ズッキーニって、実はかぼちゃ?!-かぼちゃの品種を紹介-

タイトルを見て、驚かれた方も多いのではないでしょうか。

かぼちゃとズッキーニは似ても似つかない形ですが、実はかぼちゃの仲間であるのです。

その他にも、赤い皮のかぼちゃや白い皮のかぼちゃなど、あまり店頭には並ぶことのない珍しいかぼちゃってたくさんあるのですよ。

今回はそんなかぼちゃの品種とズッキーニについて、見ていきましょう。

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かぼちゃは、大別すると3種類

かぼちゃは原産をアメリカ大陸とする、ウリ科カボチャ属の野菜です。

日本には17世紀に、カンボジアから日本かぼちゃが渡来してきました。
現在では、後述で詳しく説明しますが西洋かぼちゃが流通の主流となっています。

かぼちゃの名前の由来は、上記で述べたカンボジアが関係しており、ポルトガル語でカンボジアを意味する”カンボジャ”という言葉が変化したことに基づいています。
また、かぼちゃを漢字表記すると「南瓜」となりますが、こちらは中国語をそのまま使用しているようです。

ちなみにご存知の方も多いかもしれませんが、西の瓜ですいか・冬の瓜でとうがんといいます。

…話が逸れました。

 かぼちゃには、日本かぼちゃ・西洋かぼちゃ・ぺポかぼちゃの3種類が存在 しています。

いずれも、普段聞きなれない名前ですよね。

スーパーでも、このような名称を使うことは滅多にありません。
売場では、シンプルに「かぼちゃ」という表記をすることがほとんどです。
珍しい品種のものは、品種名を明記することもありますが…。

では、それぞれについて詳しくみていきましょう。

日本かぼちゃ

日本に最初に伝えられたかぼちゃです。

残念ながら、 現在では西洋かぼちゃにシェアを奪われてしまい、店頭でも見かけることはあまりありません 

 粘りがありあっさりした味で煮崩れしにくい ため、天ぷらや煮物などの日本料理におすすめのかぼちゃとなっています。

代表的な品種は、日向かぼちゃや小菊かぼちゃです。
それらは、皮が黒いことから黒皮かぼちゃとも呼ばれることがあります。

西洋かぼちゃ

西洋かぼちゃは、 現在日本で流通されているかぼちゃのほとんどを占めているかぼちゃ です。

 まるで栗のように甘くほくほく としていることから、栗かぼちゃとも呼ばれています。
その甘さを生かして、かぼちゃプリンやかぼちゃスープなどの加工に利用されることも多くなっています。

西洋かぼちゃには様々な品種が存在していますが、その中でも最もメジャーなのは、黒皮栗かぼちゃであるえびすかぼちゃやみやこかぼちゃといった品種になります。

また、黒い皮の黒皮栗かぼちゃ以外にも、皮の色に応じて、赤皮栗かぼちゃ・青皮栗かぼちゃ・白皮栗かぼちゃといった種類のものも存在しています。

ぺポかぼちゃ

日本かぼちゃにも西洋かぼちゃにも属さない、変わり種のかぼちゃです。

 ズッキーニやそうめんかぼちゃ、ハロウィン用のアトランティック・ジャイアントなど、多様な品種が存在 しています。

見た目や味に特徴的なものが多く、そのインパクトは抜群です!

西洋かぼちゃの品種は、皮の色でさらに細分化される

日本のかぼちゃのほとんどが西洋かぼちゃだということはわかりましたね。

そんな西洋かぼちゃですが、最も一般的な黒い皮の黒皮栗かぼちゃ以外にもいろいろな皮の色をしたかぼちゃが存在しており、それぞれに特色があります。

黒皮栗かぼちゃ

上記で何度か記述していますが、あらためておさらいします。

 現在流通しているかぼちゃのほとんどを占めており 、特徴らしい特徴もない、いたって普通のかぼちゃです。
黒皮といいながら、実物はかなり濃い深緑色をしています。

主な品種はえびす・みやこ・栗ゆたかなどです。

栗かぼちゃというだけあって 甘みが強くほくほくしているものが多いのですが、えびすはねっとり感が強く 、他の黒皮栗かぼちゃとは一線を画しています。

えびすはそのねっとり感からか、主に西日本で食されています。

どうやら西日本はねっとり・東日本はほくほくが主流となっているようです。
この傾向はさつまいもやれんこんも同じで、さつまいもで例を挙げるとシルクスイートなどのねっとり系は西日本で、紅あずまなどのほくほく系は東日本で好まれています。

赤皮栗かぼちゃ

 皮が美しい朱色で玉ねぎのような独特の形をしている ことが、この赤皮栗かぼちゃの最大の特徴となっています。

石川県の伝統野菜・加賀野菜の1つ、打木赤皮甘栗かぼちゃが有名な品種です。

味の方は、 栗かぼちゃながらもしっとりとした食感で甘みが強い ことで知られています。

皮の色を生かした煮物や天ぷらといった料理におすすめのかぼちゃです。

青皮栗かぼちゃ

 青皮栗かぼちゃの特徴は、鮮やかな緑色の皮 です。

何故青皮なのに、緑色なのか疑問に思う方もいるかもしれませんね。
青果物は緑色のことを青色という通例があるのです(例えば、青肉メロンもそうです)

芳香青皮栗かぼちゃ・近成芳香かぼちゃなどの品種が存在しています。
”芳香”とついているのは、 栗の香り(芳香)がする ことに由来しているようです。

通称は”東京かぼちゃ”で、関東地方を中心に流通しています。
昔東京で集団栽培が行われていた時期があったことが、東京かぼちゃと呼ばれる所以になっています。

白皮栗かぼちゃ

 白っぽい皮の色が目を引く、白皮栗かぼちゃ ですが、雪化粧かぼちゃが有名となっています。

 ほくほくで甘みが強く、さらに貯蔵性にも優れています。 

そして雪化粧かぼちゃは、他の国産かぼちゃが品薄になる頃に出荷されていることが特徴といえるでしょう。

国産のかぼちゃが品薄になると、ニュージーランドなど国外産に切り替わるのですが、そんな中でも雪化粧かぼちゃだけは流通していたりするのです。

輸入かぼちゃもいいけど、やっぱり国産のかぼちゃが食べたいと思いますよね?
…そんなときに重宝するかぼちゃになっています。

それぞれの皮の色の違いを見てみよう!

その他、変わり種のかぼちゃ

独断で、こんなのもあるんだ!と思ったかぼちゃを紹介します。

知っているようで知らないという人が多い、ズッキーニは要チェックですよ!

坊ちゃんかぼちゃ

なんといっても他のかぼちゃとの違いは、その小ささにあります。

 アトランティック・ジャイアントが巨大かぼちゃなら、こちらはミニかぼちゃ といったところでしょうか。
まるで観賞用のように一見思えますが、れっきとした食用かぼちゃなんですよ。

こちらも西洋かぼちゃの一種なので、ほくほくとして甘みがあります。

その小ささゆえに、電子レンジで簡単に調理することが可能となっています。

中身をくりぬいて、器として使うとおしゃれですよ。

ズッキーニ

その見た目から、きゅうりの仲間だと勘違いしている方も多いのではないでしょうか。
 ズッキーニは、なんとかぼちゃの仲間 なんです!

よく見かける、細長い形をした緑色のグリーントスカや黄色のオーラムが有名です。

その他にも、球形のものや、花がついたままのものなど数多くの種類があります。

用途は主に加熱調理で、フランス料理やイタリア料理によく使用されています。
特に、ラタトゥイユには欠かせない食材の1つです。

おばけかぼちゃ

ハロウィンの時期によく見かける、オレンジ色の大きなかぼちゃは通称おばけかぼちゃと呼ばれています。

スーパーの店頭などでかぼちゃの重さ当てクイズ用に展示されていたりするので、見たことがある人もいるかもしれませんね。

品種名はアトランティックジャイアントとなっています。

 食用には適さないため、もっぱら観賞用 として用いられており、ハロウィン後は残念ながら処分されてしまいます。

ハロウィンが昔から恒例行事となっているアメリカでは、腐るまで放置していることが多いようです。
それはそれで、ちょっとかわいそうだなぁと思いますが…汗

主な産地

国内産だと 北海道のシェアが断トツ となっており、日本一となっています。

ただ、ほかの地方でも地域の特産品としてかぼちゃを生産しています。
例えば石川県の打木赤皮甘栗かぼちゃや、鹿児島県の加世田かぼちゃ(品種はえびす)などがあります。

 外国産だとニュージーランドやメキシコからの輸入が一般的 となっています。

鮮度チェック方法

まず、 カットされていない状態であればカビが生えていないか・柔らかくなっている部分がないか を確認します。

ただし、 カットしたら傷んでいる部分が出てくる場合も ありますのでご注意ください。

カットされた、加工済みの状態

カットされている状態、主にスーパーで加工して売られているものの場合ですと、 まず色をチェック してください。

色が鮮やかな黄色で、つや感が出ているものは、切りたてです。
少し時間が経ったものは、白っぽく表面が乾いて、ざらざらになっています。

それから1/4カットを買うときには、色だけではなく 種の部分もチェック しましょう。

表面の色が綺麗でも、種の部分をよく見てみるとカビが生えていることがあります。
また、内部が溶けてきてドロドロになっている場合もあります。
これらの状態になっていた場合、特にドロドロのものは買うのを避けた方が賢明です。

なんと、ズッキーニはぺポかぼちゃという珍しい種類のかぼちゃだったんですね~。

しかし、店頭ではかぼちゃと一緒にズッキーニを置くということが何故かないのですよね…。
うちの店ではズッキーニを冷ケースに入れることもありますし(もしかして、チーフたちもこのことを知らないのかな?)

お客様の中にも「きゅうりの代わりに使えるかしら?」だなんて質問される方がいらっしゃるほど、ズッキーニの印象はきゅうりなんですよね。

かぼちゃの品種は本当に多種多様で、様々な皮の色や形をしていてますから、ズッキーニ以外にも「これもかぼちゃ?!」と思ってしまうような品種のものが他にもありますよ。

赤皮の打木赤皮甘栗かぼちゃも、かぼちゃというより大きな玉ねぎに見えたり…かぼちゃの世界は奥深いんですね。

ピーナッツのような形のかぼちゃや、ゴーヤのような形をしたかぼちゃなんてのもあったりします。

ここからは余談になるのですが…。

かぼちゃは、冬至の日に縁起物として重宝されています。

なんでも、”ん”のつく食べ物を食べるといい、ということらしいのです。

しかし「”かぼちゃ”だから”ん”はついてないよ」と思いますよね?

かぼちゃを漢字で記すと”南瓜”となります。
この字は普段かぼちゃと読みますが、”なんきん”とも読むため縁起物の1つとなっているのです。

かぼちゃの他にもれんこんやにんじんなどが、縁起物の食材となっています。

皆さんも、是非運気アップを願ってかぼちゃを食べてみてはいかがでしょうか。

食べる日は冬至だけではなく、お正月などでもいいそうですよ。

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