たまねぎ・新たまねぎ・赤たまねぎ…どう違うの?!-辛いか甘いか-

みなさん、”新たまねぎ”や”赤たまねぎ(別名レッドオニオン)”って名前聞いたことありますか?

料理をよくする方なら当然知っているかと思いますが、これらは普通のたまねぎと異なる特性を持っています。
見た目だけじゃなく、なんと中身も違うのですよ!
早速、それぞれのたまねぎについて見ていきましょう。

スポンサーリンク


たまねぎ

まず、みなさんがよく知っている普通のたまねぎから紹介しますね。
専門的にいうと「黄たまねぎ」という分類に属しています。

たまねぎの歴史は古代にまでさかのぼり、中央アジアを原産地として、そこからヨーロッパへと伝わっていきました。
それから東ヨーロッパでは辛味が強い「辛たまねぎ」が、南ヨーロッパでは辛味の少ない「甘たまねぎ」が作られたのです。
黄たまねぎは「辛たまねぎ」となります※

しかし日本へ伝来したのはつい最近、江戸時代になってからなのです。
更に年月を重ね、明治時代になってようやく札幌で栽培が行われるようになりました。
そのことが関係しているのか、北海道はたまねぎの生産量が日本一となっています。

通年市場に出回っているため、いつでも安定して食べることができる野菜の1つです。

新たまねぎ

普通のたまねぎ(「黄たまねぎ」)は辛たまねぎですが、新たまねぎは「白たまねぎ」かつ甘たまねぎとなっています。

確かに新たまねぎは白っぽく、水分が多く甘みがあることが特徴となっていますから、甘たまねぎというのも納得ですよね。

そして通年出回るたまねぎと異なり、新たまねぎは春先しか入手することができません
そのため、春野菜の1つとしてもお馴染みの食材となっているのですよ。

え?何故たまねぎは1年中あるのに、新たまねぎは入手可能な期間が限られているのかって?
それはですね、出荷の工程に関係しているのです。

たまねぎは、収穫後表皮を乾燥させてから出荷しています。
このことにより長期保存が可能となり、売場でも傷みのない綺麗なたまねぎが販売されているわけです。
(傷んだたまねぎはめったにお目にかかれません。傷んでいたら逆にレアですよ笑)

対して新たまねぎは、収穫後乾燥させずにすぐ出荷します。
そのため、日持ちせず傷みが早いのです(あくまでたまねぎと比べると、なので野菜の中では遅い方ですよ)

たまねぎと新たまねぎは、味や出荷工程、そして流通時期も異なっているのですね。
これで、たまねぎと新たまねぎの区別がつくようになったかと思います。
春先にしか見かけないのが、新たまねぎですよ。

サラダたまねぎ

さらに新たまねぎと同様の特徴を持った、サラダたまねぎというものも存在します。

サラダたまねぎには、葉っぱがついたまま販売されているものがあります。
この葉っぱもねぎと同じで味噌汁に入れたり、薬味にして食べることができます。

葉がついているとなんだか1度で2度おいしい、得した気分になりますね~♪

※新たまねぎにも葉がついていることがあり、「葉つき新たまねぎ」として販売されていることがあります。※
※個人的には新たまねぎ≒サラダたまねぎだと思っていますが、サラダたまねぎの方がよりサラダ用として適しています。※

赤たまねぎ

赤紫色をした赤たまねぎは、別名紫たまねぎまたはレッドオニオンと呼ばれています。

この赤たまねぎは、新たまねぎ・サラダたまねぎと同様に甘みがあり、水分が多いためサラダに適しています。
しかし加熱すると赤紫色の色素が溶けだしてしまい、他の食材に色が移ってしまうので要注意です。

鮮やかな赤紫色をしているため見た目のインパクトがすごいですが、切って中を見るとまたびっくりすること間違いなし!
中は白と赤紫のコントラストが美しく、サラダなどの彩りにぴったりの食材です。

スポンサーリンク


ここで、赤たまねぎの画像を見てみましょう。
紫キャベツと同じような、見事な赤紫色をしていますよね。
赤たまねぎの紫成分も、紫キャベツなどと同じ「アントシアニン」によるものとなっています。

主な産地・鮮度チェック方法

主な産地

たまねぎとひとくくりにした場合、北海道が断トツのシェアを誇っています。
やはり初めて栽培が行われた、聖地ともいえる場所ですから当然ともいえるでしょう。

その他佐賀・兵庫・愛知でも生産が盛んとなっており、北海道と合わせた4地域で全国の8割の生産量を担っています。

ちなみにそれぞれの地域で栽培地域を若干ずらしおり、そのことによって1年を通して市場に流通させることが可能となっています。
そのためいつでも食べることのできる、定番野菜として親しまれているのです。

それからサラダたまねぎは静岡、赤たまねぎは神奈川や北海道が主な産地となっています。
一種の特産品のような扱いになっており、たまねぎ全体でみると名前が挙がらない静岡や神奈川では、これら特定品種に力を入れているようです。

鮮度チェック方法

売場で見かけるたまねぎが傷んでいるということは、ほぼありません。
上項でも述べましたがその理由は、生産者側で長期保存が可能なように皮を乾燥させてから、出荷しているためです。

しかし、万が一傷んでいるものに遭遇してしまう可能性も踏まえて、チェック方法をみていきましょう。

まず、すぐにわかるのは頭部から芽が出ているかどうかです。
いくら長期保存が可能とはいえ、芽が出てくるまでになると相当古くなっています。
私はさすがに芽が出ているたまねぎを売場で見たことがありません…。

次に、底部を見て下さい。
鮮度が悪いものは根が出てきてしまっています。
これくらいなら、気にしないという方もいるかもしれませんね。
売場でもたまに、根が出ているものがあったりします汗

そして、触った感触がしっかり硬いかどうかも重要です。
傷んでいるものは、一部分がぶにゃぶにゃと柔らかくなっています。

1番最悪な状態として、どこかが裂けたり腐ったりして汁が漏れてきている場合もあります。
ここまでくると、捨てざるをえません。


みなさん、これで普通のたまねぎと新たまねぎの違いはわかりましたね?

辛味が強いたまねぎと、弱い新たまねぎ。
ですから、新たまねぎを選べばあの嫌な臭いがせず、涙も出にくいということになります。

しかし近年では、涙の出ないように改良されたたまねぎもあるのです。
是非使ってみたいところですが、遺伝子組み換え作物のため一般の市場には流通していないのです…。
私なら、遺伝子組み換えだろうが使っちゃいますけどね笑

いっそ、たまねぎを使うのは新たまねぎの時期だけにするとか…それは難しいですよね。
やっぱり涙の出ないたまねぎが普及するまで、もうしばらく我慢するしかなさそうです汗

スポンサーリンク