スーパーで商品が品切れ!理由は6つ!-不可抗力なことも-

商品が売り切れ

スーパーに買い物に行ってお目当ての品が品切れしていたら、がっかりしますよね。

特に、遠くからわざわざ足を運んだにもかかわらず品切れしていた場合は、「もう2度とこの店には行かない!」と強く心に誓うことでしょう。

お客さまの立場からすれば、どんな理由だろうと品切れすることは店の不手際だ、と感じるかもしれません。

しかし実際には、どうしようもない不可抗力が理由で品切れしてしまうこともあるのです。

場合によってはお客さまのみならず、店からしても腹立たしいような理由での品切れも起こったりもします。

それではスーパーで商品が品切れしている理由を6つ紹介します。


部門担当者およびバイヤーの発注ミス

商品を仕入れるには発注をしなければなりません。

正確に発注が行われてはじめて、商品が店に入荷するわけなんですね。

とはいえ 部門担当者やバイヤーが発注をミスしてしまうことも しばしあります。

発注をする従業員人の手で行う発注だと、間違えもある

たとえば発注する商品自体を間違えたり、入荷する日付の指定を間違えたり。

忙しいなかで発注していると、このようなミスにすぐ気づけないものなんですよね。

もちろん間違いに気づけば修正をしますが、発注には締切時刻があるため、締切を過ぎてしまうともう取り返しがつきません。

そのため 発注ミスをしてしまった場合は商品が入荷されないため、品切れとなってしまう のです。

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一部では自動発注制度を導入しているスーパーもありますが、まだまだ一般的ではありません。

自動発注が普及するまで、発注ミスはなくならないでしょうね。

メーカー都合による欠品

発注自体に問題がなくとも、商品を製造するメーカーの都合による欠品が起こることがあります。

 メーカー都合による欠品は、原材料の高騰により生産量を縮小していたり、一気に大量の発注がかけられて需要が供給を上回った場合に起こります 

珍しい例としては 食中毒などの不祥事や、製造工場になんらかの不具合が起きたため、商品の製造中止→欠品になってしまうことも 

製造工場での不具合とは、人身事故が起きた・設備が故障した・火災や水害に遭ったなど、いつなんどき起こるかわからないアクシデントが多くなっています。

このようなメーカー都合での欠品に対しては、店側ではどうすることもできません。

ただ、たいがいメーカー都合の欠品となれば、特定の店だけではなく全国的にも欠品ということが多いので、これは仕方ないと割り切るしかないですね…。

商品の製造が遅れている

スーパーの生鮮部門では、店の部門担当者が製造を行わなければならない商品が多々あります。

鮮魚部門では刺身・切り身、青果部門はカット野菜・カットフルーツ、惣菜部門なら揚げ物や弁当など全般、精肉部門なら生肉のパック全般が代表的なものとなります。

このような店で製造を行う商品はつねに品切れしないよう、製造をし続けなければなりません。

ところが、 人手不足や売場のチェックを怠るなどで商品の製造が遅れ、結果として品切れになってしまうことがある のです。

店によっては午前中に商品の製造をしたら、その後は売場に並んでいる在庫がなくなったら売り切れごめんとしているところも…。

このような店の背景には午前勤務のパートさんが帰ってしまい、製造する余裕がないため、製造できない(していない)ということが多くみられます。

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管理人

小さな店だと、午後から部門担当者は社員1人だけというところも珍しくなく、そのような状況だと正直余裕はないですね。

もしどうしても商品がほしければ、ダメ元で部門担当者に製造してもらえないか、お願いしてみてください。

商品の到着が遅延している

発注には問題がなく、特別メーカー都合の欠品もない場合の品切れは、商品の到着が遅延しているということが考えられます。

スーパーに商品が到着するまでには、さまざまなプロセスを経ることになります。

一般的にはメーカー→仲卸→(スーパーの物流センター)→店といった流れが多いですね。

これらの輸送はトラックにより行われているため、 各地の交通事情や天候などにより、予定よりも商品の到着がずれ込むことが起こりえます 

メーカーからは予定通り出荷していても、その後の仲卸や物流センターへの到着が遅れると、結果として店への到着も遅れてしまうことになってしまうのです。

在庫がなくなってしまい完売

担当者は、その商品がどれくらいの数売れるのかを予測して発注をしなければなりません。

そのさい、実際の売上データや自分の経験から、自分が予測した数より少し多めの発注をすることが多くなっています。

少ない発注ではすぐに品切れとなってしまいますから、あえて多めに発注をするというわけです。

もちろんドンピシャの数を予測できればいいのですが、なかなかそうはいきませんから…。

しかしそれでも、 ときには予想以上に商品が売れてしまい在庫がなくなり、完売ということも起こります 

 完売の場合は商品自体がバックヤードにないため、次の納品を待つしかない のです。

品切れしているのが広告の品でしたら、他の店に取りに行く、バイヤーに手配してもらうなどの対処を取ることもありますが、必ずとは言い切れません。

もし従業員から「在庫がない」と言われてしまった場合、どうしてもその商品がほしければ、他の店に探しに行ったほうが早いですよ。

在庫はあるが品出しをしていないだけ

品切れをしているように見えても、 実はバックヤードに在庫があって、品出しをしていないだけということもしばしあります 

部門の担当者は、つねに絶え間なく売場の商品が品切れしてしまっていないか、チェックをしています。

そこで品切れに気づいて在庫があるようであれば、すぐに商品の補充を行うのが一般的です。

青果の品出し売場に穴をあけることは、店と客双方が損をする

しかし売場を見ているうちに、何が品切れしていたのか忘れることや、他の作業で忙しいからといって品出しを後回しにすることもあります。

いずれにせよ、 在庫があるにもかかわらず品切れを放置することは、店の職務怠慢 であるといえるでしょう。

このような場合は従業員に在庫がないのか尋ねると、慌てて商品を持ってきます。

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管理人

従業員も自分たちに非があるとわかってはいますので、あまり責めないであげてください。「今出そうと思ってたんだよ!」というときもありますから…。

ただし、このようなことが日常的に起こるのであれば、その店はお客さまのことをないがしろにしているといえますね。


スーパーで商品が品切れしてしまう理由は、店の都合とそれ以外の不可抗力によるものとに分けられます。

発注ミス製造の遅れ在庫がなく完売品出ししていないだけといった理由は、店の都合によるもので、未然に防ぐことができるはずの要因といえますね。

一方でメーカー欠品商品の到着が遅延といった理由は、不可抗力によるもので、店も対処不可能な要因となります。

店の都合での品切れは許しがたいところですが、不可抗力による品切れは仕方ないということを、お客さまには理解していただきたいですね。

また、「せっかく行ったのに品切れでムダ足だった」という思いをしなくないのであれば、あらかじめ在庫確認の電話をすることをおすすめします。

そこで在庫があることが確認できたら、念のため取り置きをしておくとさらに確実です。

参考 スーパーに在庫確認の電話、迷惑?-会話の流れも紹介-
スーパーの商品、取り置きするさいの注意点は?-特売品はNG?!-

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品切れを出さないように店も努力はしていますが、それでも品切れは起こります。

ただし、品切れする頻度が高いようであれば、その店にはもう行かないほうがいいでしょうね。

なぜなら、品切れはお客さまの信用を損ねることだという認識が甘く、お客さまを大切にしているとは思えないからです。

そのため品切れをよく起こす店はお客さまから敬遠されるようになり、のちに潰れていくといっても過言ではありません。

もしもその店のためを思うのであれば、本社のほうに品切れを減らしてもらえないか、要望を出してみるのもいいでしょう。


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