世間では、スーパーで働く人=主婦というようなイメージが定着しています。
しかし学生バイトもよく見かけますし、男性も多数働いているような感じがしますよね。
今回は管理人自身の体感やデータをもとに、スーパーの従業員に多いのはどんな人なのかを探ってみたいと思います。
主婦がかなりの割合を占める
主婦・学生・フリーターのうち、スーパーで一番多く働いているのは、やはり主婦となります 。 スーパーは主婦パートの定番とも言われている その割合は体感的には約7割以上で、主婦がいないとスーパーは成り立たないといっても過言ではありません 。ついで学生が約2割、フリーターは約1割ほどといった感じでしょうか。
学生のほとんどは、卒業するまでの間だけという形でバイトしていますね。
ちなみに夜間バイトに限定すると、主婦約1割・学生約7割・フリーター約2割というように、学生と主婦の割合が逆転します。
最後にフリーターですが、主婦や学生に比べると数は少ないですね。
フリーターは待遇面が良くないなどで、スーパーでのバイトに魅力を感じないという人が多く、またバイトを始めても長続きせず、すぐに他のバイトに移って行ってしまうのです。
年齢層は中高年が多い
スーパーの従業員には、あまり若年層がいないような気がしますよね。
それも当然のことで、 学生やフリーターが少なく主婦が多いということは、必然的に中高年が多いということにもつながるのです 。
中高年の主婦が多数スーパーで働く理由として、短時間の勤務が可能でお小遣い稼ぎにちょうどいいですとか、社員だったけれど出産を経てパートに移行したということがあげられます 。ちなみに、平成30年「スーパーマーケット年次統計調査」によると60代以上の方はバイト・パート全体のうち約25%を占めていて、最高年齢の平均は約70歳となっています。
ちなみに、不思議と10~20代の若い主婦はほとんどいません。
管理人自身の体感でも、主婦に限らず学生を除いた10~20代の従業員は、全体の2~3割にも満たない感じがします。
若年者が少ない理由として待遇が良くない・同世代がいないなどの理由から、スーパーは敬遠されてしまうのではないかと思われます。
バイト・パートにおいて高齢者が4分の1を占めるなか、もっと若年層の従業員が増えなければ、ますます人手不足に歯止めがかからなくなってしまいますね…。
バイト・パートは女性、社員だと男性が多い
スーパーでは中高年の主婦が多く働いているわけですが、これはあくまでバイト・パートに限った話となります。
正社員となると主婦もとより女性比率はガクッと下がります 。 過酷な労働環境のため正社員は男性ばかり再び平成30年「スーパーマーケット年次統計調査」によると、女性の割合は正社員全体の約25%、管理職になると約8%と、 正社員の大半が男性であると判明しています 。
この業界は激務ですから、なかなか女性が正社員で長年勤め上げるのは難しく、多くの女性生者は結婚や出産を機にパートへ転換していきます。
そのような事情もあって、正社員に占める女性の割合は低くなっているのだろうと予測されます。
スーパーの従業員には中高年の主婦が多く、若年層やフリーター(特に男性)は少ない傾向にあるわけです。
ちなみに若い男性は中高年主婦から可愛がられたりしていて、居心地はそんなに悪くないようです。
そのため男性には「スーパーのバイト、嫌いじゃない」という人が結構いますね。
むしろ「バイトはいいけど社員になるのは嫌だ」と、管理人が知る男性バイトの方たちはよく言ってました。
個人的には、女性ばかりの職場に男性がいると空気というか雰囲気が違うので、スーパーで働く若い男性が増えてほしいですね。