カゼをひいたときや、すっぴんを隠したいときに便利なマスク。
家や学校ではずっとマスクを着けているという人もいるのではないでしょうか。
バイト中もマスクを着けたままでいたいと思っているのであれば、それは難しいかもしれません。
なぜなら、バイト先によってはマスクの着用を禁止しているところもあるのです。
今回は、一般的にスーパーのバイトではマスクを着用していても大丈夫なのか?という点について考えてみたいと思います。
マスクを着用している従業員は不快?
まずお客さまはマスクを着用している従業員に対して、どんな感情を持っているのでしょう?
実際のところ、 お客さまの意見はマスク容認派と否定派の真っ二つにわかれています 。
マスク容認派の方は、やはり衛生面を考えると、体調不良のさいにはマスクをして菌を移さないよう予防していてほしいという意見が多いようです 。従業員の立場からしても体調不良のさいにはマスクをつけて、できるかぎりお客さまに迷惑がかからないように気をつけたいと思っていますし、これは至極当然の意見だと思います。
また体調不良でなくとも、つねに従業員にはマスクをつけていてほしいという意見もあるようです。
スーパーは食品、しかも青果物や惣菜がむき出しで並べられていますから、従業員がせきやくしゃみをするたびに直接つばがかかる恐れがあります。
そのため体調不良かどうかにかかわらず、従業員にはマスクをつけてつばが食品にかからないように配慮してほしいというわけなんですね。
さて、かたやマスク否定派の意見をみていきましょう。
マスク否定派からは、口元が隠れていることによって、表情が読み取れず怖く感じるですとか、マスクをしている従業員の声が聞き取りにくい、という意見が多くみられます 。 口元が隠れると、表情が読めなくなる特に聴覚障害者の方にとっては、話し手の口元が隠されていると、コミュニケーションが図れず大変な不便が生じることがあるようです。
少し変わった意見として、マスクをしなければならないほど体調不良なら、そもそも仕事を休めばいいのに、と考える人もいるようです。
つまり マスク否定派の意見を端的に表すと、接客をするさいにマスクを着用しているのはふさわしくない、ということになります 。
たしかにこう言われてしまうと事実には変わりないので、反論の余地はありません。
実際、笑顔を作って接客するのが面倒だから、という理由でマスクをつけている従業員も存在していますからね…。
マスク着用を禁止しているところもある
マスク否定派の方が、マスクを着用している従業員にクレームを入れる事例も発生しています 。思わず、こんなことで?と驚いてしまうようなクレームですが、そもそもマスク許容派と否定派では、物事に対する焦点が違っています。
マスク許容派は衛生面に、マスク否定派は接客面に焦点を当てて考えているということになります。
とりわけ、先述したように聴覚障害者の方にとっては、従業員がマスクを着用しているというのは切実な問題となるわけです。
このように立場が違うと考え方も違うのは当たり前ですが、それでもお互いどこかで妥協しなければなりません。
そうなると、 会社側はクレームを入れられることを恐れているため、必然的にマスク否定派の意見を聞かざるをえなくなります 。
そのため マスク着用についてクレームを受けた会社は、その後従業員のマスク着用を禁止しているところが多くなっています 。
また会社によっては、「感染症予防のため、従業員はマスクを着用しております。ご理解くださいませ」などと、お客さまにお断りを入れたうえでマスク着用を許可しているところもあります。
不安ならマスクをしないほうがよい
マスク着用に対する会社側の対応も、着用を禁止するところ・許可しているところとやはり真っ二つにわかれています 。そのため、ご自身が勤める会社はマスク着用に対して禁止しているのか、許可しているのかを知ることが重要となってきます。
まずは 他の従業員がどうしているのか様子を見て、それでもわからなければチーフや店長など責任者に確認を取ったほうがいいでしょう 。
ただし 確実に言えるのは、不用意に注意されたくないのであれば、マスクをつけないでいたほうがいい ということです。
正直マスクをしていないほうが、好印象マスクが許可されているのにマスクをしなくても、文句を言ってくる人はそうそういませんが、マスク禁止なのにマスクをしていると、注意されてしまうわけですからね。
そして いくらマスク禁止でも、やはり体調不良のときはマスクをつけないと気持ち悪いかと思いますが、その場合はバイトをお休みしたほうがいいかと思います 。
マスクをしないということは、自分の菌が他人に移る可能性はもちろんですが、それ以上に他人の菌をもらってしまう可能性もあるわけです。
体調不良のときは抵抗力が落ちていますから、他人から菌をもらってしまう可能性も高くなってしまいます。
他の人から何を言われようが、結局自分の身を守れるのは自分しかいませんから、マスクすら着けさせてもらえないようなところでは、体調が治るまではバイトを休むくらいでちょうどいいのです。
家や学校では、カゼをひいたらマスクをしなさいと言われるくらいなのに、バイトという社会に出たらマスクをするなと言われるなんて、腑に落ちませんよね。
とはいえマスクが禁止される理由が、接客に支障をきたすためとなっているので、仕方ありませんね。
スーパーの場合ですと、生鮮部門では接客よりも製造がメインとなっているので、マスクが許可されている(むしろ着用が義務付けられている)ことが多くなっています。
しかしグロッサリー部門やレジ部門では、接客の割合が高いため、会社によってはマスクが禁止されているかもしれません。
管理人が勤める会社はゆるいので、マスクはふつうに許可されていますけれどね…。
レジのバイトが色付きやキャラもののマスクをしてきても、何も言われないくらいのゆるさですよ。
さすがにここまでいくとゆるすぎかと思いますので、もしマスクが許可されていても、着けるマスクは白のスタンダードなものにしておきましょう。
カラーマスクを着けていてクレームが入った、という事例もあるようですから。