スーパーは、ふだんの生活にかかせない存在ですよね。
そのため、みなさん何気なく利用しているのではないでしょうか。
しかしスーパーは食品を扱っているにもかかわらず、みなさんが思っている以上に不衛生で汚い場所なんですよ。
もちろんすべてのスーパーが不潔というわけではなく、衛生管理をきちんと徹底しているスーパーもなかにはあります。
とはいえ多くのスーパーは人手不足などの理由から、衛生管理を徹底しているとは言えないのが現状です。
保健所のチェックもありますが、そのときだけきちんとしているふうに見せかけているため、正直あまり意味はありません。
それでは具体的に、スーパーのどのような部分が汚いのかについて暴露していきます。
この記事を読んだら、もうスーパーで買い物できなくなるかもしれませんよ。
店全体の衛生管理が悪い
店が不衛生になってしまう原因はさまざまありますが、それらを大別すると以下のどちらかが該当します。
- 店全体の衛生管理が悪い
- 従業員個人の衛生管理が悪い
それではまず先に、店全体の衛生管理が悪いという点についてみていきましょう。
買い物かごは汚れていても放置
商品を入れる買い物かごは、とても汚いものだって知っていましたか?
実は 買い物かごには、さまざまな汚れが付着している のです。
汚れがつく原因としては、お客さまがかごの中に汁漏れしている商品を入れたり、床の上にかごを置くことなどが考えられます。
従業員もかごの汚れは意識していないことが多いそもそも不特定多数の人が買い物かごや商品に触れているわけですから、どんな菌がついているかもわかりません。
そんな 汚れがついた買い物かごを店はどうしているのかというと、洗わず放置しています 。
正直、大量のかごをひとつひとつ拭き掃除している時間などありません。
人手不足で日常的な業務すら時間内に終わらないため、そんなところに手を回す余裕なんてないのです。
ちゃんとかごの掃除もやっているというスーパーは、業者に依頼してやってもらっているようです。
ほかにもレジが暇なときに、かごの拭き掃除をする手もありますね。
ただどんなにきれいにしても、毎日数百~数千人もの人がかごに触るわけですから、すぐに汚れてしまいます。
ですから、 スーパーに備え付けの買い物かごには、つねに汚れがついている と思っていてください。
その点が気になるようでしたら、自分専用のマイバスケットでお買い物されることをおすすめします。
カートも雑菌だらけ
買い物かごを乗せるカートを利用している人も多いですが、けしてキレイなものではありません。
カートも買い物かご同様に不特定多数の人が触るため、雑菌だらけ となっています。また小さな子どもが土足でカートに乗ることも、汚れがついてしまう大きな原因といえるでしょう。
スーパーのカートに直接子ども乗せてる親。そう、本来座らせるべきところじゃなくてカゴを乗せる部分に乗せてるアンタだよ。アンタの子どもはカゴか?カゴなのか?そこは食品を入れるところだからやめてくれない?汚いからさ。人前で行儀の悪いことをするのはいけないことだと親から教わらなかったか?
— 言いたいけど言えないことbot (@kokoronokoebot) 2019年9月4日
このようなことから、かごを使わず直接カートの上に商品を置いて買い物することは避けたほうがいいですね。
かごもキレイとは言えませんが、カートに比べるといくぶんかマシではありますから、せめてかごの中に商品を置いて買い物しましょう。
惣菜コーナーにハエがウロついている
できたての惣菜って、おいしそうでつい買いたくなってしまいますよね。
特にコロッケや天ぷらなど、揚げ物系は家で作ると面倒ですから、惣菜に頼ってしまう方も多いでしょう。
ところができたての惣菜をおいしそうだと感じるのは、どうやら人間だけではないようです。
やっかいなことに ハエも惣菜のいい匂いにつられて、ウロつきにやってくる んですよね…。
そんなハエの存在は、スーパーにとっては脅威となっています。
お客さまからすれば惣菜を買いたいと思っていても、ハエの姿を見たら買う気も失せてしまいます。
このことはつまり、売上の低下につながる恐れがあるということになります。
ですから、店はしっかりハエ対策をしておかなければなりません。
しかし 現実的にハエ対策をするのは容易ではなく、ハエの存在を半ば容認せざるをえない部分があります 。
とはいえ、つねにハエがたかっているわけではないので安心してください。
それでも気になるようであれば、従業員がバックヤードから持ってきたばかりの商品を買えばいいでしょう。
管理人
従業員が持ってくるまで待っていられない、という方は従業員に声をかけてみましょう。売場に出すぶんとは別に、お客さまのぶんを作ってくれるはずです。実際に私が惣菜にいた頃、そうしていました。
検便を行っていない
スーパーや飲食店など不特定多数に食事や惣菜を提供するところでは、検便をすることが望ましいとされています。
意外かもしれませんが、 スーパーにかぎっていえば検便は義務ではありません 。
しかし、お客さまのことを第一に考えるのであれば、義務付けられていなくとも自主的に検便を行うべきでしょう。
実際、多くのスーパーでは検便が行われています。
逆にいえば、 少なからず検便を行っていないスーパーが存在している というわけです。
検便が行われていない店では、どの従業員がいつなんどき菌を保有しているかがわかりません。
もしかしたらなんらかの菌に感染している従業員が、素手で商品を触ってしまっているかもしれません。
そんなことになればあっという間に菌が感染していき、やがては食中毒が発生することでしょう。
このことから検便を行っていないスーパーは、会社全体の衛生管理が不十分だといえますね。
従業員個人の衛生管理が悪い
いくら店全体では衛生管理を徹底していたとしても、従業員個人の意識が低ければ意味がありません。
以下で挙げる項目は、改善しようと思えばすぐにできるはずのことばかりです。
トイレにエプロンをしたまま入る
トイレに入るさいは、エプロンを外して入るのが一般的なマナー となっています。管理人
衛生管理に厳しいところでは、生鮮部門の人が着用している白衣も脱ぐことが義務付けられています。さらに土足も禁止でスリッパに履き替える必要もあります。
なぜこのようなことをしなければならないのかというと、衛生上よくないからです。
トイレにはさまざまな菌が存在していますから、エプロンをつけたままトイレに入ると、その菌が付着してしまいます。
トイレにはどんな菌が潜んでいるかわからないそうして雑菌がついたエプロンをつけて作業をすると、商品にその雑菌が感染ってしまう可能性があります。
これほど危険な行為にもかかわらず、エプロンを外してトイレに行く人はごく少数となっています。
大半の人が、面倒臭がってエプロンをしたままトイレをすませている わけです。ふつう従業員はバックヤードの従業員用トイレを使いますから、この様子が直接お客さまの目に触れることはありません。
お客さまからしたら、知らぬが仏だと思います。
もしこんな光景を目にしてしまったら、気持ち悪くなってその店の商品はもう買えなくなってしまうかもしれませんね…。
汚れがついた白衣やエプロンをつけている
白衣やエプロンは、つねに清潔にしておかなければなりません。
汚い白衣やエプロンをつけていると、雑菌が繁殖して逆に不衛生 だからです。シミだらけだったり、どす黒く変色した白衣やエプロンをつけている従業員を見るだけで、商品を買う気がなくなってしまいますよね。
食品を扱う以上、従業員には清潔感が求められるのは当然のことです。
しかし、 実際には汚れがついた白衣やエプロンをつけている従業員も少なくありません 。
これでは、いったい何のために白衣やエプロンを着用しているのか…その意味がなくなってしまいます。
管理人
従業員の立場からすると、まず毎日制服を持って帰るのは面倒ですし、また洗ってもなかなかキレイに汚れが落ちないという部分もあります。油のシミや泥汚れなど、スーパーで作業しているとさまざまな汚れがつきますからね。
とはいえ衛生管理がきちんとしているところでは、クリーニングサービスが福利厚生に含まれています。
白衣やエプロンをキレイに保つためには、やはりクリーニングがいちばん効果的なんですよね。
このことから従業員がいつもキレイな白衣やエプロンをつけているところは、しっかりした衛生管理をしていると判断できるでしょう。
手洗いを徹底していない
手洗いの徹底は、衛生管理において基本のこととなっています。
具体的には爪の間もよく洗う、指と指を30秒間こすり合わせるなど、細かいルールが存在しています。
しかし 多くのスーパーでは時間に追われながら作業をしているため、そのルールを守って徹底した手洗いをしていられない のです。
定められたルールを守って手洗いをすると、それだけで2~3分時間をロスしてしまいます。
1回の手洗いで2~3分時間がかかりますから、これが何度も積み重なると大きなタイムロスとなるわけです。
管理人
しっかりとした手洗いが大切なことだとはわかっているのですが、勤務に入るとそんな余裕がなくなってしまいます。
そのため少々の汚れの場合は、水でさっと洗っただけですませることもよくあります。
それどころか、信じがたいことにトイレに行っても手を洗わない人もいたりします。
スーパーでおちびがトイレしてたので待ってたら、店員さんが手前のトイレから出て来た。
僕の目の前で指サックごと指先僅かに濡らした後、前髪いじってとレジに戻っていった。洗ってないしジェットタオルも使わなかったのに堂々と…
長いエプロンもしたまま…ズボン下げたらパンツ直あたりやん…— 皇帝ぺそぎん@多忙期間低浮上になります (@emperorpesoguin) 2019年9月3日
トイレに行って洗わないままの汚い手で商品、しかもナマモノを触られたらどんな菌が感染ってしまうかもわかりません。
このようなことをかんがみるとスーパーよりも、食品工場のほうがよっぽど衛生的ですね。
素手でナマモノに触る
生鮮部門では、商品を製造・加工するさいには手袋を着用することになっています。
いくら手洗いを徹底していても、やはり素手で商品(特にナマモノ)に触れるのは、衛生的によくありませんからね。
手にケガをしているときは、素手で触れるのはNG特に刺身やカットフルーツなど、お客さまの口にそのまま入るものを触るさいは必ず手袋をしなければなりません。
ところが、 手袋をするのを面倒だとして素手でナマモノに触る従業員もいる のです。
しかも、ちゃんと洗ったかどうかもわからないような手で…。
たとえどんなにキレイに手を洗っていたとしても、そもそも他人の手が触れたものは食べたくないですよね。
スーパーのバックヤードで加工・製造される商品は、どこの誰がどんな手で触ったかわからないと思っていたほうがいいかもしれません。
手袋を使い回している
手袋はつねに新しいものを使う必要があります。
そのため一度外した手袋を再使用することは、衛生的に禁じられています。
とはいえ 実際にはひんぱんに手袋を替えず、使い回しをしていたりします 。
従業員のなかには「汚れや破れさえなければ、手袋を取り替える必要はないだろう」という考えが念頭にあるわけなんです。
たしかに見た目がキレイなのに、取り替えて捨ててしまうのがもったいないような気はしますね。
しかし手袋を長くはめ続けていると指先や手が蒸れて、雑菌が繁殖してしまうのです。
これではせっかくキレイに洗った手も、再び雑菌まみれになってしまいます。
何のために手袋をつけなければならないのか、という点を理解していれば、手袋を使い回すことなんて起こるはずもありません。
つまり、 多くの従業員は手袋の重要性について理解していない といえるでしょう。
管理人
余談ですが、手袋の使い回しはスーパーにかぎらず、病院などいろいろなところで行われているようです。個人的には病院での使い回しのほうが、気持ち悪くて無理です。
床や作業台に落ちた商品も再使用
食品を触っているときに、誤って床やテーブルに落としてしまったら…あなたはどうしますか。
捨てる人もいれば、ほこりを払って使うという人もいるでしょう。
家庭でなら、再使用したってなんら問題ありません。
あくまで、自分が食べる分に関してはどうなっても自己責任となりますから。
しかし 店でお客さまに出す商品は、一度床や作業台に落ちてしまったものを再使用してはいけません 。
「どうせ水洗いしたり、加熱調理してから食べるだろうから、再使用しても大丈夫でしょ」だなんて思っている従業員もいるようですが、それは大間違いです。
お客さまみんなが、きちんと水洗いしたり加熱調理するとは限りません。
そのため床に落ちて雑菌がついてしまったものを、直接食べてしまう可能性があるのです。
もったいないかもしれませんが、床や作業台に落ちてしまったら、その商品は捨てなければなりません。
それにもかかわらず、 ちょっと息を吹きかけたり、揚げ直したりして再び売場に出す従業員がいる のです。
管理人
商品についてお客さまから指摘されたさい(パックに穴が開いている、虫が止まっていたなど)、一度その商品をバックヤードに下げて、しばらくしたら素知らぬ顔してまた売場に出すということなんかもあります。
余談ですが、傷んだ野菜や傷がついた商品は惣菜に使って処理させることもよくあります。
#クソ現場祭り2019
スーパーのバイト中
新人のバイト君が積み上げてた卵が崩れて床にぶちまけた時に店長が一言。店長「床に落ちた奴全部惣菜にまわしといて」
— さりょーさん (@saryosan4125) 2019年9月3日
バックヤードでどんなことが行われているのか、お客さまからはなかなか見えません。
売場の商品は一見キレイに見えますが、このような手直しをされているかもしれないと、つねに疑ってかかったほうがいいでしょう。
器具の殺菌をしっかり行っていない
生鮮部門では包丁にまな板などさまざまな器具を使用して、商品の製造や加工を行っています。
当然、これらの器具は殺菌されていなければなりません。
不衛生な状態で器具を使うと、雑菌が商品に感染してしまいますからね。
ところが、 一部の店では器具の殺菌をしっかり行わず使用しているところもあります 。
たとえばアルコール殺菌を怠ったり、洗剤を使わず水洗いだけですませていたりなど、これではとても殺菌しているとはいえません。
器具の殺菌は、意外と手間がかかるものです。
そのせいか「面倒臭い、時間もないしそんなことやっていられない」と思う人もいるようです。
しかし、雑菌はどこに潜んでいるかわかりません。
器具の殺菌をしっかりしていなかったゆえに、食中毒が起こってしまう可能性もあります。
このこともやはり、お客さまから見えない裏側では何をやっているかわからないことを示しています。
今回はスーパーの不衛生な部分をいろいろ紹介しました。
スーパーの裏側はこれほどずさんな管理なのかと思うと、なんだか買い物に行くのが怖くなってしまったのではないでしょうか?
もちろん店によって衛生基準はピンきりですから、しっかり衛生対策しているところもあります。
しかしどんなに衛生対策しても、食品を扱っていることから、ゴキブリなどの害虫を防げないのもまた事実です。
害虫はどんなに対策していても、外から侵入してきたりもします。
正直、店や従業員の意識だけではどうしようもない部分もあるわけなんです。
スーパーにかぎらず、食品を扱う小売店や飲食店はけしてキレイな場所ではありません。
このことは実際に働いている人からすれば常識で、つねに衛生管理のずさんさを目の当たりにしているのです。
そのためかスーパーや飲食店で働くと、惣菜を買ったり外食できなくなってしまう人も少なくありません。
管理人
私はまったく気にしないタイプなので、ふつうにスーパーにも行きますし外食もします。正直、気にしてしまったらどこへも行けなくなってしまいます。
衛生面が気になる方や潔癖症の方は、スーパーや飲食店で働かないほうがいいでしょうね。
世の中、知らないほうがいいこともありますから。
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