これからスーパーでバイトしようとしている方でしたら、一度はスーパーのバイトがどんな感じなのか調べたことがあることでしょう。
そうして調べると、スーパーのバイトを経験した多数の人が「割に合わない」と答えていることに気づくかと思います。
せっかくスーパーでバイトを始めようと考えていたのに、割に合わないという言葉を目の前にしたら、やる気もなくなってしまいますよね。
そこで、今一度スーパーのバイトが本当に割に合わないものなのか、実際にスーパーでバイトをしている管理人が考察してみました。
意外と肉体労働で疲れが大きい
スーパーでの仕事は、みなさんが思っている以上に肉体労働であるため、体を壊して辞めていく人も珍しくありません 。 冷ケースの冷気に当たり過ぎもよくない飲料のケースなど重いものを無理して持って腰痛になってしまったり、生鮮部門では包丁を使いすぎて腱鞘炎になってしまったりなどが、よくあるパターンです。
またスーパーでは女性が多く働いていますが、女性の大敵である冷え性にも、スーパーという職場環境が悪影響を及ぼすことがあります。
つねに冷気に手や体がさらされるので、体が冷え続けてしまうわけなんですね。
そもそも数時間以上も立ち仕事となるため、足への負担も大きくかかります。
これらのことから、 スーパーで働き続けるには体力がないと難しい ということがわかったことでしょう。
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いずれも慣れてしまえば、たいしたこともなくなりますが、それでも割に合わないと感じる人も多いようです。
正直言って同じような給与だったら、多くの方がスーパーなど小売や接客の立ち仕事より、受付や事務のような座り仕事を選ぶことでしょう。
実際にスーパーのバイトと事務のバイトの給与を比べると、同じかむしろスーパーのほうが低いこともザラにあります。
体にかかる負担が大きいのに、座り仕事の事務職よりも給与が低いなんて、まったくもって割に合いませんね 。覚えることが多く、人間関係や接客も大変
肉体的にもキツいスーパーの勤務ですが、精神的にもキツいとよく言われています 。その要因はいくつかありますので、順に紹介します。
まず、 覚えることが多く、スピードが要求される という点です。
しかも一つのことだけ集中していればいいわけでなく、その場その場で臨機応変に、今しなければならないことは何かを判断して、手早く作業をこなしていかなければならないのです。
なぜなら、スーパーは時間に追われる仕事だからです。
時間に追われるため、みんな気が急いているそのため矢継ぎ早にあれもして、これもしてと部門チーフから言われることもありますから、 同時に複数のことを素早くこなす手際がなければ、スーパーで働くのは厳しい でしょうね。
次に、 小さなミスでも大きく責任が問われ、細かいところまで気を配らなければならない という点があげられます。
なぜなら スーパーは、数字のミスには厳しい世界となっている からです。
たとえば発注を打ち間違ったりレジで違算を出してしまうと、始末書を書かなければならなくなることもあります。
このようにスーパーでは、従業員はつねに緊張感を持って数字に向き合っていかなければならないのです。
特に部門チーフおよび発注担当者、そしてレジ担当者は、数字の間違いを犯さないように、かなりのプレッシャーが会社からかけられている のです。それから 人間関係が難しく、孤立してしまったり、モラハラやパワハラを受けてしまったりすることもよくあります 。
スーパーの人間関係は村八分的な雰囲気を持っていることが多く、なかなか新参者は受け入れてもらいにくいのです。
そのため 新入りは、年長者からのモラハラやパワハラの被害にあう可能性が高くなっています 。
また女性であれば、必ずといっていいほどお局さまと関わりあうことになると思いますが、このお局さまの対処には手を焼くことになるでしょう。
この業界ではお局さまに泣かされて、やむなく辞めていった人もたくさんいます 。関連 | スーパーの人間関係、女性が多くて大変! |
最後に、 お客さまへの対応が難しい という点です。
従業員との人間関係以上に、お客さまへの対応は慎重に選ばなければなりません。
今ではモンスターカスタマーという言葉があるように、 お客さまへの対応を間違えてしまうと、とても面倒なことになってしまう のです。
お客さまのなかには、こちらが発したなにげない言葉尻にも揚げ足を取ってきたり、理由もなく急に怒鳴りだしたりといったまさにモンスターが存在しています。
お客さまの言動に悩まされてばかりこちらのミスを責められるのはともかく、非がないようなことでも理不尽に詰め立てられるようでは、とても納得がいきませんよね。
かといって、ヘタに反論することもできませんから、お客さまに責め立てられた従業員はストレスが溜まる一方です。
どれだけ お客さまから受けるストレスに耐えても、高給取りにはなれないのですから、割に合いません 。
休みが取りにくいわりに給与は安い
肉体的にも精神的にもキツいなら、せめて手厚い待遇があれば我慢できるでしょう。
しかし、 スーパーの待遇はけしていいとは言えませんし、むしろかぎりなくブラック です。
さて土日祝や年末年始、お盆、GWなどの長期休暇が取りにくいということは、みなさんもよく知っているのではないでしょうか。
世間が仕事や学校を休んでいるときに、自分は仕事をしなければならないというのは、やはり気分のいいものではありませんよね。
しかもこの業界では2連休を取るのも難しいため、家族や友人との旅行もなかなか行くことができません。
このように、 スーパーでは休みを取るにも一苦労するわけなのですが、そのわりには給与も安く、とてもこのマイナス面をカバーするにはほど遠い金額となっています 。
時給に換算してみても、地方ではいまだに800円台と他業種に比べて低水準となっており、いかにスーパーのバイトが割に合わないかを表しているといえるでしょう。
やはりスーパーのバイトは、割に合わないと言わざるをえませんね。
そのため、この業界に興味があるですとか、家が近いなどといったメリットがない人は、スーパーのバイトをすぐに辞めてしまうことでしょう。
実際のところ、スーパーは向いてる人、向いてない人がはっきりわかれていて、向いてる人は何十年も勤続していますが、向いてない人は数日で辞めていきます。
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管理人は勤続十年ほどになりますが、今でもスーパーのバイトは割に合わないと思っています。
だからこそ、このサイトのタイトルは「スーパーのバイトって、どうなの??」となっているわけですが。
それでもスーパーでバイトを続けているのは、他の人よりは若干高い時給をもらえていることと、惰性と、職場がゆるくて好き勝手にやれるからといった理由があるからです。
これらの要素がひとつでも欠けたら、きっとスーパーのバイトを辞めるでしょうね。
ただ、仕事内容は嫌いではないですし、実生活に役立つ知識も身につきましたから、割に合わないとはいえ、スーパーでのバイト経験がムダになるとは思っていません。
もしみなさんもスーパーでのバイトに興味があるなら、とりあえずバイトを始めてみて、やっぱり割に合わないと思ったら辞めちゃいましょう。
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