スーパーで返品が断られてしまう商品は?-期限もあるの?-

なんでだろう?

スーパーで買った商品を返品したくなるときって、ありますよね。

たとえば商品が傷んでいたり、同じものが家にあっていらなくなったり。

しかし、スーパーはどんな返品でも受け付けてくれるわけではないのです。

場合によっては、返品が拒否されてしまうことも。

せっかく返品しようと思っても、店に持っていって拒否されたら、なんだかムダ足で損した気分になりますよね。

そこであらかじめ、返品が不可能な商品はどんなものなのか知っておきましょう。

また、返品のさいの注意点についても一緒に紹介します。


返品不可能な商品のポイント

返品したいと思っても、すべてのものが返品できるとはかぎりません。

もし返品したい商品が、以下に当てはまっているようでしたら、返品は難しいかもしれません。

  • レシートがない
  • 購入してから日数が経過している
  • 現物が残っていない
  • 自己都合によるもの
  • 要冷蔵のものである

上記の項目すべてを満たしていなければ、返品できないというわけではありません。

あくまでも、返品を受け付けるひとつの目安であるとお考えください。

ただし店の方針によって若干差があるため、心配であれば店の従業員に確認してみてください。

レシートがない

レシートは、間違いなくその商品を購入したという証拠になります。

そのため、 レシートがなければ返品を受け付けないとしているところがほとんど です。

ふだんレシートを捨ててしまっている方からすれば、納得できないことかもしれません。

しかしレシートがなければ、本当に店で買ったものであるかの確認が難しくなるのです。

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管理人

実際、他の店で買ったものや家にあったものを、店で買ったと嘘をついて返品を要求するお客さまもいました。

どうしてもレシートがないけど返品してほしい、という方はお願いすれば、特別に返品を許可してくれるかもしれません。

ただし、返品を断られクレーマー扱いされる可能性も十二分にあると思っていてください。

購入してから日数が経っている

 購入してから時間が経つほど、返品を断られる確率が高くなります 

その理由はふたつあります。

まずひとつは商品の劣化具合が、時間の経過によって自然に進行してしまったと思われるためです。

新鮮な野菜と果物時間の経過による生鮮物の劣化は不可避

生鮮物は時間が経てば、どうしても劣化していきます。

そのため時間が経ってから返品と言われても、はじめから劣化していたのか、家庭で劣化したのかがわからなくなってしまうのです。

店に並んでいるときから劣化していて、気づかずに買ってしまった、というのであればもちろん返品対象となります。

しかし家庭での管理不足によって劣化してしまったものは、店側に責任がないため、返品を受け付けることができません。

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管理人

たまに、「どうみてもこれは家で腐らせてしまったんだろうな」と思うようなものを持ってくるお客さまがいて困るんですよね…。

店によっては購入から1~2日程度までは、返品を受けてくれることもありますが、基本は購入した当日でなければ難しいと考えておいてください。

現物が残っていない

 返品するのであれば、現物が残っていることも絶対条件 です。

もう食べきってしまった、使ってしまったという場合、返品してもらうことが難しくなってしまいます。

お客さまを疑うわけではありませんが、やはり現物という証拠がなければ、事実かどうかの判断ができません。

多くの店では「事実かどうか疑わしい場合は、返品をお断りする」というルールを定めていますからね。

自己都合によるもの

 「間違って買ってしまった」「使わなかった」などといった理由では、返品を受け付けないことにしている店も多く存在しています 

これを逆にいえば、商品に傷んでいる・汚れているなどの不具合がある場合のみ、返品を受け付けるということでもあります。

お客さまからすれば、理由によって返品を受け付けないなんて融通がきかない!と思われるかもしれませんね。

しかし商品を間違えて買ったり、使わなかったというのは、あくまでもお客さまの自己都合になります。

なぜなら、お客さまがきちんと自分で管理をしていれば、間違ったものを買ったり使わないものを買うことはないはずだからです。

このことから、店には返品に応じる一切の責任がなく、自己都合による返品不可としているのです。

冷蔵品である

店によっては、お菓子などの非冷蔵品しか返品を受け付けていないところがあります。

つまり 冷蔵品である、豆腐や牛乳などの日配品や生鮮品は返品不可 というわけです。

冷蔵品の返品が受け付けられない理由として、その後返品された商品を再び店で販売することができないから、となります。

スーパーの店内要冷蔵のものは、厳しい管理が求められる

まず返品された商品がどうなるかというと、未開封かつ不具合がなかった場合は店頭に並べられて販売されているのです。

当然ながら品質に問題が生じている恐れがあるものは、店に出すことはできません。

日配品や生鮮品は足が早い商品であり、家庭での保管状況によっては、見た目がキレイでも中身は傷んでいることもザラにあります。

そのため、冷蔵品である日配品・生鮮品が一度店の外に出てしまうと、店側では品質の保障をすることができなくなってしまいます。

非冷蔵品でしたら、よほど劣悪な環境に置かないかぎり、数日で劣化してしまうことはふつうありえません。

つまり非冷蔵品は返品後も、商品として売場に出すことができる(商品価値がある)というわけなんですね。

商品価値があるからこそ、店側は返品を受け付けることができるといえるでしょう。

返品についての注意点

返品について、注意してもらいたいことがいくつかあります。

店とのトラブルを避けるためにも、以下のことに留意しておきましょう。

  • 商品が未開封でも返品を断られることもある
  • 返品後の対応は、返金か同一商品との交換になる
  • 返品の理由や住所氏名を聞かれることもある
  • 返品の頻度が高いと、クレーマーとみなされる

それでは、それぞれの項目について詳しく説明します。

商品が未開封でも返品を断られることもある

商品管理に厳しい店では、商品が未開封であっても返品を断っています。

つまり 店から商品が持ち出された時点で、返品を受け付けられなくなる わけなんですね。

その理由はやはり、商品の品質が保証できないからです。

いくらお客さまが商品管理を徹底していたとしても、店側からするとその実態を把握することはできません。

そもそも商品の購入は、お客さまの自己責任となります。

傷みや汚れなど不具合があるなら別ですが、基本的に店が返品に応じる必要はないのです。

つまり店が返品を受け付けるのは、あくまでもサービスでやっていることなんですね。

商品を購入するさいには、本当にこの商品が必要なのか?ということを、つねに意識するようにしましょう。

返品後の対応は、返金か同じ商品との交換になる

 返品後の対応は商品の代金を返金するか、同じ商品との交換かのどちらか になります。

「もう同じものはいらないから返金してほしい」と思う人もいれば、「お金はいいから、商品を交換してほしい」という人もいるでしょう。

どちらの対応になるかは、返品する商品やそのときの状況によって変わるため、断言はできません。

とはいえたいがい、同じ商品との交換の割合が高い気がします。

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管理人

従業員の立場から言うと、返金処理は手間がかかるんですよ。同じ商品との交換でしたら、特別な処理は必要ないので楽なんです。

ただし生鮮品は季節限定の商品など、返品する商品と同じものが売場にないこともあります。

同じ商品が売場にない場合は、もちろん返金の対応となります。

もし店側が商品の交換を勧めてきたけれども、返金のほうがいい場合は交渉してみるといいでしょう。

返品の理由や個人情報を聞かれることもある

 一部の店では返品する理由や、返品を申し出た人の住所氏名などの個人情報を記録しています 

返品する理由はともかく、住所や氏名まで必要になるなんて驚きですよね。

個人情報を知られたくない!という方も、多いのではないでしょうか。

なぜたかが返品でここまでするかというと、犯罪防止のためです。

実際に万引きした商品を返品し、返金してもらうという詐欺行為をするヤカラが存在しています。

また、なんでもすぐに返品を要求するクレーマーも少なくありません。

このようなヤカラやクレーマー対策として、住所や氏名といった個人情報を記録しているのです。

個人情報を記録することによって、安易な返品や犯罪行為は抑止されると考えられています。

店側に個人情報が知られるのはちょっと嫌な気分になりますが、お金が絡んでいることですから、仕方ありませんね。

返品ばかりしていると、クレーマーとみなされる

商品の返品をすること自体は、けして悪いことではありません。

お金を出して買ったものが不良品であれば、遠慮せずに返品すればいいのです。

ただし、 あまりに返品ばかりしているとクレーマーとみなされてしまうかもしれません 

それはNG少しのことでもケチをつけるクレーマーは多い

ふつうに生活していれば、返品することなんてほとんどないはずです。

そのため返品が多い人は、商品に自分で傷をつけたり汚したりしているか、わざと傷んだものを買っていると考えられます。

もしかすると本当に商品に問題があって、返品せざるをえないこともあるかもしれません。

しかし店からすればひんぱんに返品を申し出てこられるお客さまのことは、面倒な存在に感じてしまうのです。

むしろ店の商品に問題が多くみられるのであれば、店側の管理に不手際がある可能性も。

商品の質が悪く、返品したいと思うようなものばかり置いている店では、買い物しないほうがいいでしょうね。


商品の返品は、お客さまと店の双方にとって面倒な作業となります。

特に店側は犯罪防止と商品管理のため、返品を受け付ける対象を厳しく制限しています。

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管理人

せっかく店に持っていって、返品が受け付けてくれなかったらショックですよね。そして家から遠い店の場合、返品しに行くのも手間で諦める人も多いようです。

そこでおすすめするのは、あらかじめ店に電話で返品できるかどうかについて聞いておく、ということです。

電話で返品したい商品の状態などを店側に伝えれば、その時点で返品可能かどうか判断してもらえます。

場合によっては、店のほうからお客さまのもとに出向いて返品作業を行うこともあります。

とはいえ、わざわざ店から出向いてくれることを期待してはいけません。

やはり返品をお願いするお客さまのほうから、店に行って対応してもらうのが普通となっています。

こんなことを聞くと、なんだか返品するのが面倒くさくなってしまうかもしれませんね。

しかしお客さまが返品することはけしてムダなことではなく、店にとって有益になることもあります。

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管理人

特定の商品で返品が続出したらバイヤーに報告して、しばらく同じものを仕入れないようにしたりしています。青果物だとこの傾向が顕著になります。

正当な理由があるなら、どうぞためらわずに返品してください。


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