バイト先での挨拶、なんて言う?-夜でもおはようございます?!-

新入社員イメージ

バイト先という仕事の場では、挨拶ひとつにしても家や学校とは違ったルールが存在しています。

当然、家族や友達と同じような感じで挨拶するわけにはいきません。

年齢や立場が違う人が集まるバイト先で、どの人にも失礼のない挨拶をしなければ、非常識な人だと思われてしまいます。

それではバイト先に出勤したとき・退勤するとき、それぞれのシチュエーションでの挨拶を紹介します。


出勤時の挨拶

笑顔で仕事をする女性一日の始まりは挨拶から  出勤したら、まず「おはようございます」と挨拶しましょう 

この 「おはようございます」は朝に限らず、昼や夜でも出勤時の挨拶で使うことができます 

むしろ、職場で「こんにちは」「こんばんは」とはふつう言わず、「おはようございます」と言うことが当たり前となっています。

初めてバイトをする方は、朝じゃないのにおはようございますということに驚かれるかもしれませんね。

なぜ、いつでもおはようございますなのかという理由については諸説あります。

もっとも有力なのは、おはようございますが挨拶のなかで唯一の敬語だからという説です。

実はこんにちは・こんばんはというのは敬語に当たらないため、目上の人に対する挨拶としてはふさわしくないとされています。

こんにちはもこんばんはも、本来はその言葉には意味がありません。

どういうことかと言いますと、こんにちはとこんばんはのあとにはふつう言葉が続かなければおかしいからです。

つまり「今日は(こんにちは)、~~~」「今晩は(こんばんは)、~~~」と、なにか話をするさいに、相手に呼びかけをする言葉であるわけです。

目上の人にこんにちは、こんばんはというのは、極端に表すと「よう!」「やあ!」などと言うのと同じわけなんですね。

また、昼夜関係なく仕事をしている芸能界での挨拶として使われていたのが、世間に浸透したという説もあります。

つまり、 時間や相手を選ばずに使える挨拶として、おはようございますと言うのがもっともふさわしいとされているわけです 

退勤時の挨拶

 退勤するさいは「お先に失礼します」と言うのがベターです 

「お疲れさまでした」でも悪くないと思いますが、厳密には退勤する人に向けてかける言葉なので、どちらかといえば使わないほうがいいでしょうね。

個人的に、ある程度仲良くなった人に対してはお疲れさまでも構わないと思います。

ちなみに、 「ご苦労さまです」という言葉は基本的に使わないようにしましょう 

気に入らない相手に文句を言う女性目上の人にご苦労さまは失礼となる

なぜかというと「ご苦労さま」と言い方が、上からの目線となっているからです。

いくら「ご苦労さまです」と丁寧語にしても、ご苦労という言葉自体にぶしつけな印象を抱く人は多く、安易に使うと相手を怒らせてしまいかねません。

そのため、 ご苦労さまを部下もしくは後輩に対して使うのは問題ありませんが、目上の人・先輩に対しては使ってはなりません 

挨拶を返してくれない人への対応

「こちらが挨拶をしているのに無視される」という悩みを持っている方もいるかと思います。

挨拶を返してくれない人や嫌いな人には正直、挨拶したくなくなりますよね。

しかし 相手が自分より立場が上の場合はできる限り、挨拶しましょう 

たしかに、反応がない相手に挨拶するのはみじめですし、納得はいかないことでしょう。

ところが 挨拶をしないでいると、周囲からの評価が悪くなってしまうのです 

挨拶は人間として基本的なマナーですから、挨拶をしないということは非常識な人とみなされるわけです。

これはもちろん、挨拶を受ける側にも言えることであって、挨拶を返さない人間もまた非常識人のレッテルを貼られることになります。

そのため、 挨拶を返してくれない人間にもあえて挨拶することは、自分の格を上げて相手の格を下げることにつながるのです 

傍目から見れば、挨拶をしている人とそれに返事もしない人、どちらの印象が悪いかなんて一目瞭然ですよ。

ただし、 相手との関係性や接触する期間などを考えたうえで、挨拶しないという手もあります 

ここからは管理人自身の体験談になりますが、私も挨拶をしない人に声をかけ続けていました。

相手から反応がなくとも「たまたま聞こえなかったのかも」「機嫌が悪いのかな」そう思って我慢していたのです。

しかし、あるときから挨拶を返してくれないまたは挨拶をしてこない人には、こちらから挨拶しなくなりました。

なぜ挨拶をしなくなったのかというと、挨拶を返さないまたは挨拶をしてこない人間は、こちらのことを見下している・嫌っているのだろうと思うようになったからです。

言い争う男性上司と男性部下挨拶しない人に限って自分が無視されると怒る

実際のところ、挨拶を返さない人は、自分が挨拶したときに無視されると怒ったり、自分が仲良くしてる人には自主的に挨拶していたりします。

目には目を、ではありませんが、そんな差別的な人に挨拶する義理はないと個人的には思っています。

ただし先述しましたが、挨拶しない人は非常識だと思われてしまいますから、その点は留意してください。


バイト先での挨拶で独特なのは、お疲れさまですとかお先に失礼しますといった言葉ですね。

家や学校では、ふつうこんな挨拶しませんからね。

またおはようございますという言葉が朝に限らず、いつでも使えるわけですが、慣れるまでは違和感を覚えることでしょう。

ただし神経質な人は夜におはようはおかしいとツッコんできたりもしますし、たかが挨拶とはいえ、とても言葉を選ばなければならないわけです。

また、挨拶を無視するような人間も一部には存在していますが、そのような人間はレベルが低いといっても過言ではないでしょう。

常識的に考えてみても、挨拶を無視する方がおかしいのですから、みなさんはムダなことだと思わず、しっかり挨拶を行っていけばいいのですよ。

その行いを見ている人はちゃんと見ているのですから…。


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