スーパーの閉店時間、早まるのはなぜ?-採算が取れないから-

ある日の夜スーパーに行くと、いつもなら営業時間内のはずなのに閉店していた…という場面に遭遇したことがある方、いませんか。

これは店の閉鎖ではなく、閉店時間を早めただけというケースが多々あるのです。

お客様の立場からすれば、なぜ閉店時間を早めるの?と疑問に思われるかもしれませんね。

スーパーが閉店時間を早めるには、それ相応の理由があるのです。

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夜間は人件費や光熱費の負担が大きい

店の閉店時間を早める大きな要因として、 店を営業していくうえで不可欠な人件費や光熱費の負担が大きい ということが挙げられます。

夜間バイトに高い人件費がかかる

店を経営していくために必要な経費の中でも、人件費はできる限り抑えたい項目となっています。

特に 22時以降も営業をしている店では割増賃金を払わなければならず、その負担はかなり大きい といえるでしょう。

ご存知の方も多いかもしれませんが、22時以降に労働させた場合、通常の賃金よりも25%以上割り増しした割増賃金を支払わなければならないということが労働基準法で定められているのです。

深夜のバイトの時給が高いのは、このような理由があるからなんですね。

もしも割増賃金を払いたくない場合は、店自体を22時までに閉めてしまうしかありません。

とはいえ、安易に店側も営業時間を短縮するわけではないのです。

まず営業時間を短縮したことによって、毎日の売上がどれくらい減ってしまうのかと、その時間にかかる人件費とを比べます。

その結果、 売上<人件費の場合は営業時間を短縮したほうが総合的にはプラスになる ので、閉店時間を早める選択を取ることになります。

実際のところ高い賃金を払って従業員を雇っていても、 深夜のお客様は少ない店が多く、売上が人件費を上回るのはよほどの繁盛店以外難しい ことなのです。

照明や空調など、光熱費もバカにならない

そしてもう1つの負担源となるのが、照明や空調といった設備にかかる光熱費です。

これらの設備は、当然のことながら閉店までずっと動かし続けていなければなりません。

それもそのはず、 いくらお客様がいないからといって、照明を消したりなんてことはできない のですから。

「節電」の名目で光熱費削減に取り組んでいる店もありますが、えてしてお客様からの反応はよくないですね。

店内が暗いと買い物する気もなくなりますし、なにより生鮮物の鮮度感もわからなくなってしまうなど、お客様からするといいことなど一つもありません。

従業員にとっても薄暗い中での作業は効率も悪く、仕事のモチベーションもあがりません。

正直 照明や空調をケチっていると、お客様からの信用もなくなってしまいます 

必要な経費なのに、それをケチるということは会社の経営状態がよくないのではと疑ってしまいかねません。

 そんな商売をするくらいなら、いっそのこと閉店を早くした方が従業員のためにもお客様のためにいい のです。

長い目で見ると、深夜営業をやめた方が得

よほど深夜でも集客が見込める店ならともかく、これだけ高い賃金や光熱費を賄えるほどの利益を普通の店はなかなか出せません。

確かに、深夜に来られるお客様も大切ですし、全く売上がないわけではありません。

ですが 深夜営業をやめることによって浮いた人件費や光熱費が、他の部分に回せることになりますから、思い切って閉店時間を早めた方が長い目で見るとプラスになる のです。

このような動きは、全国的にも活性化しています。

業種は違いますがファミレスなど飲食業でも深夜営業を取りやめたりなど、営業時間の短縮が行われています。

一部のコンビニでは深夜営業をやめるどころか、定休日まで設け始めていたりしているのです。

コンビニやファミレスといえば、昔は年中無休・24時間営業が当たり前でしたが、今の時代はそうもいかなくなったようです。

とはいえ結局、 根底にあるのは深夜営業していて利益が取れているのかどうか?という話で、利益が出ている店にとっては、何ら関係ない ことになるのですけどね。

深夜でも繁盛する店はしますから、利益が取れていない店は立地条件等が合わなかったためと考えられます。

店の閉店を早める理由は、やはり人件費と光熱費の負担が大きいからだったんですね。

確かに、経費をかけたところでそれ以上の利益が見込めないのならば、大きな痛手となってしまいますもんね。

そのためお客様には申し訳ないと思いつつも苦渋の決断で、店側は閉店を早めているのです。

不便になって文句を言いたい方もいるかもしれませんが、ここはぐっと我慢していただけると幸いです…。

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