スーパーを辞めたのに、同業に出戻りする理由!-経験が生きる-

スーパー業界は人の出入りが激しいことで有名です。

それだけ辞めていく人が多いということなのですが、不思議と辞めた人がまた同じ業界で再就職することも多々あるのです。

せっかくなら、違う仕事に就いたほうが気分転換にもなってよさそうなのに、一体なぜこの業界に出戻りしてしまうのでしょうか?

それにはこんな理由があったのです。

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人手不足のため敷居が低い

まず、この業界は年中人手不足に悩まされています。

新入社員・中途問わず離職率が非常に高く、早ければ数ヶ月、遅くてもだいたい3年を目処に辞めていってしまうのです。

そのため 来る者は拒まず状態で、学歴や経歴はさほど重要視されない傾向 にあります。

つまり高学歴でなくとも、社会人経験がなくとも、比較的容易に採用をしてもらえる業種なわけなんです。

作業内容自体が接客・販売ですから、 特別なスキルは必要ないということもその理由の一つ でもあります。

経験者が重宝され、優遇される業界

この業界に限らずどこでも経験者というのは即戦力になるため、優遇されやすくなっています。

しかし とりわけ人手不足が著しいこの業界では、経験者は特に重宝 されます。

いくら敷居が低く人材がすぐに集まったとしても、経験がなければ、教える手間暇がかかります。

すぐ使える人手がほしいから募集をしているのに、新人教育に時間を取られて、本来よりも余計な負担が強いられるのはある意味本末転倒ともいえるでしょう。

しかも、その新人がいつまで続くのかは全く保証がないのですから…。

そういうことを踏まえると、即戦力になる、あるいは教育の手間が大きく省ける経験者というのは貴重な存在なのです。

そしてその 貴重な人材を逃したくないがゆえに、会社側は給与面や待遇などで他者よりも優遇する ことが多々あります。

そのことを売り手である労働者自身がわかっているがゆえに、再び同じ業界を選ぶというわけです。

小売の経験は他業種で評価されにくい

経験者は貴重な戦力として重宝される―――と上記で述べましたが、これはあくまで同業での話になります。

スーパー…というよりは 小売業から、他の業種に転職する際にその経験やスキルが生きるのかというと、実はあまり役に立ちません 

小売は接客と販売が業務の中心で、言うなれば誰にでも行える仕事でもあります。

だからこそスキルがなくとも、学歴がなくとも、容易に就職することができるわけなのですが…。

そんな小売業で培ってきた接客と販売という経験は、同じ小売業でなら評価の対象となりますが、まったく別の業種であればほとんど意味がなくなります。

たとえば小売から事務の仕事に転職するとなると、そもそも接客や販売を行わないので評価のしようもありません。

もちろん別の業種でも同じで、 その業種の経験がなければ、前業でどれだけ長年の経験があっても評価されることはありません 

よほど「もうこの業界には飽きた!新しいことをやるんだ!」と思わない限りは、 同じ業界に出戻りしたほうがいろいろと都合がいい のです。

ちなみに飲食業やその他サービス業ですと、接客と販売が業務の中心という点では通ずるものがあるので、まだ評価されやすくなっています。

純粋にこの仕事が好き

同じ業種を選ぶのは、なにもお金など損得戡定だけではありません。

ごく一部ではありますが、 本当にこの仕事が好きだからという人もいる のです。

私の身近にもスーパーを一旦辞めて別業種に勤めたあと、また戻ってきた人がいました。

戻ってきた理由を聞くと、仕事が合わなかったとのことで、やはりこの仕事が本当に好きだから戻ってきたんだなと感じました。

むしろ、好きじゃなければ戻ってこれないかもしれません。

この業界は、正直あまり給与面や福利厚生面が充実しているとはいえないので…。

他社からの引き抜きなどのコネ

スーパーで働いていると、いろいろな業者さんと知り合いになります。

自分の担当している部門のベンダーさんや、場合によっては他社のバイヤーさんともお付き合いをすることもあり、人脈は大きく広がります。

知り合った人のなかで特に気の合う人とは、個人的に親密な関係になったりもします。

そうして 仲良くなった相手に今の会社を退職することを伝えると、相手が便宜を図ってくれることがある のです。

具体的には、 その相手が同業者であれば引き抜き、他業者であれば付き合いをしている会社に紹介してくれたり …ですね。

また他にも、以前同じ会社で働いていてその後業界に出戻りした人から、お誘いを受けることもあります。

「うちの会社人手不足だから、よかったら来ない?」といった感じですね。

どのパターンにしても、 早い話がコネで入るということ になります。

余談ですがこの場合入るのは簡単でも、人からの紹介となるので、なかなか辞めにくいという点がネックだったりもします。

出戻りするのには、人それぞれでいろいろ理由があるということなんですね。

他人からすれば、なんで?と疑問を抱いてしまうところですが、本人がそれで満足ならばそれでいいでしょう。

ただ、せっかく出戻りしたのにも関わらず再度辞めるのはマナー的によろしくないですね。

この業界は出入りが激しいのでそんな人もいますけど、やはり印象はあまりよくないです。

みんな前の職場はどこなのか?どれくらい勤めてきた人なのか?どんな理由で辞めたのか?というところは、チェックしているものなのですよ。

そして勤めた年数が短かったり、辞めた理由が自己都合だったりすると、「どうせここでもすぐ辞めるんだろう」という先入観を持たれてしまいます。

出戻り自体は悪いことではないのですが、同業だからこそ細かい点までチェックされてしまうので、その辺は気をつけたほうがいいでしょうね。

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