スーパーの勤務経験、生かせるところは?-小売や食品関係-

悩んでいる女性

スーパーを辞める方、次の勤務先はもう決まっていますか?

もしまだ決まっていないようならば、せっかくならスーパーでの勤務経験を生かせるところでバイトしてみませんか。

みなさんが思う以上に、スーパーでの勤務経験は結構いろんなところで役に立つのですよ。

それでは、どんなところでスーパーの勤務経験を生かせるのか紹介します。


小売関係

スーパーは小売業の代表格となっていますから、スーパーでの勤務経験は小売業で生かすことができます。

小売業といっても幅広くありますが、スーパーの勤務経験を生かせるのは、同じスーパーはもちろん食品を扱うコンビニやドラッグストアがメインとなります。

スーパー

実際のところ スーパーを辞めた人の多くは、次の仕事もスーパーを選んでいます 

やはり今まで覚えた知識と経験を生かせるというのは、最大の強みとなるものです。

別の見方をすれば、スーパーで培ったスキルはあまりつぶしがきかないので、必然的にスーパーを選ばざるをえないわけですがね。

そして人手不足が深刻な業界ですから 経験者は優遇されやすく、いろいろ便宜を図ってもらうことができます 

具体的には前勤務先と同じ時給からのスタートにしてくれたり、最初からチーフなど役職をつけてもらえたりなど、破格の待遇を受けられることもあります。

そのため、スーパーでの仕事内容自体に不満を持っていないのであれば、次もまたスーパーを選ぶのが一番メリットがあるといえそうですね。

コンビニ

スーパー以外にはコンビニが次の勤務先に選ばれることもよくあります。

コンビニの外観コンビニは今や小さなスーパー  コンビニも同じ食品を扱う小売業であるため、スーパーでの勤務経験をある程度は生かすことができます 

特にレジ部門やグロッサリー部門を経験している方にとっては、コンビニもスーパーもさほど変わらないと感じることでしょう。

ただし、そうとはいってもさまざまな点で、スーパーとコンビニは異なっています。

あくまでもスーパーとコンビニは似て非なるものですから、その点は意識しておかなければなりません。

ドラッグストア・ホームセンター

その他の小売関係、 ドラッグストアやディスカウントショップ、ホームセンターなどもスーパー経験者から次の勤務先としてよく選ばれています 

 扱うものが違いますが、商品を仕入れて並べて売るという流れは同じなので、スーパーでの経験があればスムーズに働くことができます 

やはり小売業の基礎を知っている人と、知らない人とでは勤務に対するハードルが全然違っているのです。

ちなみに最近はドラッグストアなどでも、食品や生鮮品の取り扱いを行っていますから、もうスーパーとあまり変わらないと言っても過言ではないでしょう。

逆にスーパーでも医薬品を取り扱っているところもありますし、これから先スーパーとドラッグストアは統合されてもおかしくないかもしれません。

食品関係

スーパーでの経験を生かせるのは、なにも小売関係だけではありません。

食品に携わる業種であれば、なにかしらスーパーでの経験を生かすことができます。

食品製造・加工業

 生鮮部門での経験があるなら、食品の製造および加工業に進むという手があります 

それぞれの部門で代表的なところをあげますと、弁当工場・寿司屋・青果加工工場・精肉店などとなります。

 スーパーと全く同じ仕事をするということではありませんが、似たような作業をするため、知識や経験が役に立つ のです。

特に寿司屋では、鮮魚での魚をさばくスキルを存分に生かせますし、店側からも貴重な人材として好待遇を受けられる可能性が高いのでおすすめです。

食品メーカー・食品卸売業

意外なところでは、 スーパー経験者が食品メーカーや食品卸売業に転職するということも珍しくありません 

パソコンを見ながら忙しそうに電話をする女性業種は違うが、商品を通じてつながりがある

スーパーと食品メーカーおよび食品卸売業は密接な関係があるため、コネを使って転職ということもできてしまいます。

それもそのはず、 食品メーカーや食品卸売業にとってスーパー勤務経験者は歓迎されるから です。

理由は単純で、スーパーの内部事情を知っていたいからとなります。

メーカーや卸売のお客さまはスーパーとなりますから、スーパーの内部事情を知ることによって、自分たちの営業を有利に働かせることができる、というわけなんですね。

もう小売業や製造業には就きたくない、けれどスーパーでの勤務経験を生かしたい、という人にとっては食品メーカー・食品卸売業がぴったりですよ。


スーパーは小売業ですが、生鮮部門では食品の製造も行っています。

そのため小売関係と食品関係の仕事であれば、スーパーでの勤務経験を生かしていくことができます。

ちなみに私の周囲の実体験では、不思議なことに辞めたほとんどの人が再びスーパーで働いています。

いくら他の小売や食品関係の仕事と関連性があるとはいえ、違う畑でいちから仕事を覚えていくのは面倒なんでしょうね。

その点スーパーを選べば、たいした違いはありませんから楽といえば楽ですけれどね。

ただし再びスーパーに勤めた人は長続きせず辞める人も結構いて、いわゆる転職グセがついてしまう人が多いのです。

スーパー業界はなかなか待遇もよくありませんから、できれば違う業界を選んだほうが将来的にはプラスになるのではないかと思いますね。


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