近所でバイトしようと思っている方がいれば、ちょっと待ってください。
たしかにバイト先が家から近いと、通勤時間がかからない、休憩は家で取ることができるなどといろいろ便利です。
そのいっぽうで、近所でバイトするのはデメリットも存在しています。
いったいどんな点がデメリットなのか、考えてみましょう。
急な欠員が出たら、出勤を頼まれる
近所でバイトするメリットはずばり家から近いことなのですが、このことがデメリットにもなるのです。
デメリットとしてもっとも顕著な事柄に、バイト先で急な欠員が出たら出勤を頼まれるということがあげられます 。 休日にバイト先から出勤要請があるかも当然のことですが、欠員が出たら店は人員を補充しようとします。
そして 補充する人員を選ぶ要因として、すぐに店に来ることができる人、つまり店の近所に住んでいる人が優先的に選ばれるのです 。
わざわざ店から離れた場所に住んでいる人を呼ぶのは、到着するまでに時間もかかりますし、交通費もかかりますから、店からすればなんらメリットがないというわけです。
遅刻しにくい
家からバイト先が離れていれば、遅刻してしまっても電車の遅延や渋滞という言い訳をすることができます。
本当に電車が遅延したのか、渋滞していたのかというところまでは、なかなか店側も確認しようとはしません。
ところが 店の近所に住んでいると、家から近いのに遅刻してくるなんてありえないだろう、という固定観念が店側にはついている のです。
なぜなら、 電車の遅延や渋滞などの交通事情が影響しないから です。
近所でバイトということですから、主な通勤手段は徒歩もしくは自転車となるでしょうけれど、徒歩や自転車には遅延も渋滞も関係ないですからね。
つまり 近所でバイトすると、遅刻する言い訳が通用しなくなるため、遅刻しにくくなる というわけです。
家族や近所の知り合いと会うかもしれない
接客するバイトだと知り合いに会うかも 家の近所でバイトすると、自分の家族や近所の知り合いと会う可能性があります 。特にファミレスなど飲食店やスーパー・コンビニなどの小売店でバイトする場合、その可能性は高くなります。
自分が働いている姿を見られるのは恥ずかしいという方や、会いたくない近所の知り合いがいるという方にとっては、近所でのバイトはデメリットになりますね 。近所の知り合いとバイトが一緒になることも
近所の知り合いと店で会うというのは、なにも従業員と客の立場に限った話ではありません。
もしかすると、 近所の知り合いも同じ店で働いている、またはのちに働くことになるかもしれないのです 。
近所では仲良くても職場では仲違いすることも一緒にバイトしながらも仲良く、いい関係を築いていくことができれば問題ありませんが、必ずしもそうとは限りません。
万が一、 一緒に働く近所の人と仲が悪くなってしまった場合、その後の近所付き合いに影響を及ぼす可能性があります 。
近所の人とはただ従業員と客として顔を合わせるのはまだしも、同じバイト先で働くとなると、まったく状況が変わってくるので注意が必要です。
ヘタな辞め方をすると、店に行きにくくなる
近所でバイトすると、バックレなどヘタな辞め方はできなくなります 。 辞めたあとにその店に行く機会があった場合、店の人と顔が合わせづらくなってしまうためです 。円満に辞めるならともかく、ひと悶着して辞めたとなれば、顔を合わせるとお互いに気まずくなってしまいますからね…。
もう二度と私用でその店に行くこともないというのであれば、気にする必要はありません。
近所でバイトをするのは、メリットよりもデメリットのほうが大きいかもしれません。
特にヘタな辞め方をすると、その後店に行きにくくなってしまうというところが、最大のデメリットだといえるでしょう。
また、たとえ円満に辞めたとしても、辞めたバイト先へはもう行けないと感じる人も多いようです。
おそらくバイト先を辞めたということに負い目を感じ、店に行きにくくなってしまうのでしょうね。
このことから、日頃からよく利用する店ではバイトしないほうが、後々のことを考えると得策ですよ。