スーパーはサービス残業多し!その実態は?-バイトやパートも…-

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スーパーは給与が安いうえ、長時間労働で休みもなかなか取れないというのは有名な話となっています。

これらの話は事実なのかというと、正直認めざるをえません。

さらに労働時間のなかにはサービス残業分が多くを占めており、給与と労働時間はまったく比例していません。

サービス残業って、はっきりいってタダ働きのことですからね。

いくら世間が働き方改革を進めていても、いまだに多くのスーパーではサービス残業が当たり前に行われています。

しかも正社員だけではなくバイトやパートでも、サービス残業をしている人は珍しくありません。

なぜ、スーパーからサービス残業がなくならないのか?

また、サービス残業分の賃金はもらえるのか?

いろいろとサービス残業にまつわる疑問をみなさん持っているかと思います。

今回はスーパーにおけるサービス残業の実態について、暴露していきますよ。


スーパーでサービス残業が行われる理由

そもそもなぜ、スーパーではサービス残業する人が多くいるのでしょうか。

サービス残業が行われている理由としては、以下の3つのことが考えられます。

  • 時間内に仕事が終わらない
  • 残業代に上限がある
  • サービス残業することが暗黙の了解になっている

それでは、さらに詳しくそれぞれの理由についてみていきましょう。

時間内に仕事が終わらない

スーパーの従業員は売価変更・ポップ作成・品出し・発注など、さまざまな作業をこなさなければなりません。

青果などの生鮮部門では、さらに商品の加工や製造も行っています。

これらの作業を開店前から閉店するまで、売場の様子を見ながら行っていくことになります。

「一回、売場に商品を出したから今日の仕事は終わり」というわけにはいかないのです。

前出しをするスーパーの従業員売場が乱れていたら、手直ししなければならない

お客さまによって、時間の経過とともに売場の商品が少なくなっていきますから、そのつど品出しする必要があります。

そのため退勤時間になっても売場の商品が少ないようであれば、きちんと補充をしてからでないと帰ることはできません。

商品の加工や製造も同じで、 退勤時間になったから作業が途中だけど帰るというわけにはいきません 

なぜならスーパーは人手不足のため、作業を引き継いでくれる代わりの人がいないことも珍しくないからです。

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管理人

うちの店は各部門に正社員は1人、パートが3~4人程度で回しています。パートは午前の人が多く、午後から交代してくれる人はほとんどいません。

 作業を引き継ぐ人がいない場合、一度手をつけた作業は自分で終わらせてからでないと帰れません 

もし作業を放置して帰ってしまうと、他の人に迷惑がかかってしまいますからね。

逆にいうと従業員がたくさんいる店では、作業を引き継いで帰れるのでサービス残業も少ないです。

残業代に上限がある

サービス残業を好きでやっている人なんて、いるわけがありません。

正直、やっぱり残業代はほしいと思っています。

それでもサービス残業をするのは、残業したところで残業代が支払われないからなのです。

残業代が支払われない、というのはちょっと誤解を招く言い方かもしれません。

正確に言うと 残業代に上限があって、それ以上の残業はサービスとなってしまう わけなんです。

それ以上残業しなければいいだけの話ですが、仕事が終わらないので難しいんですよね…。

サービス残業することが暗黙の了解になっている

サービス残業をするかしないかは、個人の自由です。

それでもスーパーで働く多くの従業員がサービス残業をしているのは、 サービス残業が暗黙の了解になってしまっている ためです。

会社から強制されるわけではありませんが、 周囲の人がサービス残業をしていると、ひとりだけ早く帰りにくい雰囲気になります 

そして「みんなと同じことをしなければ、嫌われるかもしれない」という気持ちから、しぶしぶサービス残業をしている人も少なくないのです。

実際に、ひとりだけ早く帰る人は影で文句を言われ、職場に居づらくなってしまったということもあります。

長く仕事を続けるうえで人間関係の良し悪しは重要です。

周囲に合わせてサービス残業している人は、良好な人間関係を保つために割り切っているのかもしれません。

バイトやパートもサービス残業!

スーパーでは正社員だけでなく、当たり前のようにバイトやパートもサービス残業しています。

月給である正社員と違ってバイトやパートは時間給ですから、残業代が出ないなら定時にすぐ帰りたいところですよね。

しかしやらなければならない仕事が終わらないかぎり、いくらバイトやパートでも帰れません。

それはNG仕事をやり残して帰ると、怒られてしまう

本来なら正社員に仕事を任せて、バイト・パートは定時で帰ればいいはずだと思いますよね。

とはいえ スーパーは正社員の数が少ないですから、バイトやパートも社員と同様の働きをするように求められます 

「バイトだから、時間になったら帰る」「パートだから、これ以上の仕事はできない」というような考えは、この業界では通用しないのです。

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管理人

なかにはバイトやパートに仕事を押し付けて、定時で帰る正社員もいたりします。すっかり立場逆転してますよね。

 正社員とバイトやパートの立場の違いがあいまいになっているがゆえに、このようなことが起こってしまっている といえるでしょう。

その証拠にバイトやパートなのに、店長や副店長といった役職を任される人も少なくありません。

そのためヘタな正社員よりも重い責任を持たされたバイトやパートたちは、必然的にサービス残業をしなければならない状況に追い込まれているわけです。

サービス残業を理由に辞めることはできるのか

スーパーでは日常的にサービス残業が行われており、毎日サービス残業という方も珍しくないほどです。

ただでさえしたくないサービス残業ですが、それが頻繁になると自分自身はもちろん、家庭にも影響を及ぼすことになります。

自分の自由時間がなくなったり、家事や育児に支障が出てきたりと、望まないサービス残業をしているとさまざまなものが犠牲になっていくわけなんですね。

そんなサービス残業に嫌気がさして、辞めたいと思っている人もいるでしょう。

そこで問題となるのが、このような理由で辞めることはできるのか?ということです。

他の人はみんなサービス残業を当たり前のようにしているわけですから、辞めにくいという気持ちもあるでしょう。

しかしなにより優先するべきは自分の生活ですし、自分が希望する勤務形態で働ける職場でなければ、どのみち長続きもしません。

 無理してサービス残業をしているのであれば、希望する働き方とはかけ離れているわけですから、これは十分辞める理由となりえます 

そもそも多くのバイトやパートたちは重い責任を負わせられたり、自分の生活に負担を強いられたくないからこそ、正社員ではなくあえてバイトやパートという立場を選んでいるわけです。

それなのに正社員並の働きを求められるのでは、バイトやパートでいる意味がありません。

ちゃんとした職場なら、正社員とバイトやパートの立場はしっかり線引きされていますから、そのようなところへ転職することをおすすめします。

サービス残業分の賃金はもらえるのか

サービス残業したあと、その分の賃金をもらいたいとみなさん思っていることでしょう。

やっぱりタダ働きはイヤですもんね。

もちろんサービス残業は労働基準法違反の違法行為ですから、労働者はその分の賃金をもらう権利があります。

たくさんのお札毎日のサービス残業代、一ヶ月でかなりの額

あくまで 賃金をもらう権利があるというだけで、確実にもらえるかどうかは正直難しいところ なんです。

なぜならサービス残業分は違法行為でありながら、明確に取り締まる法律が現状ないからです。

労働基準監督署に相談しても、あくまで労働基準監督署は労働者と会社とのパイプ役でしかありません。

そのため労働基準監督署は賃金の支払いをするようにお願いするだけで、会社に対して賃金を強制的に支払わせることはできないのです。

もし 会社から賃金を支払ってもらいたいのであれば、裁判をするしかありません 

確実に証拠を集めたうえで裁判をして、正式に賃金の支払いが認められれば、会社は賃金を支払わざるをえなくなります。

しかし裁判となればお金も時間も負担になりますし、なによりも職場での立場も悪くなってしまいます。

会社からすれば、会社を訴える人間に対しては厳しい姿勢を取るようになりますから、最悪の場合退職に追い込まれる可能性もあります。

つまり 会社から賃金を支払ってもらうには、相当なリスクを犯す必要がある といえるでしょう。

このような背景があるため、実際にサービス残業をしている人たちはほとんどが泣き寝入りをしています。

会社を辞めても問題がなく、お金も時間も余裕があるような人でなければ、会社を相手に訴えるなんてことはとてもできませんからね。

一部にはちゃんとサービス残業代を支払ってもらった人もいますが、そんな人はごくまれだと思っていてください。


スーパーの従業員は人手不足で仕事が終わらないがゆえに、サービス残業をせざるをえないわけです。

本来ならサービス残業はしてはいけないことのはずなのに、むしろサービス残業を進んでする人がエラいというような謎の風潮があります。

このような風潮から、みんな当たり前のようにサービス残業をしているともいえるかもしれません。

好きでサービス残業するならいいですが、サービス残業なんてしたくない人からすれば、たまったものではありませんよね。

せめて残業代が出るのであれば…と思いますが、会社は余計な人件費を使いたくありませんから、残業時間に制限を設けるして、できる限り残業代の支払いは抑えるようにしています。

さしずめ会社は「従業員が勝手にサービス残業しているのだから、サービス残業分の賃金は払いたくないし払う必要もない」と思っているのでしょう。

というわけで、サービス残業をしてもその分の賃金をもらえる保証はどこにもありませんから、できる限りサービス残業をしないようにするのが得策といえるでしょう。


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