とうもろこしはさまざまな調理を楽しめる万能野菜で、大人から子どもまで幅広い世代から人気を集めています。
夏場になると、屋台で焼きとうもろこしが販売されていますが、思わず買ってしまう人も多いのではないでしょうか?
お祭りで食べるとうもろこしって、なんだか格別なような気がしますよね。
もちろん日頃からシチューやスープの具にしたり、サラダにトッピングしたりして、とうもろこしを味わっていることでしょう。
そこでみなさんは、白いとうもろこしの存在はご存知でしょうか。
ふだん私たちが目にするとうもろこしは、鮮やかな黄色の粒をしていますが、なかには粒が白いものもあるんですよ。
しかし白いとうもろこしは店頭で見かける機会も少なく、希少であるため、存在を知っている人はあまりいないのが現状です。
いったい白いとうもろこしとはどんな特徴があり、またふつうの黄色いとうもろこしとは何が違うのか、気になるところですよね。
ここでは白いとうもろこしについてを中心に、とうもろこしの基本的なデータや、関連としてヤングコーンについても紹介していきます。
とうもろこしの種類は3つ、白色は特別!
とうもろこしはイネ科の植物で、世界三大穀物の一つとして知られています。
その用途はさまざまで食用のほか、家畜の飼料やでんぷんの素などにも使用されており、私たちの生活にはなくてはならない存在なんですよ。
なかでも食用のものはスイートコーンと呼ばれており、商品名として表記されることも珍しくありません。
一般的にとうもろこし=スイートコーン と思っておけばいいでしょう。***
原産は中南米周辺とされ、紀元前にはすでに栽培されていたという、歴史の古い食物です。
日本へ初めてとうもろこし、スイートコーンが導入されたのは明治時代になってからで、その後栽一気に栽培が広まっていきました。
そして、現在ではなくてはならない定番野菜の一つになっています。
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それでは、とうもろこしの基本的なデータをご覧ください。
レア度 | (黄)★☆☆☆☆ (バイカラー)★★☆☆☆ (白)★★★☆☆ |
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主な産地 | 北海道 |
主な品種 | (黄)ゴールドラッシュ (バイカラー)ピーターコーン (白)ピュアホワイト |
主な調理法 | 焼きもろこし・コーンスープ・ゆでもろこしなど |
旬の時期 | 6~9月頃 |
とうもろこしの主な産地は北海道、ということはみなさんもご存知かもしれませんね。
じゃがいもやたまねぎと並ぶ、北海道の代表的な野菜となっているのですよ。
使い勝手も抜群で、焼いてもよし!炒めてもよし!ゆでてもよし!と、飽きが来ることはありません。
そんな とうもろこしの種類は、粒の色によって、黄粒種・バイカラー種・白粒種 と3つ存在しています。
バイカラー種は黄と白の2色が混合しているもので、メンデルの法則により黄色3:白色1の割合となっています。
それぞれの種類には数多くの品種がありますが、店頭では特に表記されることはなく、たんに「とうもろこし」として販売されています。
ただ白粒種のとうもろこしについては、他の2種とは差別化をはかるため、あえて品種名を記載するケースも珍しくありません。
美しい白色のとうもろこしは甘さも抜群!有名な白とうもろこしの品種としては、ピュアホワイト・雪の妖精・ホワイトショコラといったものが挙げられます。
すべて白さを連想するようなネーミングで、とても印象に残りますね。
白いとうもろこしの特徴として、以下の4点が挙げられます。
- 果皮が薄く、やわらかい
- 糖度が高い
- 生食可能
- 希少価値が高い
なかでも、 黄色いとうもろこしと明らかに違うのは、糖度の高さと希少価値の高さ になります。
まず 白いとうもろこしは甘みを強く感じられ、果物よりも甘いと表現されたりするほど です。
個体によっては糖度20度以上のものもあるとか…。
一般的な果物でも、糖度が12~13度もあれば甘みが強いといわれますから、糖度20度の甘さは計り知れませんね。
とっても甘い白とうもろこしですが、いつでも手軽に入手できるわけではありません。
なぜなら 栽培に手間がかかるゆえに、生産数が少なく、市場に流通している数が少ない からです。
もし店頭に白いとうもろこしが出ていれば、運良くバイヤーが仕入れてきたんだと思ってください。
ヤングコーンは若取りしたとうもろこし
とうもろこしといえば、ヤングコーンのほうが好きな人もいるかもしれません。
小さくても中身はちゃんとしたとうもろこし ヤングコーンは品種ではなく、とうもろこしの実を若取りしたもの なんです。小さくてかわいいその姿は、とうもろこしの赤ちゃんのようだと称されていることから、 ベビーコーンと呼ばれることも あります。
そんなヤングコーンの基本的なデータは以下のとおりです。
レア度 | (生)★★★★☆ (水煮)★☆☆☆☆ |
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主な産地 | 北海道 |
主な輸入元 | タイ |
主な調理法 | サラダ・グラタン・八宝菜など |
旬の時期 | 5~6月頃 |
ヤングコーンは通常、水煮の状態で販売されています。
水煮のものは青果コーナーではなく、サラダ用のトッピングとして、食品コーナーのドレッシング類付近に置かれています。
常時販売されているので、いつでも気軽にヤングコーンを食べることができます。
ただし 水煮に使用されているヤングコーンは多くが輸入物 、特にタイ産のものが使用されています。
国産の新鮮なヤングコーンを食べたい!という方は、毎年5~6月頃、ちょうどとうもろこしが出回り始めたくらいの時期に、青果コーナーを覗いてみてください。
運が良ければ、生の国産ヤングコーンを入手することができるでしょう。
そのさい、外皮がついたままの状態で販売されることもあります。
外皮がついているものは日持ちもしますし、一緒にくっついているヒゲの部分や内側の柔らかい皮も味わうことができる んですよ。皮むきが多少面倒かもしれませんが、まるごとヤングコーンを味わうなら、断然皮付きのものをおすすめします。
とはいえヤングコーンを食べてみたいけれど、どんな料理に使えばいいのかわからない…という方も少なくないことでしょう。
そんな悩みも、ここで解決です。
ヤングコーンは多くがサラダやグラタン、八宝菜といった身近な料理に使われています。
甘みもあっさりしていてクセがない ので、結構いろんなジャンルの料理に合うんですよ。またシャキシャキとした食感で、普通のとうもろこしと違った味わいを楽しめますし、芯まで食べることができますから、最後まで持て余すところがありません。
いつもの料理になにかアクセントになるようなものを入れたい、というときにぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
とうもろこしの鮮度チェック方法
とうもろこしの鮮度チェックで注意する箇所は、外皮と中の粒です。
しかし場合によっては、外皮が剥かれている状態であったり、逆に皮が剥かれておらず中身がわからない状態のときもあるでしょう。
外皮が剥かれている場合は中の粒が確認できるので問題ないのですが、外皮に包まれていて中身がわからない場合の鮮度チェックは、正直あてにできません。
いくら外皮がきれいであっても、中身が傷んでいることなんてザラだからです。
逆に外皮が汚くても、中身がきれいなままということもありますが…。
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外皮が枯れて色あせたり、カビが生えているものは劣化している と判断できます。もしもこの状態で中身が確認できない場合は、中の状態がまったくわからないので、気になる人は避けたほうがいいでしょう。
粒にヘコみや虫食いがあるものも、傷んでいる とみなします。虫食いは最初はわからなくとも、時間の経過によって隠れていた虫が出てきて発見されることがありますので、注意が必要です。
また傷みではありませんが、粒の並び方がいびつなものはマイナスポイントになります。
他の点で問題がなかったとしても、やはり見た目がよくないものは見劣りしてしまいますから。
初めて白いとうもろこしを知った方は、その存在に驚かれたのではないでしょうか。
とうもろこしは黄色だという固定観念がありがちですが、これからは白いとうもろこしも定番品となることでしょう。
近年では出荷量が増加しており、着々とその存在は身近なものになりつつあります。
見た目の美しさもさることながら、特筆すべきはその甘さにあるので、ぜひ一度みなさんも白いとうもろこしを召し上がってみてください。
黄色いとうもろこしと食べ比べしてみると、おもしろいかもしれません。
またヤングコーンの存在も、いままでよく知らなかったという人も少なくないかと思います。
ヤングコーンはとうもろこしの赤ちゃんなわけですが、成長する前と後では同じ野菜とは思えないほど味も食感も異なっているのですから、不思議ですよね…。
シャキシャキでクセのない味なので、「とうもろこしは苦手だけど、ヤングコーンは好き」という人もいたりします。
子どもや彼氏がとうもろこしを食べてくれない、と悩んでいる方は、ヤングコーンを代わりに使ってみてはいかがでしょうか。
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