どうしてなの?時給に差がつく理由-主に能力や仕事内容による-

一緒に仕事をしている同僚と、自分の時給が違っていた!なんてこと、ありませんか?

もちろん自分の時給が相手より高ければ気になりませんが、問題なのは相手より低かった場合です。

しかも相手が新人だったり、自分よりも仕事ができなかったりすると、大きな不満になりますよね。

同じ職場で仕事をしているのに、時給に差がついてしまう理由とはいったい、なぜなのでしょうか。

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自治体の最低賃金が上がったため

自分よりあとから入ってきた人のほうが時給が高かったら、正直いい気分はしませんよね。

先輩が後輩よりも時給が低いだなんて、ふつうに考えたらおかしいことだと思います。

後輩のほうが時給が高くもらえる理由の一つには、最低賃金が関係しています。

 最低賃金は都道府県ごとに定められ、年に一度改定が行われている ことは知っている方も多いでしょう。

改定されるごとに金額は上がっていきますから、 あとから入ってくる人の最低賃金のほうが高くなるのは仕方がない ことなのです。

それはいいとして、ここで問題となるのは、以前から働いている従業員の時給が最低賃金以下であった場合の対応です。

事業者は最低賃金以下の時給で従業員を働かせることができませんから、改定された最低賃金未満の従業員がいる場合は、時給を引き上げなければならないのです。

このことがきちんと遵守されている会社では、あとから入ってきた人のほうが時給が高くなるはずがありません。

しかし、以前から働いている人には最低賃金の改定を適応しない企業も存在しているのです。

もちろん違法行為でありますが、ブラック企業では暗黙の了解となっています。

では、自分が最低賃金以下だった場合はどうすればいいかについてですが、その場合はまず会社に直訴しましょう。

もしも会社側では対応をしてくれないのであれば、労働基準監督署に密告すれば応対してもらえます。

人手不足に陥った時期に、高い時給で募集をしていたため

どこの会社でも、今や人手不足が深刻な問題となっています。

そのため労働者を使う側よりも労働者のほうが立場が強く、よりよい待遇の会社をより好めるわけです。

 企業は一人でも多くの労働者に入社してもらうために、高い時給で求人を募集するという手段を取る のが一番手っ取り早いと考えます。

やはり、労働者が一番魅力的に感じる待遇といえば高い時給ということにつきますからね。

つまり 人手不足でどうしても人員がほしい時期だけ、一時的に時給を高く募集し、それで人員が確保できたら、その後求人を行うときは時給を戻している というわけです。

先述のように最低賃金による時給の差があるのでしたら、企業側は対応しなければいけません。

しかしこの場合は会社側に不満を申し出ても、残念ながら同じ時給にしてもらえる可能性はかぎりなく低くなっています。

なぜなら、一人に対応してしまうと他の人の時給も上げなければいけなくなってしまったり、これ以上人件費が圧迫されるのは避けたいという思惑が会社側にあるからです。

運も実力のうちというと語弊があるかもしれませんが、入社したタイミングで時給に差があるのは仕方ないのかもしれませんね。

スキルが必要、または定着率が悪い部門のため

所属している部門によって、時給に差が生じることもよくあります。

スーパーを例にしますと、鮮魚部門やレジ部門は比較的高い時給となっていることが多くなっています。

その逆にグロッサリー部門や青果部門は、そんなに時給は高くありません。

なぜ同じ会社なのに部門が違うだけで時給に差がつくのかといいますと、 スキルが必要もしくは定着率が悪い部門は、時給を高くすることで人員の流失を防止している からです。

鮮魚部門でしたら魚をさばくスキルが必要ですし、また寒さや魚臭さから敬遠されることが多くなっています。

レジ部門であれば接客が苦手ということで敬遠されがちですし、またお客さまからのクレームや金銭を扱うことが負担となり、すぐに辞めてしまう人もかなりいます。

グロッサリー部門と青果部門が楽だと言うわけではありませんが、負担の度合いは鮮魚部門やレジ部門のほうが高いので、こうして時給で差別化をしているわけです。

スーパーにかぎらず、 仕事の負担が大きい部門が高い時給をもらうのは当然のこと だと思います。

そうでなければ、みんな楽な仕事しか選びたくありませんからね…。

それぞれ、個人の能力が異なるため

部門が違うことで時給に差が生じるのはまだ理解できても、同じ部門なのに時給が違うのであれば、納得できませんよね。

しかしいくら同じ部門とはいえ、こなす作業のレベルは人によって違っているはずです。

多くの企業では 部門内の作業一つ一つにレベル付けしており、個人の能力がどのレベルまで達しているかによって、時給に差をつけている のです。

そして高レベルな作業が行えるようになればなるほど、時給も上がるようになっているのです。

これまたスーパーを例にしますが青果部門の場合、レベルの低い作業は品出しや野菜のカット、レベルの高い作業は発注や棚卸の計算業務となります。

そのため、長年いても品出しや野菜のカットしかできないようであれば、能力の評価は最低ランクですし、逆に新人でも発注ができるなら最高ランクの評価がつくことになります。

また 多能工(一人で複数の部門の仕事を受け持つこと)ができる人は、高く評価される 傾向にあります。

みなさんもよく見かけるであろう、飲食店でキッチンとホールの兼任というのも多能工の一つになります。

このようにいろいろな部門を掛け持つのはとても大変なことですから、一つの部門専属の人と同じ時給というわけにはいかないのです。

えこひいきなど、特別な事情があるため

あまりいい理由ではないですが時給に差が出る理由の一つとして、えこひいきが考えられます。

特に 社長や店長など、組織のなかでも実権を握っている人からひいきされている人は、他の人より高い時給をもらっている 可能性があります。

どれだけ仕事ができかろうが新人だろうが、えこひいきしてもらえれば、古株のベテランより高い時給をもらうことだってできるのですから、納得いきませんよね。

いくら個人の能力が時給に左右されるといっても、えこひいきの前ではまったく関係なくなってしまうのですよ。

またコネ採用で入社してきた人間も、ある意味えこひいきの対象となります。

コネというのは従業員の身内や知り合いを通すわけですから、 コネ入社は一般入社した人たちよりも優遇されやすい立場 にあります。

そのためコネ入社というだけで、破格の時給をもらっている人も少なくありません。

コネ入社した側が高い時給を要求したのか、あるいは入社されたほうが「高い時給を出すからうちに来てほしい」と頼んだのか…。

どちらにせよ結局はひいきされているから、無条件で高い時給をもらっているということに違いありません。

理不尽な話ではありますが、人脈も実力のうちなのでしょうね。

時給に差がつく理由は、実にさまざまだったわけなんですね。

しかしその理由が能力や仕事面というのならばまだ納得できますが、入社時期やえこひいきによるものだったら嫌ですよね。

とはいえ、抗議の声を上げたところで会社側が聞いてくれるかわかりませんし、むしろ自分の立場が悪くなる可能性のほうが高くなります。

不満を抱きつつも我慢して仕事を続けるのも、ツラいですよね。

やはり待遇面での不満を一度持ってしまうと、会社への信用をなくしてしまうのが本音でしょう。

それならばすっぱり辞めて、ちゃんと自分を評価してくれる会社を探すのもいいかもしれませんよ。

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