商品を買ったら売場の表示よりも高かったという経験、ありませんか?
安くなっていればまだしも、高い値段でレジを通されるのは気分悪いですよね。
それもしょっちゅう間違えられると、店への信用もなくなってしまいます。
店の従業員はちゃんとチェックしないの?と疑問に感じている人もいるかもしれません。
いったいなぜ、値札と実際の価格に相違が出てしまうのでしょうか。
プライスカードの差し替え忘れ
プライスカードとは、商品の価格を表示した値札を指す業界用語です。
この記事中では値札のことはプライスカードと呼ばせていただきます。
商品の値段を変える場合には、プライスカードも同じ値段のものに差し替えをしなければなりません 。 プライスカードの差し替え、意外と忘れがち プライスカードの差し替えを忘れると、レジを通した時の値段と売場の表示価格が違ってしまう からです。そして問題となるのは、もっぱら変更後の価格よりもついているプライスカードの価格が安いというケースに限ります。
わかりやすく言い換えると、レジを通したら価格がプライスカードの表記よりも高くなるということなんですね。
お客さまからすれば、安い価格表示で高いものを買わされたと感じ、クレーム問題となってしまいます。
このようなことが起こるのは、主に商品の価格を今よりも安くする場合となります。
そのさいに とりあえず売変だけを先にしてしまうと、肝心のプライスカードの差し替えを忘れてしまうことがあるのです 。
ちゃんと売変とプライスカードの付け替えを同時に行えば、こんな問題は起こりえません。
逆にプライスカードの価格よりもレジを通した価格が安いという場合は、店には影響ありますがお客さまは得をするため、クレーム問題には至りません。
売価変更ミス
プライスカードをちゃんと差し替えていても、売変(売価変更)の設定が間違っていれば、当然プライスカードと実際の価格が違ってしまいます 。 売変操作は「どの商品を、どのくらいの期間、いくらに設定するのか?」の3要素が正確に登録されていなければ、完了しません 。つまりこの3要素のうち1つでも間違えてしまうと、売変ミスとなってしまうのです。
正直言って売変ミスをあらかじめ防ぐ方法は、存在しません。
これらの操作は人間の手でひとつひとつ行っていることなので、どうしても間違いも出てしまうのです…。
レジでのキー操作ミス
価格が違ってしまうのは、プライスカードや売変だけの問題でなく、レジ担当者の操作ミスが原因となることもあります 。 主な操作ミスとしてキーを押す場所を間違えてしまったり、2重に押してしまったりということがあげられます 。操作ミスの原因は新人でまだレジ操作自体に不慣れであったり、混雑時の焦りや緊張によるものだと考えられます。
会計前に間違いに気づけば訂正することもできますので、お客さまもミスに気づいたら遠慮なく指摘してあげてください。
意外なミスとして、生鮮物(青果物・生魚・惣菜)で違う商品を登録されてしまうこともあります 。 バーコードがないものは画面上のキーを押すこれら生鮮物にはバーコードがないため、自分の目視で商品を判断しなければならないため、商品知識がないゆえに、間違った商品のキーを押してしまうこともあります。
たとえば小松菜とほうれん草の見分けがつかなかったり、コロッケとメンチカツを勘違いしてしまったりという間違いがしばしば起こります。
商品がわからなければ、お客さまや他の従業員に確認すればいいのですが、気恥ずかしさなどから自己判断を勝手にしてしまうレジ担当者も多く存在しています。
価格の相違は売変ミスやレジ操作の間違いなど、うっかりとしたミスによって引き起こされているのです。
人間は完璧に物事をこなせるわけではありませんから、ある程度は仕方ないと思いましょう。
ただしあまりにも価格が違っている頻度が多いのであれば、しっかりとした従業員教育が行われていないなど、店に大きな問題があるかもしれません。
そんな店は全般的にゆるくルーズな傾向にあるので、何度クレームを入れても改善されない可能性も高いです。
いくら人間だから仕方ないとはいっても、しっかりしている店であれば二重三重にもチェックをしているので、ミスが頻発するはずがないのです。
そのことを踏まえて、これからもそんな店を利用し続けるかどうかはあなたしだいです。
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