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スーパーにやってくる関係者たち-業者の人から、警察官まで?!-

スーパーで働いているとお客さまだけでなく、さまざまな業者の方と接する機会が生じます。

これら関係者の方と仲良くなると、ふだんの生活ではなかなか知りえない裏事情を教えてもらえたり、公私ともに便宜をはかってもらえることもあります。

まさに人脈は宝なり、ですね。

今回の記事では、スーパーを来訪する関係者にどんな人がいるのかについて、こっそりお教えします。


飲料メーカーの方

多くのスーパーが、店の軒先にジュースの自動販売機を設置しています。

お客さまには店内だけでなく、自販機でも飲料を購入できるよう利便性をはかっているわけです。

ちなみに自販機で購入した飲料の売上は、毎月飲料メーカーの方が売上金を回収し計算後、金額に応じて手数料という形で店に支払われています。

そのため 飲料メーカーの方は、毎月その手数料と伝票を店に持参しに来る のです。

ここでとある疑問を感じた方もいるかもしれませんね。

それは、自販機があることによって、店の飲料が売れなくなってしまうのでは?ということです。

しかし、その心配は無用です。

自販機があっても店の飲料は売れますし、結局自販機の売上も利益として店に入るので、まったく問題ありません。

ただし、同じ商品でも自販機で買うのと店で買うのとでは少し違いがありますので、その点は注意したほうがいいでしょう。

そのほか 自販機でなにかトラブルが起こったさいにも、メーカーの方が対処しに来られます 

とはいえ、そんな事態になるのは年に数回あるかどうかといったところです。

基本的に店の従業員ができるかぎり対応し、どうしても手に負えないときに来てもらうといったかたちを取っています。

食品メーカーの方

頻度は高くありませんが、食品メーカーの方も見かけます。

 部門担当者に資料を持ってきたり、売場を確認したり、サンプル品を持ってきたりと、簡単に言えば営業しに来る のです。

普通ならそのような話はバイヤーとするのですが、現場で働く個々の店の従業員と密に話をしなければならない場面もあるため、わざわざ店に来るというわけです。

いったいどんな話をしているのかについても、今回は教えちゃいましょう。

その多くは売り上げに関しての話になります。

店が違えば当然売れるものも違いますから、その店では何が売れているのか?また売れないものは何か?といった話を、直接従業員からうかがっているわけなんですね。

店で働く従業員は「この日はこの商品が売れた」「最近は食パンが売れてる」といった細かいトレンドを把握しているので、メーカーとしてはより具体的な売上対策として役立てやすいのです。

いっぽうバイヤーは全店のデータを見て分析することはできますが、個々の店の動向までは詳細に把握できませんから、机上論になってしまいます。

現場の生の声とデータで理論的に見るのとでは、信ぴょう性が全然違いますからね。

余談ですが上記のような仕事の話だけでなく、プライベートな話をすることもあります。

ただ、ある程度仲良くなった人限定ですけれどね。

さらにメーカーの方々は、ただ単に従業員と話をするだけではありません。

 リニューアルなどで大幅に売場を変更するさいに、助っ人として手伝ってくれることもある のです。

スーパーのリニューアルでは大きな什器の位置を変えたり、汚れがこびりついている場所を掃除したりと、多くの人手が必要となるのです。

そんな大変な作業を手伝ってくれるメーカーさんには、とても頭が上がりません。

花屋さん

スーパーによって、生花の扱いは異なっています。

わかりやすいのは花屋さんがテナントで入っているかどうかで、テナントが入っているところでは店側が干渉することはありません。

いっぽうテナントが入ってない場合は、花屋さんが青果コーナーの一角を借りて、商品の管理をするかたちになります。

その 商品管理のために毎日~週に数回程度、花屋さんが店に来る のです。

スーパーで生花、あなたは買います?

具体的には水を換えたり、新しい商品と古い商品を入れ替えたりなどのメンテナンスなどを行っています。

そのため生花に関しては、花屋さんに丸投げをしているところが多く、青果部門担当者では対応できないことが多くなっています。

ただし、大きな店だと青果担当バイヤーが直接仕入れたり、従業員も生花について対応できるようになっています。

運送業者の方

スーパーの商品は、業務用の荷物を配送する運送業者によって届けられています。

商品は基本的にカゴ車といわれるゴンドラに載せられているのですが、ドライバーさんはカゴ車ごと店に置いていきます。

そのあと従業員が、カゴ車から商品をひとつひとつ降ろしていって冷蔵庫などに片付けをしていきます。

カゴ車からわざわざ商品を降ろす理由は、市場などの配送センターでカゴ車の使い回しをしているため、返却しなければならないからです。

従業員が商品を片付け終わった頃合いを見計らって、空になったカゴ車を回収しに再びドライバーさんが店に来ます。

 カゴ車を降ろしてから回収し終えるまでが、ドライバーさんがひとつの店で行う一連の作業 となっているのです。

ほぼ毎回決まったドライバーさんが来るのですぐに顔なじみになり、時間があるときには雑談することもあります。

 彼らはいろいろなスーパーを順々に回っているので、他のスーパーさんの内部事情にも精通しており、貴重な情報源 にもなっています。

ドライバーさんと仲良くしていると、意外な情報を知ることができるかもしれませんよ。

配送業者の方

スーパーの商品は、上述したように業務用の荷物専門に請け負っている運送業者が定期的に配送してくるものの他に、一般の宅配便や郵便物で届けられるものがあります。

一般の宅急便・郵便物として届けられるケースとしては、仲卸などを通さずメーカーと直接取り引きをしている場合が考えられます。

このような場合は業務用の運送業者さんではなく、 一般の宅配便や郵便物を配達する業者の方が店に商品を届けてくれる のです。

また逆に、 荷受けのために来ることもあります 

みなさんもご存知かと思いますが、スーパーでは宅配便の荷受けサービスを行っています。

その仕組みは、お客さまがサービスカウンターで荷物の発送を依頼すると、提携している配送業者が荷物を取りに来るということになっています。

 配送業者は業務提携している店をルート巡回しており、基本的には毎日決まった時間に、荷物を預かっていないかを確認する 必要があるのです。

毎回来るドライバーの方もだいたい同じ人が来るため、あいさつから始まって打ち解けたら雑談する仲になることもあります。

廃棄物回収業者の方

昨今スーパーでの食品ロスが騒がれているように、一日に出る廃棄物の量は計り知れません。

また食品だけではなく、ダンボールや発泡スチロールなどさまざまな資源ごみも出ているのです。

これら 廃棄物の処理は、廃棄物専門の回収業者に依頼して行われています 

ちなみに、スーパーではペットボトルやあきびん・あきかんも回収しているところが多いのですが、これらも回収してもらっています。

 回収の頻度としては生ゴミやダンボールは毎日、発泡スチロール・ペットボトル・あきびんあきかんは週に数回程度 となっています。

ここで、ひとつ問題が生じることがあります。

それはお客さまが家庭ごみを持ち込んでくることです。

その手法としては、いやがらせのように店の前に放置していったり、はたまたご丁寧に店のゴミ収集庫に捨てていったりです。

しかし、当然これは違反行為になります。

店は業者と契約し、料金を支払ったうえで業務をお願いしているわけですから、家庭ごみを持ち込むことは許されないこととなります。

これはお客さまにかぎらず、従業員も同様です。

いくらスーパーで働いているからといって、残念ながらごみをただで捨てられるというメリットはついてこないのです。

機器メーカーの方

スーパーでの業務にはレジやパソコン、コピー機など電子機器が必須となっていますが、これらの機器が故障してしまうこともあります。

これら 電子機器が故障した場合は、メーカーさんに様子を見に来てもらい、必要に応じて修理をしてもらうもしくは新しいものに買い替えるなどの対処をとってもらいます 

さすがにちょっと紙が詰まった、画面がフリーズした程度でしたら従業員が自力で直しますけれどね。

店側とすれば、メーカーの方を極力呼びたくないものなのです(タダで直してもらえるわけではありませんから…)

また電子機器以外にも 商品を保管する冷蔵庫や製氷機、冷ケースなどが不調になったさいにも、メーカーさんや修理業者に来てもらいます 

イケメン作業員はあまり来ない

冷蔵庫や冷ケースは商品の鮮度に直接関係している機械なので、おかしいと感じたらすぐに調査の依頼をしています。

これはさすがに、お金がもったいないとは言っていられない問題ですからね…。

もしも修理や買い替えをしぶり古い機器を使用していると、毎シーズンのように何かが壊れます。

古い機器は直して使い続けるよりも、ある程度のところでスパッと諦めて買い替えたほうが結局は得をするわけですね。

消費電力や待機電力も、新しいものだと最小限ですみますから。

印刷会社の方

お客さまは、新聞に入っているチラシを見て買い物に来ています。

そのためチラシ折込の当日は、そのチラシを見るまでお買い得の商品がわからないということになります。

しかし、スーパーの従業員は広告の掲載日の前日~数日前にはチラシを入手できるのです。

なぜならチラシはその広告掲載日の数日前には完成しており、印刷されたものが本社経由で各店に配布されているからです。

その完成されたチラシを確認しながら、各部門の担当者は発注や売変を行っているわけです。

しかし原稿の入稿や脱稿が遅れてしまい、チラシの完成が納期ギリギリになってしまうこともまれにあります。

そんな時は 印刷会社の方がチラシを直接店に持ってきてくれることがあります 

個人的にはスーパーと印刷会社につながりがあるなんて、働く前まで思いもしなかったので、意外というか新鮮みを感じています。

警備会社の方

スーパーではいつ窃盗や盗難、事務所荒らしなどの事件が起こってもおかしくありません。

そのため セコムやアルソックといった警備会社と契約し、異常を検知した場合すぐに駆け付けてもらうようにしている のです。

店内には警備会社が設置した特殊な機器があり、従業員が店の開け締めをするさいにはその機器を操作します。

この操作は夜間店長、店長や副店長といった限られた人間しか知りえませんから、万が一の場合は施錠の手順に不備があったなどの理由も考えられます。

そのような不手際が起こった際、機器のセンサーが反応し、警備会社に通報され警備員が確認しに来るわけです。

私自身、警備員を見たのは片手で数える程度の回数もないのですが、警備員が来るとやはりちょっとした緊張が走りますね。

警察官

こちらも有事の際に駆けつけてくれる存在ですが、警備会社の警備員とは似て異なります。

 警察官が来るということは、十中八九事件が起こったということを意味しており、事件の内訳として特に多いのが、万引きです 

万引きでも初犯だったり反省の態度が見られる場合は、店長が事情を考慮したうえで警察を呼ばないケースもあります。

ただし、厳格な店長だと容赦なく通報しますけれどね。

つまり 万引きで警察を呼ばれるということは、かなり悪質なケースだとみなされた ということになります。

バイトやパート・一般社員と警察官が話をすることはほぼありませんが、店長など責任者は警察からの事情聴取を受けることになります。

これが意外と時間がかかるもので、私の旦那も何度が受けていますが「店の業務でただでさえ時間がないのに、勘弁してほしい」と本音をこぼしていました。

事情聴取も勤務時間中に都合が合わなければ、自分のプライベートな時間を犠牲にしなければなりません。

万引きするほうはなにげない気持ちでするのでしょうけど、店側の従業員には多大なる迷惑がかかるのです。

学校の教員

中学生の職場体験は、学校側が会社(店舗)に依頼して行われます。

その手順として、まず学校側が店舗に対して書簡や電話で、詳細を面談するためのアポを取ります。

それから店に教員がおもむき、店長と職場体験を実施する日程などを確認します。

体験当日になると、生徒の様子を確認したり写真を撮ったりするために、ふたたび教員が店に出向きます。

このように、 学校の教員は何度か店に行く必要がある というわけです。

家の近所のスーパーでバイトしている学生さんは、もしかしたらお世話になった先生に偶然会うことがある…かも?

マネキンさん

スーパーでは、試食販売がよく行われています。

 試食販売には無人のものと有人のものがあり、マネキンさんを呼んで調理やお客さまへの接客をしてもらう こともあります。

マネキンさんは店から指定された日時に調理器具などを持参し、業務を行います。

従業員の代わりに売り込みをしてくれるマネキンさんの存在は、とてもありがたいものでありますし、スーパーを代表する象徴ともなっています。

ただマネキンさんがいると試食に手を伸ばしにくい、という人もいますから、マネキンさんを置くことが必ずしもいいこととはいえないところです。


こうしてみると、意外といろいろな方がスーパーに出入りしているんですね。

私が勤める店の従業員は、運送業者さんやメーカーの方と良好な関係を築いている方が多くみられます。

業務上の会話だけでなく雑談も交えて話をしていくうちに、距離が縮まっていっているのでしょう。

このことは従業員同士だけではなく、さまざまなところから出会いが生まれる可能性がある、といえるでしょう。

スーパーで職場恋愛をしたくないという方は、このような関係者の方にも一度目を向けてみてはいかがでしょうか。

意外な人脈が生まれるかもしれませんよ。


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