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スーパーに在庫確認の電話、迷惑?-会話の流れも紹介-

悩んでいる女性

お目当ての商品をスーパーへ買いに行ったのに売り切れていたという経験、みなさんもあることでしょう。

一度そんな経験をしてしまうと、なんだか買い物に行くのも面倒になりがち。

あらかじめ店に在庫があるか電話で確認というのも、店にとって迷惑じゃないか気になって、なかなか電話しにくいものですよね。

そこで今回は店の従業員からみて、在庫確認の電話は迷惑なのか、また在庫確認の流れについて紹介します。


在庫確認の電話、忙しい時間帯は避けて

 お客さまが在庫確認の電話を店にすることについて、従業員が迷惑とは思うことはありません 

実際在庫確認の電話をかけてくるお客さまは大勢いますし、従業員も応対に慣れているので、お客さまが心配する必要はないですよ。

たとえ、在庫があったからといって今すぐ買うつもりはないという人でも、どうぞ気軽に電話をかけてきてください。

尋ねたからには必ず買わなければいけない、という決まりもありませんから。

ただし、 在庫確認の電話をかけるなら忙しい時間帯は避けるようにしましょう 

なぜなら忙しい時間帯に電話がかかってくると、十分な応対ができないことがあるからです。

従業員は店の業務もこなしつつ電話の応対をしているので、店の業務が手薄にならないように、電話はなるべく早く終わらせたいと思っている節があります。

ですから電話する時間帯に注意してもらえると、従業員としてはありがたいですね。

在庫確認時の流れ

それでは在庫確認の電話をするとどのような流れの会話になるのか、わかりやすくみていきましょう。

まず、お客さまが店に電話をかけ、店の従業員が電話を取ったところから始まります。

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店の従業員

はい、○○スーパーです。

お忙しいところすみません、商品についてお尋ねしたいのですが…。

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お客さま

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店の従業員

はい、どういったことでしょうか?

○○(メーカー名)の、✗✗(商品名)、今そちらに在庫ありますでしょうか?

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お客さま

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店の従業員

確認してまいりますので、少々お待ちくださいませ。

上記の会話のように お客さまは在庫確認をするさい、具体的にどのメーカーのどの商品についてなのかをしっかり従業員に伝えましょう 

そこまで言わないと、従業員が間違った商品の在庫確認を行ってしまう可能性がありますから、お客さまには面倒でも商品について細部までしっかり説明してもらいたいのです。

ここから先の従業員の対応は、在庫があった場合となかった場合によって変わってきます。

以下、在庫があった場合となかった場合それぞれのパターンになります。

在庫があった場合

在庫があった場合の流れは、スムーズに対応が進んでいくことがほとんどです。

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店の従業員

お待たせいたしました。確認いたしましたところ、在庫ありますね。

わかりました、お忙しいところありがとうございます。

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お客さま

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店の従業員

いえいえ、とんでもございません。それでは失礼いたします。

取り置きを希望しないのであれば、このような会話で終了することになります。

ただし、ひとつ注意しなければならない点があります。

それは 在庫があると言われても、それはあくまでも電話をした時点のことであって、のちのち買いに行ったときには在庫があるとはかぎらない 、ということです。

そのため、在庫が残り1,2個しかないということもありえます。

このように残りの在庫数が少ない場合、お客さまが買いに行ったタイミングによっては売り切れてしまっている可能性も。

親切な従業員ですと取り置きしておくか尋ねてくることもありますが、ふつうはお客さまから申し出がないかぎり取り置きはしません。

ですから 在庫確認をしたなら、なるべく早めにお目当ての商品を買いに行くことをおすすめします 

もし 確実に商品を手に入れたいのであれば、取り置きしておくといいでしょう 

在庫がない場合

次に、在庫がない場合の流れをみていきましょう。

 在庫がない場合は、取り寄せを従業員に頼むことができます (場合によっては難しいこともありますが)

取り寄せまでわざわざしなくていいのであれば、それ以上こちらからは何も言わずに電話を切れば大丈夫です。

今回は、取り寄せを頼むときの会話を紹介します。

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店の従業員

確認しましたところ、あいにく在庫を切らしておりまして…申し訳ございません。

あー…そうなんですか…。じゃあ、取り寄せってできますか?

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お客さま

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店の従業員

可能ですよ。おいくつ必要でしょうか?

ひとつで大丈夫です。

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お客さま

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店の従業員

おひとつですね。かしこまりました。今日発注すれば、明日には納品されると思います。

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店の従業員

商品が納品されたらこちらから連絡いたしますので、お客さまのお名前と連絡先をお聞きしてもよろしいでしょうか?

名前は○○、連絡先は✗✗です。

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お客さま

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店の従業員

名前は○○、連絡先は✗✗ですね。それでは、納品されしだいまた連絡いたします。

はい、わかりました。

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お客さま

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店の従業員

それでは、失礼いたします。

お客さまが名前と連絡先を伝えたところで、会話は終了となります。

このように 取り寄せを頼んだ商品がお店に納品されたら、店からお客さまに連絡する流れになります 

そのため、連絡がつきやすい電話番号を伝えるようにしてもらえると店側は助かります。

そして 納品の連絡が店からあったら、なるべく早く商品の引き取りに行くようにしましょう 

また取り寄せた商品が生鮮物ですと、店が連絡してからお客さまがすぐに来られない場合にはやむをえず売場に出してしまうこともあります。

なぜなら生鮮物は時間が経つごとに劣化が進んでしまうため、腐らせる前に店に出し、少しでも売上にしたいと店側は考えているのです。

万が一取り寄せした商品が店に出されて売り切れてしまった場合は、再び取り寄せの手続きを行ってもらうことになりますので、どうかご了承くださいませ。


今まで在庫確認の電話が迷惑になるかも?と悩んでいた方も、この記事を読んだあとは安心して電話をかけることができるはずです。

そもそも、在庫確認の電話応対も立派な従業員の業務なのですから、お客さまが心配する気を使う必要はまったくありませんよ。

ただ忙しい時間帯に電話をかけると、話を手短に終わらせようという雰囲気が従業員から出てしまいがちなので、できるだけ店が落ち着いた頃を見計らって電話してくださいね。

そして取り寄せを頼んだのであれば、商品が納品されたらできるだけ早めに店に取りに行くことを心がけましょう。

もしも取り寄せをキャンセルするなら、正直に電話して断るようにしてください。

お客さまから直接キャンセルがなければ、従業員は商品を店に出したくとも出すことができず、ただ待ちぼうけを食らってしまうことになります。

その商品が生鮮物だった場合は、そのうち腐ってしまいロスになりますが、これは一番店側が恐れていることになります。

仕入れた分がまるまるマイナスになるわけですからね。

キャンセルの連絡は勇気がいるかと思いますが、店のためにも商品のためにも、早めの連絡をお願いします。