スーパーの店長って、どんな仕事?-1日のスケジュール例-

店長は、読んで字のごとく”店の長”…つまり店の最高責任者です。
最高責任者というと、何だかすごそうな響きですよね。

しかし、具体的にはどんな仕事をしているのか、傍目から見ている限りではいまいちよくわかりませんよね。
このことについては別の記事でも軽く触れていますが、今回はさらに詳しく1日のスケジュール例とともに紹介します!

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店長の仕事とは

最高責任者である店長の仕事は、多岐に渡っており、一言では言い表せません。
ここでは主な仕事を紹介します。

各部門チーフと連携して、課題に対処していく

スーパーマーケットはレジや青果など、様々な部門が1つの店舗として成り立っています。
それらの部門の監督をするということが、店長に課せられた大きな仕事の1つです。

更に詳しい内容としては、SVやエリアマネージャー・バイヤーから出された課題に対して、各部門チーフと一緒にどう対処していくか考えたりしています。
課題と言うのは例えば「今月は〇〇を売りこめ」「最近買い上げ点数が減少しているから改善せよ」といった内容になります。
その課題に応えるためには部門チーフはもちろん、店長の協力も必要不可欠となります。

また、店長が常日頃から部門チーフに対してアドバイスをしていくことによって、よりよい売場へレベルアップしていきます。
それもそのはず、店長は基本的に少なくとも1つの部門のチーフ・バイヤーを経て選出された人物なのです。
その経験を活かし、部門チーフではわからない部分もサポートすることができます。

もし特定の部門に関する質問をしても「自分の管轄外だから、わからん」などと言い放つ店長がいたら、その店長の勤務態度に問題ありです。
例えわからなくとも、店長ならば調べて答えようとする意識は持っていてほしいものです。

各部門の商品(売上・ロス率など)をチェックする

この項で紹介する内容は、上記にも通ずる事柄であり、店を運営していくにおいてもかなり重要といえる仕事になります。

日々の売上などのデータをチェックすることは、店長の毎日の日課となっています。
売上の構成比(どの部門のどんな商品が売り上げを多く占めているか)、前年比(前年同日同時間帯と比較した売り上げの割合)など、確認する項目は様々です。

また、売上の逆…売れなかった商品(ロス商品)についても確認する必要があります。
何の商品がどれくらい廃棄する羽目になってしまったのか?ということを把握し、改善をしなければ、売上が上がってもロスを差し引くと利益がマイナスになりかねません。
そうなってしまったのは発注をミスったのか、バイヤーの送り込みが過剰だったのか…ロスの原因についても店長は調べる必要があります。

こうして売上・ロスについての詳細を調査・分析し、会議で発表し合うことによって、店の傾向や改善点がみえてくるというわけです。

従業員の管理・情報収集

店長は売上や商品だけを見ているわけではなりません。
実は店の従業員の管理も、大切な店長の仕事の1つなのです。
気になるのは「従業員の管理」とは一体何なのか?ということですよね。

従業員の人件費をコントロールする

まず、人件費についてコントロールするという点が挙げられます。
人件費は店ごとに予算が設定されているため、無限に使用できるわけではありません。
しかも、利益が上がれば人件費も多くかけれるようになる一方、利益が取れなければ人件費も削っていかなければなりません。
そのため、店長は従業員が押したタイムカードの記録を管理し、店全体で人件費にいくらかかっているのか・予算内に収まっているのかを確認する必要があるのです。

従業員とコミュニケーションを取って、有益な情報を得る

次に、従業員とコミュニケーションを取るということです。
これが仕事?と思ってしまいそうですが、意外と従業員とのコミュニケーションが取れていない店長は多く存在しています。
コミュニケーションが取れない店長は、従業員からみると信頼のおけない店長とみなされ、距離を取られてしまいます。
従業員の何気ない相談や不満を真摯に受け止め、対応してあげる―――――そんな当たり前のことこそが、店長と従業員を繋ぐ絆となっているのです。

しかし、店長も慈善事業でただ話を聞いているわけではありません。
話の中で店長(あるいは店や会社)にとって有益な情報が含まれていることはないか、常に意識しながら聞いているのです。
特に主婦パートさんが話す内容は、地域に密着した情報が多く、ヘタすれば競合店調査をせずともライバル企業の同行がわかってしまうこともあるほどです。
店長はこうして得た情報を他の店長や幹部たちとも共有し、会社のために活用していくのです。

また、従業員と良好な関係を築いておくと、クリスマスケーキやおせちなどのノルマ獲得の際に従業員側が協力する姿勢をみせてくれることがあります。
正直な所、従業員とコミュニケーションを取らない店長には協力したくない!というのがパート主婦たちの本音なのです。
自分たちに近づいてきてくれない店長のいうことなんか、聞きたくありませんからね。

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現場で作業するだけが仕事ではない

ここまで、主な店長の仕事について紹介してきました。

しかし、従業員から見るととても仕事をしているようには見えない店長も存在します。
例えば「あまり売場に出てきてくれない」「副店長に仕事を押し付けている」など…こんな店長、あなたの店にいませんか?笑
確かに、傍目から見るとそのような店長は仕事をしている風には見えませんよね。

ですが、売場で自ら作業を行うことだけが仕事ではありません。
「店の売上を伸ばすためにはどうしたらよいか」「従業員の生産性を向上させるためにはどうしたらよいか」といった課題を解決するために、店長は頭を悩ませているのです。
どちらかというと現場での作業は副店長など部下に任せて、店長は事務所で頭脳労働をしているパターンが多いと思われます。

そのため、一見すると「店長は全然仕事をしていない」ように従業員からは見られてしまいがちなのです。
確かにずっと事務所のパソコンを触っている姿を見ても、仕事してます!!って感じにはあまり思えませんよね…(私だけ?)
しかし実際は、学生バイトやパート主婦には想像もつかないような大きなスケールの問題に対処していっている、というわけです。

1日のスケジュール例

さて、ここでとある店長の1日のスケジュールを見てみましょう。

うちの店の店長はこんな感じですが、どこの店にもまぁまぁ当てはまっているのではないかと思います。
上記項目で述べた売上や商品についてのチェックなどは、手が空いた時間を見計らって行っています。
特に、店が暇になるアイドルタイムの時間帯に行っていることが多いです。

(しかし皆さんがこのスケジュールを見て真っ先に思うのは、きっと労働時間の長さなんでしょうね…いずれスーパーはブラック業界なのかについても書きますね)


この記事を読んで、少しは店長の仕事についてわかってもらえましたでしょうか。

店長に限らず、上の役職になるほど現場での労働は減っていきます。
その代わり、頭を使う頭脳労働の割合が増えていくのです。
会議資料を作ったり、売場の構成を考えたりするのも頭脳労働の1つといえるでしょう。

「いつも事務所にこもってばかり!なんで店長は手伝ってくれないの?」と不満を抱いていた方も、これで少し店長に対する見方が変わってくれれば幸いです。

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