たけのこは春だけじゃなく、実は秋にも楽しめる?!-孟宗竹と四方竹-

春野菜として、売場で目立っているたけのこ。
春限定!って感じがして、ついつい買いたくなっちゃいますよね。

しかし、今やたけのこは春だけの野菜ではありません。
なんと、秋に食べられるたけのこもあるのです!
果たして、春のたけのこと秋のたけのこは同じものなのでしょうか。

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春のたけのこは、孟宗竹が有名

普段たけのことして食しているのは、竹の芽の部分です。
そして採取されたたけのこは、たけのこご飯や若竹煮、天ぷらや八宝菜として主に調理されます。

竹には様々な種類がありますが、食用となるのはわずか数種類ほどしかありません。
そのなかでも特に有名となっているのは孟宗竹(もうそうちく)という種類の竹であり、通常たけのこといえば、この孟宗竹のことを指すのです。
他にも淡竹(はちく)や真竹(まだけ)などといった品種が存在しており、これらも市場に流通しています。
基本的にスーパーでは品種まで記載していませんから、見分ける必要性はありません。
全てひっくるめて「たけのこ」として販売しているのです。
※ただし後述する「四方竹」は四方竹と明記して販売しています※

孟宗竹は中国が原産で、江戸時代に中国から日本に伝来しました。
まず琉球へ伝わり、そこから九州、そして江戸へ…といったルートで各地に広まっていきました。

他種に比べて大きくて厚みのある姿形をしていることが特徴となっており、柔らかくえぐみも少ないため、食用に適しています。
えぐみが少ないとはいえども、あく抜きは必須となっていますので気を付けて下さいね。

なお豆知識として、竹をたけのことして食すのは中国や日本などといった一部の地域特有の文化となっています。

それだけではありません。
たけのこを漢字で表すと「筍」となりますが、竹の生長する期間がわずか一旬(10日間)しかないことが由来ともいわれています。

たけのこにこんな逸話が隠されていただなんて、面白いですよね!

秋に楽しめるたけのこ、四方竹

一般にたけのこの旬は春ですが、この四方竹は秋に旬を迎える珍しい竹となっています。

こちらも孟宗竹と同じく中国が原産で、最大の特徴は茎の形が丸っこい四角系となっているところです。
”四方”竹という名前の由来は、その形からきているといわれています。

味はわずかに苦みを感じますが食感はよく、こりこりとしています。

そんな四方竹ですが、皮を剥ぐとすぐに変色してしまうなど扱いが難しいため、これまでは全国的な流通は行われてきませんでした。
しかし現在ではその問題が解決されたため、水煮の状態で流通が行われています。

主な産地・鮮度チェック方法

主な産地

たけのこは全般的に寒さには弱いため、東北以降南の地域で生産が行われています。
特にトップクラスの生産量を誇るのは福岡・鹿児島・熊本と、九州地方で生産が盛んな傾向となっています。

四方竹に限っていうならば、高知が名産地となっています。

鮮度チェック方法

たけのこは採掘されてから、時間が経つほどにえぐみが増してきてしまいます。
そのため店側も、店頭に数日並べたあとは惣菜部で調理してもらうなど、早めに消化するようにしています。

ですから、極端に鮮度が悪いものが店頭に並んでいることはないかと思います。
一ついうならば、底の白い部分が薄汚れている場合は少し時間が経っているので避けた方がいいでしょう。
その汚れがひどくなってくると、最終的にはカビが生えたり、腐ります。


春のたけのこと秋のたけのこは全く別物だということが、わかりましたでしょうか?
四方竹はまだあまり知名度がありませんが、秋でもたけのこが味わえるということで、密かな人気が集まっているそうですよ。

たけのこ好きな方は、是非四方竹も食べてみて下さいね。

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