スーパーでノルマ、何故課せられるの?どうすれば?-強制ではない-

スーパーでのバイトでのお悩みとして多いのは、人間関係に次いでノルマに関する内容だと思われます。

また当事者ならずとも、家族や友達・知人がスーパーで勤務している場合も、無関係とは言えません。
何故なら、ノルマ達成のために購入を迫られる可能性があるからです。

一体、どんなものがノルマの対象となるのか、何故ノルマが課せられるのか、またノルマを課せられた時の対応について知りたい方、必見ですよ。

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ノルマの対象品、多くはクリスマスケーキと恵方巻

恐らく、どんなスーパーにも関係している ノルマの対象品は主にクリスマスケーキ・恵方巻 でしょう。

スーパーだけではなく、コンビニやドラッグストアですらクリスマスケーキや恵方巻の取り扱いを始めており、クリスマス・節分の商戦は熾烈な競争が繰り広げられています。
そのため どの店も従業員にノルマを課して、少しでも多く購入してもらい、自店の売り上げに繋げようと必死 です。

ただクリスマスケーキも恵方巻も、自分の世帯分だけの購入では、とてもノルマを達成することは難しいのです。

というのも、数十個という単位でノルマが課されることも珍しくないからです。

普通に食べるだけなら、数個でも十分多い量ですよね。
それなのに数十個のケーキや恵方巻なんて、とても自分(や家族)では食べきれるはずもありません。

…となると兄弟姉妹や親戚・友達・知人にも声をかけて、買ってもらわなければノルマの達成は難しいのです。

ノルマがあるのはクリスマスケーキ・恵方巻だけではありません。
他にもおせち・新茶・ビールなど、各季節によって様々な商品がノルマの対象となっています。

ノルマが課せられる理由は、大人の事情によるものだった!

様々な品目にノルマが課せられるわけですが、そもそも何故ノルマなんてものが存在しているのでしょうか。

その理由は 会社(小売側)とメーカーなど取引先企業(または仲卸)が、お互いにwin-winの関係でいられるようにお付き合いをしなければならないから 、ということになります。

…これだけではいまいち、何のことだかよくわからないという方も多いかと思いますので、より詳しい説明をします。

小売業はメーカーなど取引先企業や仲卸から商品を仕入れ、お客様に販売しているのですが、両者の思惑としては、以下のようになります。

 小売側は、たくさん仕入れ販売して利益や売り上げをあげたいと考えており、メーカーは、小売側にたくさん買ってもらって(仕入れしてもらって)、利益や売り上げをあげたい と考えています。

つまり、小売側がメーカーから多く仕入れると、メーカーの利益や売上が上がり、この時点でメーカーの目的が達成されます。

すると、小売側は仕入れた分の商品を少しでも多く、お客様に購入してもらわなければなりません。
何故ならお客様に購入してもらわなければ、利益も売上もマイナスになってしまうからです。

しかし、どこで購入するかの選択権はお客様にはありますから、購入を強制することはできません。

そこで、会社の一員である従業員が身を切って、購入をする羽目になるわけです。
それもノルマ制度で半強制的に一定数以上購入してもらおうと、会社側は考えているのです。

もちろん買う買わないは自由なのですが、周囲の人たちがみんな購入していたりすると、自分も買わなきゃ!という心理になり、買いたくもないのに買ってしまう方も大勢います。

ノルマ達成のためにかけられる圧力

 ノルマは何個以上と具体的に規定されており、ランキング形式で多く獲得した者には表彰や金一封、時給を上げるなどと、報酬を与えて競争心を煽っています 

また各個人の獲得数を掲示することも、競争心を煽る手段として用いられています。

一目で誰がどれだけ獲得しているのかがわかるので、自分だけ獲得数が少なければ、肩身が狭く感じるものです。

また朝礼などで、獲得数の少ない人たちの名前を読み上げるなど、全員の前で晒されることもあります。

このように じわじわと圧力をかけて、半ば強制的に購入させる手口も横行しています 
店側とすれば「買え」と命じたわけではないので、いくらでも責任を逃れることができるというわけです。

また 獲得数の多い人と少ない人の間で、人間関係が悪化することも あります。

誰だって商品の購入を他人様に強制したくありませんから、頑張って注文を獲得してきた人からすれば、不公平感を感じるのも当然です。

ただ、ノルマはあくまで強制ではなく協力という形をとっていますから、獲得数が少ないからといってペナルティを受けるというわけでもありません。

むしろペナルティを課すことは不法行為ですから、万が一ペナルティを受けた場合は、会社側に抗議してもいいのです。

ですから、獲得数が少なくとも全く気にすることはありません。

ノルマが課せられても、無理に買う必要はない

会社はあの手この手で、どうにかして従業員に1つでも多く注文を取らせるように仕向けてきます。

もし ノルマが課せられてしまっても、あくまでも自由意志で、自らができる範囲のことをすればいい のです。

まずは自分の家で食べる分を注文する、これだけでも十分売上への貢献になります。

さらに可能であれば、自分の友人や知人にも、さりげなく話題を振ってみましょう。
購入ありきの話でなく、あくまでも「もしよかったらうちの店で買ってくれたら嬉しいな~」という程度で全然構いません。

実際に買ってもらえなくても、声掛けをしてくれただけでも、会社に協力していることになります。

また、 どうしても買いたくない(買えない)のなら、無理して買う必要はありません 

前述しましたが、 ノルマ未達成でペナルティを課すことは労働基準法違反となる不法行為 になるので、もしペナルティを受けた場合は会社及び労働基準監督署に抗議・相談しましょう。

私個人の話をしますと、独身時代はもちろん結婚してからも一度もクリスマスケーキは買ったことがありません。
(恵方巻は買っています、といっても昼食時に食べる分の2~3本程度ですが…)

独身時代は”自分1人じゃ食べきれないけど、友達にセールスするのは嫌”という理由から買いませんでした。
結婚してからは旦那が同じ会社で働いているため、自分で買う必要もなく…。

それでも幸いなことに、待遇が悪くなったことは1度もありません。

余談ですがスーパーは職場結婚が多く、夫婦で店は違えど同じ会社で働いているというケースも珍しくありません。

どうやら、周囲の職場結婚夫婦はお互いにノルマ達成のために購入しているようです。
さすがにそこまでしなくてもと思ってしまいますが、会社側からすれば、帰属意識が高く優秀な人材という評価になるのでしょうね…。

やはりスーパーで働く以上、ノルマは関与せざるを得ない問題となってきます。

ノルマが存在する理由が、小売側とメーカー側双方が売上・利益を向上させるために手を組んでいるということですから、残念ながらこれからもこの風習はなくならないと思います。

しかしノルマがあったとしても、従わなかったことによってペナルティを課すことは違法行為ですから、無理して購入する必要は全くありません。

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