みと栄養がたくさん!オレンジ白菜

 白菜を生で食べるならオレンジ白菜を使うと、よりおいしく感じられますよ 

オレンジ白菜はその名のとおり、内側の葉がオレンジ色になっている白菜のことを指します。

外側はふつうの白菜と変わりないため、外見から見分けることは困難です。

オレンジ白菜実物を見ると、葉の色の違いは一目瞭然

ですからオレンジ白菜だと知らずに買った人はオレンジ色の葉を見て、思わず傷んだ白菜だと勘違いしてしまうかもしれませんね。

 オレンジ白菜は青臭さが少ない・甘みが強い・食感がいい・葉が柔らかい ため、ふつうの白菜よりも優れた特徴を持っています。

このようにオレンジ白菜が持つ性質は、まさに生で白菜を味わうにぴったりというわけなんですね。

もちろん ふつうの白菜と同様に漬物にしたり、炒めものに使ったりしてもおいしい ですよ。

そんなオレンジ白菜の基本的なデータを紹介します。

レア度 ★★★★☆
主な品種 オレンジクイーン
主な調理法 サラダ・漬物・八宝菜など

このオレンジ白菜は、一般的にはまだまだ流通していない珍しい野菜です。

運がよければ店頭で見かけることもできますが、それでも一年に一回、入ってくるかどうか…。

さらに希少なことからか、ふつうの白菜に比べ割高であることが多くなっています。

ただ栄養価も高いなど、値段に見合った価値はあると思いますので、見かけたらぜひ一度食べてみてください。

紫白菜はサラダや漬物に

中も外も美しい紫色の白菜を、みなさんはご存知でしょうか?

おそらく、多くの方はその存在を知らないかもしれませんね。

それもそのはずで、紫白菜はレア中のレアな存在のため、ふだん店頭に並ぶことがないのです。

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管理人

実は管理人も青果部門に勤めて5年以上立ちますが、一度も実際に見たことはありません。オレンジ白菜は何度も店に入荷してるんですけどね。

もし見たことがあるという方は、とても運がよかったんだと思います。

さて、ここで紫白菜について、そのほかの情報をみていきましょう。

レア度 ★★★★★
主な品種 紫奏子
主な調理法 サラダ・漬物・和え物
 紫白菜は葉が柔らかく食感もいいため、生でもおいしく食べることができます 

紫白菜紫と白のコントラストが美しい!

サラダの彩りに加えると、紫色が映えるのでおすすめです。

そのほか 漬物や和え物にも使えますが、加熱調理をするような調理には向いていません 

なぜならせっかくの美しい紫色が、加熱することで色合いが悪くなってしまうのです。

料理は見た目の美しさも重要な要素ですから、紫白菜は加熱が不要なサラダや漬物に用いるのがベストだといえるでしょう。

白菜の鮮度チェック方法

ここでは、スーパーで販売されているカット白菜の鮮度チェック方法について紹介します。

まず 葉が黄色く枯れてきていたり、溶けているものは完全に傷んでしまっています 

ここで注意しなければならないのは、見えている部分だけではなく、奥の部分まで傷んでいる可能性があることです。

そのためぱっと見はきれいに思えても、調理をするさいに初めて中身が傷んでいたということに気づくことも。

それから 芯の部分が緑色に変色している、もしくは芯の部分が盛り上がっているものは劣化しています 

もし見た目でわからないようであれば、実際に芯の部分を触ってみれば、新鮮なものとの違いがすぐにわかるでしょう。

ちなみに芯の盛り上がりは、たいがい変色とともに出現していることが多いですね。

以上のように、白菜の鮮度チェックは葉や芯の色と芯の盛り上がり、この2つの部分をみるようにしましょう。

また 白い芯の部分に黒い点々が生じているものもありますが、これは厳密には傷みではありません 

実はこの黒い点はポリフェノールで、白菜がストレスを感じた時に発症するとされています。

虫食いや病気によるものではありませんから、見た目は少々悪くなりますが、食べても大丈夫ですよ。


白菜って本当は、生で食べることができる野菜なんですよ。

ふだん生で食べている人が少ないから、てっきり生では食べられないという固定観念がついてしまっているだけで…。

ただしふつうの白菜を生で食べると、少し青臭みがあったり、食感が固くてあまりおいしさを感じないかもしれません。

生で食べるからには、味や食感にはこだわりたいもの。

そこで白菜を生で味わいたいのであれば、甘みが強く葉が柔らかい、オレンジ白菜や紫白菜をおすすめします。

ただし両者とも珍しい白菜のため、なかなか入手するのが難しいんですよね。

現時点では一部の農家さんでしか栽培されていないため、流通ルートもかぎられています。

もっと大々的に栽培されるようになれば、きっとふつうの白菜よりもオレンジ白菜や紫白菜のほうがメジャーになってもおかしくはありません。

どうしてもオレンジ白菜や紫白菜を味わってみたい方は、卸売市場へ行くかJAの直販所をくまなく探して回ってみましょう。

もしかしたら、奇跡的に見つけることができるかもしれません。


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