スーパーなどの小売業やファミレスなどの飲食業でよくある、応援(ヘルプ)。
応援に来てもらう店側は応援に来てくれる人に対して、とてもありがたい存在だと思っています。
しかし、実際は他の店へ応援に行きたくない人が多いようですね。
従業員
なんでいつも、自分ばかり応援に行かされるんだろう?この店にはいらないってこと?
従業員
他の店に行くのって、勝手が違って仕事がしにくいからイヤだな。できれば応援を断りたいんだけどなぁ。
そもそも「他の店へ応援に行かせられるのは、どんな人だろう?」と気になっている人もいるのではないでしょうか。
ちまたでは「仕事ができない人が応援に出されている」と言っている人もいるようですが、それはまったくの間違いです。
応援に行くことになったさいの注意点とあわせて、どんな人が他の店へ応援に行くのかについてみてみましょう。
他の店へ応援に行かされる人の特徴
他の店へ応援に行かされる人には、共通する特徴があります。
- 真面目
- おとなしく、文句を言わない
- 仕事の能力が高い
- 臨機応変に対応できる
それでは、これらの特徴についてさらに詳しくみていきましょう。
真面目
基本的に、やはり真面目な人に応援の声がかかります 。自分の店のことすら真面目にできない人間が、よその店で真面目に仕事をするわけがありませんからね。
そもそも応援に来てもらう理由は、店を手伝ってほしいからにほかなりません。
つまり真面目に仕事をしない、足手まといになるような人間は応援に出す価値がないのです。
おとなしく、文句を言わない
他の店へ応援に行くのが嬉しい、という人はめったにいません。
自分の店とは勝手が違って仕事がやりにくかったり、見知らぬ人ばかりで落ち着かなかったり…。
このように 他の店への応援は気疲れすることから、応援の要請を断る人も少なくありません 。
もし応援を断られてしまったら、また他の人に応援依頼をしなければならず、店側とすれば余計な手間がかかってしまいます。
それならば、 最初からおとなしく文句を言わない性格の人に応援を頼もうと考える わけです。
仕事の能力が高い
仕事ができないから、応援に行かされると思っている方もいるでしょう。
仕事ができる人はどこでも必要とされるしかし実際にはまったくの逆で、むしろ 仕事ができる人間ほど応援に行かされています 。
もしも仕事のできないような人間を応援に出してしまうと、「どうしてこんな人を応援によこしたの?」という、応援先からのクレームがあがってくるのです。
そのため応援に出す側は、応援先の人から文句を言われないような人選をしなければなりません。
ですから、応援に行かされている人は「応援先の人も納得させられるほど、能力が高い」と周囲から評価されているということになります。
管理人
私も別の店から来た応援のパートさんと一緒に仕事をしたことがあります。作業にムダがなく、その能力の高さには驚きを隠せませんでした。
臨機応変に対応できる
どんな状況でも、臨機応変に対応できる人に応援に行ってもらいたいと店側は考えています 。店が違うと一緒に仕事をするメンバーは違いますし、また仕事のやり方が違うこともしばしばあります。
そんなとき型にはまったやり方しかできない人は、はっきりいって役に立ちません。
管理人
性格上、いつもと同じ手順でなければ仕事ができない!という人もいますが、このような人たちは応援に行かせられませんね。
慣れない店でもすぐに適応することができる人は、他の店での応援というイレギュラーな事態にも対応することができるため、頼りにされるのです。
他の店へ応援に行くさいの注意点
もしも他の店へ応援に行くことになったら、
- 交通費や時給について確認する
- 応援先ではマナーをしっかり守る
以上2つのことを念頭においておきましょう。
交通費や時給について確認する
他の店に行くための交通費や、時給の計算がどうなるのかといった、待遇面についての確認をあらかじめしておきましょう 。 お金にまつわる事柄はしっかり確認を!応援先がもともと所属している店よりも近ければいいのですが、遠いところへ応援に行かなければならない場合は問題となります。
応援先までの交通費はちゃんと払ってもらえるのか、ちゃんと確認しておかないと、自腹を切るハメになるかもしれません。
また時給についてですが、店によって従業員の時給が違っていることもあります。
このような場合に会社が取る対応としては応援先での時給にするか、それとも所属している店の時給のままのどちらかとなります。
今日1日中バイトなんだけど
ヘルプで違うお店いくから
いつも時給1250円なんだけど、
今日は2000円だって\(^o^)/
わーいわーい\(^o^)/— C h a n r i i (@shigekun0711) 2019年7月21日
今日のバイト他店舗の応援とか、、
時給ってどうなるんやろ
もともとの時給にしてもらわんと下がるから嫌やねんけど— ともたん (@___tomotan) 2019年7月19日
時給が下がるということはほとんどありえないと思いますが、念のため確認しておくといいでしょう。
応援先ではマナーをしっかり守る
他の店で仕事をするとなれば、いつもいる店とはまったく勝手が違います。
自分の店で通用していたハウスルールも、店が違えば通用しないもの。
そのため 応援先の店では新人バイトと同じような気持ちで、仕事に望みましょう 。
応援に出されるということで仕事自体には問題がないはずですから、あとはマナーをしっかり守れば大丈夫です。
- 時間よりも少し早めに到着する
- あいさつをしっかりする
- 言葉遣いは丁寧に
- わからないことはすぐに他の人に聞く
たとえ、いつもいる店ではベテランだったとしても、えらそうな態度を取ったり勝手な行動をしてはいけませんよ。
他の店へ応援に行く人は、一言で表すと「仕事ができてソツがない人」といえるでしょう。
店の人が期待しているからこそ、応援に行くよう指名されているんですよ。
応援に行くことによって経験値を積むことができるわけで、そしてさらなるスキルアップにもつながっていくのです。
他の店への応援は面倒かもしれませんが、のちのちはその経験が役立つときも来るかもしれません。
管理人
私は、自慢じゃないですが応援を頼まれたことがありません。応援の声がかかった人に対しては「すごいな、頼られてるんだなぁ」と思いましたよ。
もちろん応援に行きたくないと考えているのであれば、断るのもありです。
他の店にわざわざ応援に行くことは、当然ながら時間や交通費などの労力がかかります。
また応援を呼んでもらう側は、応援に来てくれる人=仕事ができる人と期待をしていることも多いもの。
このため、応援に行く人へかなりのプレッシャーがかけられることも珍しくありません。
みずから進んで応援に行く気があればかまいませんが、少しでも嫌だと思ったら断ったほうが身のためですよ。
イヤイヤ応援を引き受けているとそのうち、「どうして自分ばかり」と不満を感じたり、「自分は都合よく使われているんだ」などと嫌気がさしてきますからね。
他の店への応援を引き受けるのか、断るのか…どちらにせよ、自分にとって納得できる選択をしてください。