あなたの周囲には、常に忙しいアピールをしている人っていませんか?
しかし忙しいと言っている人ほど、ろくに仕事をしていなかったり、それどころか最初から仕事する気すらないんですよね。
一体、なぜ彼らは必死になって口癖のように忙しいと言っているのか?不思議に思っている方も多いことでしょう。
今回は忙しいと言う人がなぜ、仕事ができない・しないのかについて探っていきます。
忙しいと言えば、理由を追求されずにすむ
そもそも忙しいという言葉は、言い訳には最適なんですよね。
たとえばデートや遊びの約束をしようとしたら、相手から「忙しいから」なんて言われて断られた経験、ありませんか?
もちろん仕事上でも、業務を依頼しようとしたら断られた…というケースも多々あるでしょう。
そんなとき、本当に忙しいのか疑わしかったとしても、それ以上ツッコんで深追いできませんよね?
なんで忙しいの?どうして?とはなかなか言いにくいものですから…。
つまり 忙しいという言葉は、それ以上の追求を逃れられる最高の言い訳 だといえるでしょう。
本当に忙しい人間は、忙しいとは口にしない
しかし実際に忙しい人間は、忙しいとは口にしません。
もちろん本当に忙しい人もいるでしょうけれど、割合でいえば圧倒的に忙しくない人に限って、忙しいアピールをしているものなのです。
そもそも、 余裕があるから口に出して忙しいと言えるわけであって、本当に忙しい人は忙しいという余裕すらないから言わない(言えない) のです。
仕事をしたくないから、忙しいと予防線を張る
ではなぜ忙しくない人に限って、わざわざ忙しいと言ってしまうのか?
――― 忙しいと言うことによって、忙しい人だという印象を与えられる からです。
そして 忙しい人だと周囲から認知されれば、余計な仕事も頼まれなくなる わけです。
確かに、忙しいと言っている人に新しい仕事を頼むのは気がひけますよね。
前項でも述べましたが「忙しい」と言われると、それ以上何も言えなくなってしまいますから、これ以上に都合のいい言葉はありません。
つまり 仕事をしたくないから、あらかじめ忙しいと言って予防線を張っている というわけです。
仕事ができなくても、忙しいことを免罪符に
さらに忙しいと言うことで、仕事ができなかったとしても見逃してもらえると彼らは考えています。
「忙しくてできませんでした」「忙しくて忘れてました」が彼らの常套句です。
忙しいと言えばそれ以上の追求もされず、しかも責任の有所も自分からそらすことができる のですから、これを言わない手はありません。たんに「できませんでした」「忘れてました」と言ってしまうと、その責任はできなかった・忘れてしまった本人へかかってきますが、 忙しいことに対しては責任を向けようがありません からね。
むしろ、忙しくさせている会社が悪い、だからできなくて当然!という考えを持っている人もなかにはいます。
そうなると、完全に責任転換ですね。
このことから 仕事ができないことに対する責任逃れをしたいがゆえに、忙しいという言葉を使っている ことがわかります。
結局忙しいが口癖のヤツは仕事をしない、あるいは仕事ができない…ということがわかりましたでしょうか。
そして彼らは、例外なく忙しいと言っている自分に酔いしれています。
忙しい=仕事が多い=有能=価値がある人間という図式が彼らの頭のなかにできあがってしまっているからです。
実際仕事もろくにしないくせに、忙しいと言いまわっている人間は、なぜかエラそうな態度をしていることも多いです。
本当に忙しいかどうかはその人を見ていれば周囲はわかりますから、とっくに無能であることはバレバレなんですけどね。
そんな人があなたの身近にいたら、イライラせず哀れみの目で見てやりましょう!
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